AGC「IR DAY 2022」建築用ガラス事業(日本・アジア) 説明資料(3/4)

IR DAY 2022
建築用ガラス事業(日本・アジア)




2022年6月13日
目次




◼ 事業概要

◼ 事業運営方針

◼ 中期での事業戦略について




©AGC Inc. 2
目次




◼ 事業概要

◼ 事業運営方針

◼ 中期での事業戦略について




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AGCグループにおける位置づけ
ライフサイエンス
1,152億円

建築用ガラス
フッ素・スペシャリティ 3,811億円
1,239億円
セラミックス・その他
794億円



クロールアルカリ・ウレタン 化学品 2021年度
3,904億円 6,308億円 売上高 ガラス
7,343億円
1兆6,974億円


電子
3,120億円
自動車用ガラス
3,511億円


電子部材
1,210億円 ディスプレイ
1,821億円 ※サブセグメント売上高は、外部顧客に対する売上高を使用しています


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拠点展開

日本 アジア




:ヘッドオフィス
:フロートガラス・型板ガラス拠点
:建築加工硝子拠点

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主要製品の機能




私たちのミッション:
“Glass for Quality Life”
ガラスを通じて、ガラスの力を信じて
暮らしを、社会を、世界をもっと豊かにしたい。
サステナブルな未来のため、全ての人たちのために。




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売上高推移
◼ コロナ禍で20年落ち込んだ収益も、23年に向け成長する見込み
◼ 日本が約7割、アジアが約3割の売り上げ構成比

建築用板ガラス(日本・アジア) 売上高推移 2021年地域別売上高割合

億円
1,500


アジア
約30%
1,000

2021年売上高
1,202億円 日本
約70%







2015 16 17 18 19 20 21 22 e 23 e




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目次




◼ 事業概要

◼ 事業運営方針

◼ 中期での事業戦略について




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事業運営方針


Glass For Quality Life
ガラスを通じて、ガラスの力を信じて
暮らしを、社会を、世界をもっと豊かにしたい。
サステナブルな未来のため、全ての人たちのために。




社会的価値 経済的価値

社会的価値 経済的価値

持続可能な地球環境の 安心・健康な暮らしの
実現への貢献 実現への貢献
安定的に
安全・快適な都市インフラ
の実現への貢献 ROCE 10%以上
健全・安心な社会の 公正・安全な働く場の
維持への貢献 創出への貢献


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目次




◼ 事業概要

◼ 事業運営方針

◼ 中期での事業戦略について




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AGC plus-2023 各事業の主要課題
事業 主要課題


• コアビジネスにおけるキャッシュの創出
コア事業 建築用ガラス • 新規事業・高付加価値商品による成長
• 気候変動問題を始めとするSDGs課題への取り組み



Break Down

• 漸減する市場規模の中で、安定的な収益構造を確立
建築用ガラス
• 省エネ商品やBIPV、5G関連製品など高付加価値製品の開発・拡販
日本
• CO2削減技術開発の加速

建築用ガラス • 市場の成長を着実に捕捉
コア事業
アジア • 高付加価値化を進め、安定的な収益構造を確立

• 事業の成長を支えるサプライチェーン、安定した供給力、市場でのプレゼ
日本・アジア
ンスの更なる強化
共通
• 資産効率の向上、生産性改善、コスト削減



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日本・アジアにおける建築用ガラス事業の強み



1. 長い年月で築き上げた信頼に基づく強固なサプライチェーン
製造、加工、販売、施工といったサプライチェーンの各機能をカバーしている




2. 世界トップレベルの商品・プロセス開発力
省エネガラスに代表される高機能ガラスの商品・プロセス開発力




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1.幅広い製造力と強固なサプライチェーン
◼ 勝てる地域に集中し、各国におけるマーケットリーダーとしてのポジションを保持
◼ アジア各国をカバーする幅広い販売拠点を有する
タイ 日本
AGC

AGC AGC
約4割 約4割




インドネシア



AGC
約5割 :AGC フロート・型板ガラス製造拠点

:販売拠点

円グラフ :当社推定フロートガラスシェア


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1. 幅広い製造力と強固なサプライチェーン
◼ 日本・タイ・インドネシアでビジネスを展開
◼ 素板、コーティング、加工技術など幅広い製造力を保有
◼ 地域に合わせ、素板から施工に至るまでお客様と共に強固なサプライチェーンを構築

素板 加工 販売 施工

・フロートガラス ・ペアガラス ・素板販売
・設計
・ミラー ・合わせガラス ・建築加工
・施工
・コーティングガラス 等 ・強化ガラス ・サッシ


日本
1907年~




タイ
1964年~




インドネシア
1972年~


AGCの機能 お客様の機能

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日本:市場構造
◼ 2020年、22年と競合他社が窯を停止
◼ 2023年以降、日本の需給環境は大幅に良化する見込み
フロート板ガラスの需給推移(当社推定)



他社品
+ 他社品
輸入品 + 他社品 他社品
輸入品 + +
輸入品 輸入品


AGC AGC AGC AGC



供給 需要 供給 需要 供給 需要 供給 需要
2018 2021 2021 2023e 2025e
2018 2023e 2025e

国内
4.3窯 3.3窯 2.3窯 2.3窯
フロート窯数*
*他社を含む日本国内のフロート窯数(当社推計) ©AGC Inc. 15
アジア:市場構造
◼ アジア/オセアニア地域*で拡大するコモディティ需要を着実に捕捉
◼ 拡大する高付加価値品需要を取り込み、安定的な収益構造を確立



フロート板ガラス需要推移(当社推定) コーティングガラス需要推移(当社推定)
(k ton/年) (km2/年)
12,000 80,000




9,000 60,000




6,000 40,000




3,000 20,000





2017 2018 2019 2020 2021 2022e 2023e 2024e 2025e 2026e 2017 2018 2019 2020 2021 2022e 2023e 2024e 2025e 2026e




* 日本・中国を除く ©AGC Inc. 16
日本・アジアにおける建築用ガラス事業の強み



1. 長い年月で築き上げた信頼に基づく強固なサプライチェーン
製造、加工、販売、施工といったサプライチェーンの各機能をカバーしている




2. 世界トップレベルの商品・プロセス開発力
省エネガラスに代表される高機能ガラスの商品・プロセス開発力




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2. 世界トップレベルの商品・プロセス開発力(1)
◼ 多様な人財・開発力で、高機能ガラス・新プロセスを開発
◼ ガラス・電子・化学品の複合技術で、他社と差別化した新商品を開発

プ フロート技術


ス ガラス成形・加工技術

ガラス材料技術


有機材料技術

コーティング技術 太陽光発電モジュール アンテナ設計技術

能 設計技術



ウォームエッジ高断熱複層ガラス BIPV 5Gガラスアンテナ
Low-E複層ガラス




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2. 世界トップレベルの商品・プロセス開発力(2)
◼ 世界トップレベルの技術力・開発力により、
低炭素社会の実現・社会インフラの整備といった社会課題解決に大きく貢献

社会的価値

持続可能な地球環境の 安心・健康な暮らしの
実現への貢献 実現への貢献


安全・快適な都市インフラ
の実現への貢献


健全・安心な社会の 公正・安全な働く場の
維持への貢献 創出への貢献




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省エネ/創エネ製品の開発・販売①

Low-E複層ガラス

◼ 住宅の熱の出入りの半分程度は窓を通じて発生
◼ アジアでは、2030年までCAGR7%で成長する見込み
◼ 日本では新築戸建て、共同住宅の約80%に複層ガラスが普及
◼ 新開発した樹脂スペーサー型を拡販し、収益を拡大
従来品 サーモクライン® サーモクライン®
◼ AGC独自開発の材料を使用した高耐久・
AGC独自開発の
アルミニウムスペーサー 封着材(ブチル)の 高寿命・高断熱の複層ガラス

◼ 化学品の技術で、スペーサー・乾燥剤・封着材
の機能を一体化し、リサイクルも容易に
◼ 窓の性能はそのままに、高寿命化を実現し、製
乾燥剤 品のライフサイクルを延ばすことにも貢献
封着材
(1次・2次シール)

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省エネ/創エネ製品の開発・販売②
社会的価値
BIPV
(Building Integrated Photovoltaics)

◼ ガラスの間に発電セルを封入した太陽光発電が可能なガラス製品
◼ 窓で創エネ可能なため、太陽光パネル設置場所の制約解消に貢献
◼ 創エネ性能と意匠性を両立し、カーボンニュートラルな社会の実現に貢献




産総研ゼロエミッション国際共同研究センター シンガポール工科大学プンゴル新キャンパス
エントランスキャノピー

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新規事業/商品(5Gガラスアンテナ)
社会的価値
WAVEATTOCH®

◼ 高速・大容量通信を支える5G拡大に伴い、
都市部においてスモールセルアンテナ設置場所確保が課題
◼ 既存窓ガラスの室内側から貼付可能なガラスアンテナを開発
◼ 透明性が高く、室内意匠性や街の景観を損なわない
◼ 自在なアンテナ配置を実現、都心の一等地であるビル窓をアンテナ化



スモールセル マクロセル




都市部 トラフィック量 郊外




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カーボンネットゼロへの取り組み

省エネガラス製造技術

◼ 業界リーダーとして、世界トップレベルの省エネガラス製造技術を開発・導入
◼ カーボンネットゼロに向けて、カーボンフリーなアンモニア燃焼など最先端生産技術開
発を推進
省エネガラス製造技術 アンモニア燃焼技術開発

天然ガスや重油での燃焼 ⇒ アンモニア燃焼へ
バーナー
空気燃焼から酸素燃焼方式へ転換 • 燃焼時にCO2を生成しない
アンモニア燃焼の実証試験開始 アンモニア • 貯蔵性・輸送性高い
• 広く流通


NEDO委託事業へ採択
ガラス溶解炉への本格導入を目指す
電気ブースター セラミックス

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中期事業戦略
我々の強みを生かし、
取り巻く社会課題をビジネスチャンスと捉え、
商品・生産/開発活動を通じてその課題解決に取り組むことで、
我々のミッションであるGlass For Quality Lifeの実現を目指します。


ゴール Glass For Quality Life
ガラスを通じて、ガラスの力を信じて
(Mission) 暮らしを、社会を、世界をもっと豊かにしたい。
サステナブルな未来のため、全ての人たちのために。


事業課題 低炭素社会実現 社会インフラの整備
• 省エネ/創エネガラスの普及 • 防災/安全ガラスの普及
取組み •

商品の長寿命化/リサイクル
製造設備からのGHG排出削減
• 高速大容量通信を支える
ガラスアンテナの上市


強固なサプライチェーン 市場でのプレゼンス
強み 安定した供給力 開発力・技術力
グローバルネットワーク 価値提案力

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◼ 本資料は情報の提供を目的としており、本資料による何らかの
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