AGC「IR DAY 2022」電子事業 説明資料(1/2)

2022 年 6 月 16 日
各 位
会 社 名AGC株式会社
代表者名 代表取締役社長執行役員 平井良典
(コード番号 5201 東証プライム)
問合せ先 広報・IR部長 小川知香子
(TEL.03-3218-5603)


AGC「IR DAY 2022」の資料について

当社は、本日、6 月 13 日(月)に続き「IR DAY 2022」を開催致しました。

本日の説明資料は別添となります。

以上





IR DAY 2022
電子事業




2022年6月16日
目次




◼ 電子事業概要

◼ 電子事業重点課題について

◼ 主要事業における事業戦略について

◼ おわりに




©AGC Inc. 2
AGCグループにおける位置づけ
ライフサイエンス
1,152億円

建築用ガラス
フッ素・スペシャリティ 3,811億円
1,239億円
セラミックス・その他
794億円



クロールアルカリ・ウレタン 化学品 2021年度
3,904億円 6,308億円 売上高 ガラス
7,343億円
1兆6,974億円


電子
3,120億円
自動車用ガラス
3,511億円


電子部材
1,210億円 ディスプレイ
1,821億円 ※サブセグメント売上高は、外部顧客に対する売上高を使用しています


©AGC Inc. 3
主要製品
TFT液晶/有機EL用ガラス基板 半導体関連部材 オプトエレクトロニクス用部材




合成石英ガラス SiC熱処理治具 CMPスラリー 赤外線 DOE(回折素子) 高屈折率
カットフィルター Diffuser(拡散板) ガラス

AN Wizus®



AN100 、AN Wizus® 、AN Rezosta® ガラスセラミックス ガラス
EUVブランクス フリットペースト
基板 モールドレンズ


化学強化用特殊ガラス マルチマテリアル その他



照明材料 理化学実験用 耐熱ガラス食器
ガラス製品
銅張積層基板用材料 産業用PTFE複合材料



Dragontrail ® シリーズ、AS2 細胞培養容器 ポリカーボネートフィルム


主要製造拠点

製造拠点
AGCエレクトロニクス・アメリカ
【欧米】
AGCマルチマテリアル(アメリカ、ヨーロッパ)
AGCマイクロガラス・タイランド
【タイ】 AGCフラットガラス・タイランド
AGCテクノグラス・タイランド
【インドネシア】 イワキグラス・インドネシア

【シンガポール】 AGCマルチマテリアル(シンガポール)
艾杰旭顕示玻璃(昆山、深圳、恵州)
艾杰旭特種玻璃
【中国】 旭硝子新型電子顕示玻璃
艾杰旭精細玻璃
艾杰旭复合材料
AGCファインテクノ韓国
【韓国】 AGCディスプレイグラス・オチャン
韓国タコニック
AGCエレクトロニクス台湾
【台湾】
艾杰旭顕示玻璃股份
関西工場
AGCエレクトロニクス
AGCセイミケミカル
AGCテクノグラス
【日本】
AGCマイクロガラス
AGCポリカーボネート
日本真空光学
:電子部材 :ディスプレイ AGCディスプレイグラス米沢





電子カンパニー方針




カンパニー方針「STAY in FRONT with SDGs」のもと、
差別化した部材ソリューションの リーディングサプライヤーとして、
サステナブルな社会の実現に貢献し続けます。




©AGC Inc. 6
サステナブルな社会の実現に貢献:例
重要機会 電子事業の素材・ソリューション例 社会的価値


ディスプレイ ディスプレイ用ガラス
社会インフラの整備
電子部材 半導体関連部材、銅張積層基板用材料



ディスプレイ ディスプレイ用ガラス 安全・快適な都市インフラ
安全・快適な の実現への貢献
モビリティの実現
電子部材 車載センシング・レーダー用部材、
半導体関連部材、銅張積層基板用材料


ディスプレイ ディスプレイ用ガラス
情報化・IoT社会
の構築 半導体関連部材、銅張積層基板用材料、
電子部材 オプトエレクトロニクス用部材、
AR/MRグラス向けガラス基板



©AGC Inc. 7
セグメント別売上高推移

◼ 2018年から電子部材が順調に拡大し、成長トレンドに反転
ディスプレイ 電子部材 電子 営業利益
(億円) (億円)

4,500 1,600

4,000 1,400

3,500
1,200
3,000
1,000




営業利益
2,500
売上高





2,000

1,500

1,000




'11 '12 '12 '13 '14 '15 '16 '17 '18 '19 '20 '21 '22e '23e





目次




◼ 電子事業概要

◼ 電子事業重点課題について

◼ 主要事業における事業戦略について

◼ おわりに




©AGC Inc. 9
各事業のROCEイメージ
◼ 全社ROCEを10%以上に維持
◼ EBITDA*を約600億円(3,729億円→4,330億円)向上

ROCE(2021年実績 vs 2023年度見込み )
0% 10% 20%

建築用ガラス
ガラス 自動車用ガラス



電子部材
電子 ディスプレイ


クロールアルカリ・ウレタン
化学品
ライフサイエンス
フッ素・スペシャリティ
ROCE
11%
全社 EBITDA
3,729億円



ROCE 11%
EBITDA 4,330億円


ROCE : (当年度営業利益予想) ÷ (当年度末営業資産残高予想)、 全社営業利益は共通費配賦後、事業別の営業利益は共通費用配賦前
円の直径(除く全社): EBITDAの大きさ *: EBITDA = 営業利益+減価償却費 ©AGC Inc. 10
AGC plus-2023 各事業の主要課題
事業 主要課題 方向性
・EUVマスクブランクスを始めとする高付加価値製品の拡大
エレクトロニクス
・継続的に新ビジネスを創出

・タイムリーな投資の実施により、事業を拡大 成長を更に
戦略事業 ライフサイエンス ・グローバル展開・技術対応力を強みに高い成長を
加速
・CASEによる市場変化を見据え、事業機会を確実に捉える
モビリティ
・中国で車載ディスプレイ用ガラス量産を開始し、収益貢献

ディスプレイ ・中国市場の需要増に対応、長期安定的な事業基盤を構築
前中計で
クロールアルカリ・ 設定した
・タイ、インドネシアでの増設を通じ、東南アジアの事業基盤を一段と強化
ウレタン 基本戦略
コア事業 フッ素 ・高付加価値化と事業領域拡大で、グローバルニッチ市場の需要取り込み
に変更なし
・スペシャリティ ・環境課題を事業機会に変える

・業界再編を見据え構造改革を実施
建築用ガラス ・投資を最小化、生産集約などにより資産効率を高める 構造改革
自動車用ガラス ・生産性改善とコスト削減を着実に進め、収益性を改善、キャッシュ創出力を を加速
強化


©AGC Inc. 11
目次


◼ 電子事業概要

◼ 電子事業重点課題について

◼ 主要事業における事業戦略について

• ディスプレイ

• 電子部材

◼ おわりに


©AGC Inc. 12
ディスプレイ事業の戦略




1.中国市場需要増への対応


2. 長期安定的な収益基盤の構築




©AGC Inc. 13
ディスプレイ 事業環境
■ 2025年までに中国での需要は更に拡大
■ G11サイズの大型基板の需要が増加

液晶用ガラス需要推移(地域別) 液晶用ガラス需要推移(世代別)
百万㎡/年 百万㎡/年




29%
G10-11
500 中国 500


400 26% 64% 77% 400


300 G8 52%






100 その他 100
その他


2015 '16 '17 '18 '19 '20 '21 '22e '23e '24e '25e 2015 '16 '17 '18 '19 '20 '21 '22e '23e '24e '25e




出典:AGC推定 ©AGC Inc. 14
長期安定的な収益基盤構築
◼ TV市場は成熟化、ガラス需要はパネル大型化による安定成長局面へ
◼ 大型パネル生産に最適な生産設備への転換を進め、生産効率の向上により
ROCE10%以上を目指す
◼ 炭素効率を高める技術の導入を進める

主要投資案件 ディスプレイ事業 ROCE推移

2020 2021 2022 2023 2024~

中国に第11世代TFT液晶用ガラス基板用の窯 中期的にROCE
を移設 10%以上

中国で第11世代用のTFT液晶用
ガラス生産能力を増強

大型パネル生産に最適な生産設備
への転換

2021 2025e




©AGC Inc. 15
(ご参考)大型パネル生産に最適な生産設備への転換
◼ 今後より効率的に採板できる生産設備への転換を進める

溶解槽
原料投入

清澄槽




蓄熱室
フロートバス
(成型)
徐冷 検査
切断
採板イメージ 現状 設備転換後

ライン設備
ライン設備
ガラス

ガラス

ガラス



©AGC Inc. 16
目次


◼ 電子事業概要

◼ 電子事業重点課題について

◼ 主要事業における事業戦略について

• ディスプレイ

• 電子部材

◼ まとめ


©AGC Inc. 17
電子部材事業の方向性



半導体関連部材
• 高機能半導体を中心として、長期に安定成長が
見込まれる半導体市場
• 半導体開発ロードマップに基づき、EUVブランクス
二つの事業を軸 や高性能スラリーを核として、着実に事業の拡大を
に持続的な成長 目指す

を目指す
オプトエレクトロニクス用部材
• 現主力のカメラ用赤外線カットフィルターは、スマー
トフォンのカメラ搭載数の増加とともに成長継続
• ARVR、車載関連、3Dセンシングなど、今後、成
長が期待される新デバイスに対し、多彩な光学部
品を展開
• 新用途向けに画期的な新商品の上市

電子部材事業の強み

ガラス、化学、セラミックスで培った “有機材料+無機材料”の
”材料技術 × 加工技術 × 設計・評価・分析技術“

材料技術 加工技術 設計・評価・分析技術
例) 例) 例)
• ガラス(組成/熔解/成型) • ガラス加工 • 光学設計
• ポリマー • 微細加工 • 機械・熱設計
• 色材(色素/顔料) • ガラスモールド成型 • 化学分子構造設計
• 接着剤 • ウェハプロセス • シミュレーション技術
• ドライコーティング材料 • フィルムプロセス ・
・ • インプリントプロセス ・ 技術引き出し
・ 技術引き出し ・ ・
技術引き出し 拡充
・ 拡充 ・ 拡充



材料技術、加工技術、設計技術の組み合わせでAGC独自のソリューションを提供




半導体・オプトエレクトロニクス業界の発展に貢献
©AGC Inc. 19
電子部材事業の方向性



半導体関連部材
• 高機能半導体を中心として、長期に安定成長が
見込まれる半導体市場
• 半導体開発ロードマップに基づき、EUVブランクス
二つの事業を軸 や高性能スラリーを核として、着実に事業の拡大を
に持続的な成長 目指す

を目指す
オプトエレクトロニクス用部材
• 現主力のカメラ用赤外線カットフィルターは、スマー
トフォンのカメラ搭載数の増加とともに成長継続
• ARVR、車載関連、3Dセンシングなど、今後、成
長が期待される新デバイスに対し、多彩な光学部
品を展開
• 新用途向けに画期的な新商品の上市

半導体関連部材 市場概況

半導体 【市場概況】
関連部材
• 半導体市場はコロナ需要はピークを越えたものの、22年-24年にかけて立ち上がると
思われるメタバース向けのデータセンター、通信インフラへの投資などでの需要が増え
22年以降も成長が予想される
• 半導体市場の成長と多様化に伴い、半導体製造装置市場は22年も成長が続くと
予想される

【半導体市場】 [単位:10億ドル] 【半導体製造装置市場】 [単位:百万ドル]
出典:Gartner 出典:Gartner





EUVマスクブランクス 事業環境

◼ 半導体チップ回路パターンの微細化によりEUV露光機が急速に普及
◼ EUVブランクス需要も、EUV露光機出荷台数の伸長に伴い大きく伸長


EUV露光機累積台数
[単位:台]















AGC
0 EUVブランクス
2017 '18 '19 '20 '21 '22e

出典:EUV露光機台数はASML社発表資料を元に作成


EUVマスクブランクス 強み
硝材から研磨・成膜まで一貫生産する”世界で唯一”のブランクスメーカー
2003年に開発をスタートし、厳しい品質を実現する技術を開発

無機材料 無機材料
低膨張ガラス基板 研磨 成膜
1982年から合成石英生産技術開 EUVブランクス固有の要求品質 高精細化に合わせた最適な膜設
発を開始し、長年培ってきた技術・ (基板平坦度)を満たすために、 計能力と、欠点低減を実現する
知見により高純度の基板を生産 特殊な研磨法を開発 成膜技術でお客様要求に対応
基板+研磨の一貫生産により超
高平坦化を実現
平坦度 ⑦ ハードマスク膜
△0
ガラス基板 ⑥ 反射防止膜
⑤ 吸収膜
④ 保護膜
ガラス基板 ③ 反射膜
研磨前の表面形状を測定し、
凸部のみ局所的に研磨する。
② ガラス基板
ガラス基板 平坦な表面
① 導電膜


EUVマスクブランクス 戦略
◼ EUVマスクブランクスはロジックに加えメモリーでも採用が増加
◼ 2022年にEUVマスクブランクスの生産能力を倍増。2024年に更に倍増
◼ 今後も市場成長に合わせ積極投資を継続

AGCのEUVマスクブランクス売上高 推移 EUVマスクブランクス能力増強推移

400億円 以上

約2倍




約1.4倍
約2倍
約1.4倍

約1.5倍
約3倍




©AGC Inc. 24
CMPスラリー 事業環境
◼ セリアスラリーは2021年約300億円から2025年約500億円まで伸長
◼ 特に先端半導体の前工程で、セリアの適用層数が増えることが1つの背景
◼ 今後次世代3Dパッケージプロセスへのセリア採用が進めばさらに市場規模は大きく拡大する可
能性有り

セリアスラリー市場

[百万USD]




















2020 '21 '22e '23e '24e '25e
出典:AGC推定 ©AGC Inc. 25
CMPスラリー 強み・戦略

原料砥粒からスラリーまで一貫生産する“スラリーソリューションメーカー”
お客様のデザインルール、プロセスに対応した“高品質のスラリー”+“ソリューション”を提供

無機材料 無機・有機材料
スラリー設計
砥粒製造 CMPスラリー お客様サポート
(砥粒、組成)


物性を制御した 製造プロセス管理、制御で ✓ 最先端プロセスでの適用実績
自社オリジナル砥粒 安定品質を実現 ✓ 研磨プロセスも含めたsolution
提案
✓ 迅速な技術サポート
規格幅 ✓ 継続的改善提案
研磨特性を制御する添加
剤を中心とした組成設計

管理幅

CMPスラリー 製造lot




電子部材事業の方向性



半導体関連部材
• 高機能半導体を中心として、長期に安定成長が
見込まれる半導体市場
• 半導体開発ロードマップに基づき、EUVブランクス
二つの事業を軸 や高性能スラリーを核として、着実に事業の拡大を
に持続的な成長 目指す

を目指す
オプトエレクトロニクス用部材
• 現主力のカメラ用赤外線カットフィルターは、スマー
トフォンのカメラ搭載数の増加とともに成長継続
• ARVR、車載関連、3Dセンシングなど、今後、成
長が期待される新デバイスに対し、多彩な光学部
品を展開
• 新用途向けに画期的な新商品の上市

オプトエレクトロニクス用部材 市場概況

オプトエレクトロニ
クス用部材 【市場概況】
• スマートフォンの成長率は、 COVID-19の影響を受けた20年は下振れしたものの、
21年には成長トレンドに反転
• スマートフォン需要台数は、5G の普及や生活必需品としての買い替えなど、 22
年以降も安定した需要を見込む


【スマートフォン台数】 [単位:百万台]
出典:IDC情報を基にしたAGC推測値





赤外線カットフィルター 事業環境
◼ スマートフォンの成長率は鈍化するものの複眼化が進み、搭載カメラ数は成長継続
◼ イメージセンサーの大型化 や 動画撮影ニーズの高まりにより、赤外線カットフィルターの果たす
役割は更に大きくなっていく
◼ フィルターの大型化が進み、面積ベースでの販売量は台数ベース以上に増加
カメラ用イメージセンサー個数
[百万個]

12,000




9,000




6,000
一眼カメラ スマーフォン用カメラ 車載用カメラ

3,000





2020 '21 '22e '23e '24e '25e

出典:AGC推定 ©AGC Inc. 29
赤外線カットフィルター 強み・戦略

ガラス溶融から成形・加工まで一貫生産するフィルターメーカー
ガラス、成膜の組みわせと光学設計技術により高難易度の分光特性を実現し、カメラの高画質化に貢献


無機材料 無機・有機材料
熔融 研磨 成膜 切断

フツリン酸系ガラスを採用し、銅イオン 屈折率の異なる光学薄膜を何 AGC独自の切断方法により
を導入することで赤外域のシャープな 層も重ねて成膜することでさまざ 高品質な切断面を実現
吸収特性を実現 まな分光特性を実現


IRコーティング




ARコーティング





電子部材事業の方向性



半導体関連部材
• 高機能半導体を中心として、長期に安定成長が
見込まれる半導体市場
• 半導体開発ロードマップに基づき、EUVブランクス
二つの事業を軸 や高性能スラリーを核として、着実に事業の拡大を
に持続的な成長 目指す

を目指す
オプトエレクトロニクス用部材
• 現主力のカメラ用赤外線カットフィルターは、スマー
トフォンのカメラ搭載数の増加とともに成長継続
• ARVR、車載関連、3Dセンシングなど、今後、成
長が期待される新デバイスに対し、多彩な光学部
品を展開
• 新用途向けに画期的な新商品の上市

新ビジネス創出への取り組み AR/MRグラス
◼ AR市場は立ち上がりが遅れている状況だが、5G通信回線の拡充とともにAR Glass市
場は高い成長率を予想 。さらには、スマートフォン機能と複合化などの新デバイスの登場
にも期待
◼ AGCは、高屈折率・高透過率のガラス製造技術、高精度のガラス微細加工技術など
により、市場の発展に貢献していく


3D センシング
シースルー・ウェーブ
ガイド
DOE/Diffuser
高屈折率ガラス基板




センシングカメラ フォト&ビデオカメラ


オプティカルフィルター 非球面ガラスモールドレンズ NF シリーズ IR
カットフィルター


出典:AGC推定 32
新ビジネス創出への取り組み ADAS*、自動運転
◼ 自動運転車には視覚をデジタル化するカメラやクルマ周辺の人やモノの3次元的な配置ま
でを把握するLiDARなど、多様な光学系センサーが数多く搭載される
◼ AGCは、これらのセンサーを構成する光学部材を提供することで、ADASや自動運転車
の普及に貢献していく IR透過カバーガラス
ガラスセラミックス基板
NF シリーズ IR カットフィルター


LiDAR カメラ
カルコゲナイドガラス
非球面ガラスモールドレンズ
モールドレンズ
非球面ガラスモールドレンズ




LED ライティング
DOE/Diffuser




オプティカルフィルター




ガラスセラミックパッケージ基板
(GCHP(R))

DOE/Diffuser IR透過カバーガラス
インキャビン
センシング
出典:AGC推定 * : Advanced Driver-Assistance Systems(先進運転支援システム) ©AGC Inc. 33
目次




◼ 電子事業概要

◼ 電子事業重点課題について

◼ 主要事業における事業戦略について

◼ おわりに




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おわりに




カンパニー方針「STAY in FRONT with SDGs」のもと、
差別化した部材ソリューションの リーディングサプライヤーとして、
サステナブルな社会の実現に貢献し続けます。




©AGC Inc. 35
付属資料





半導体関連部材 事業展開
合成石英:半導体プロセス用の高純度・高品質・高機能ガラス
• AGCが長年培ってきたファインガラス・ファインケミカル・ファインセラミックスの技術・研究開発をもとに製造
• 露光装置など半導体プロセスの光学部品に適し、また、さまざまな光学部材などに採用


SiC熱処理治具:高純度・高強度・低熱膨張のセラミックス
• 主に高温で使用される半導体製造装置の部材として、30年以上の実績
• 優れた耐熱性によりEUV露光機の躯体、SiCパワーデバイス用途でも採用


CMPスラリー:お客様のデザインルール、プロセスに対応した高品質のスラリー
• 高平坦多層構造を実現するスラリーを、酸化膜用、配線材料用などの各種用途に最適化して供給
• 最先端ロジック向けを中心にメモリー用途でも採用が進む


EUVブランクス:最先端露光に対応した高品質なフォトマスクブランクス
• 最先端のEUV露光プロセス用に、ガラス素材から成膜まで一貫生産で供給
• 超低欠点、超平坦、高機能膜を実現し半導体の最先端ラインに供給中


フリット・ペースト:絶縁、気密封着などのガラス材料
• 粉末、ペースト、成形体とさまざまな形態での製品の提供が可能。エレクトロニクスの多くの分野で採用
• 組成設計力、解析力をいかし、高機能電子材料として応用分野を拡張



オプトエレクトロニクス用部材 事業展開

赤外線カットフィルター:高難易度の分光特性を実現するガラスフィルター
• 携帯電話のカメラ、監視カメラ、車載用カメラなど、デジタルカメラで使用されるCCDやCMOSと呼ばれるイ
メージセンサーの感度を、人間の視感度に合わせるための高性能ガラスフィルターの業界をリード

DOE/Diffuser:高性能・高信頼性・高耐光性を実現するガラス微細光学素子
• 3Dセンシング、Lidar、顔認証などに使われる回折光学素子(DOE)・ガラス拡散板(Diffuser)
• 光ピックアップ用素子や通信用素子で培った、独自開発の光学設計・微細加工技術・量産技術を提案

高屈折率ガラス:次世代ディスプレイに使われるガラス基板
• “AR(Augmented Reality:拡張現実)グラスやMR(Mixed Reality:複合現実)グラス、スマート
グラス”などに使用される、新しい高屈折率・高透過率のガラス基板を幅広く提案

ガラスセラミックス基板:LED・半導体レーザーの輝度と出力向上に寄与
• 放熱性や変色劣化に対する信頼性に優れ、幅広い波長のLED製品の高出力化と耐久性向上に寄与
• 可視光域ではアルミナ基板に比べて反射率が約20%高いために輝度を高めることに貢献

ガラスモールドレンズ:光学機器の性能を向上させる非球面ガラスレンズ
• ガラスモールド精密成形技術を駆使して作製された非球面レンズで光学機器の性能を大きく向上
• 暗視カメラ用途には赤外線透過性に優れるカルコゲナイドガラスを素材とした非球面ガラスレンズを提案

光学薄膜:UVからIRに至る幅広い波長領域に対応できる光学薄膜製品
• 医療、計測、映像、露光、産業機器、宇宙・天文、バイオ、家電、照明などの分野で、その機能と性能を
存分に発揮できる光学薄膜製品を幅広く供給


電子部材事業の方向性 銅張積層板
◼ スーパーハイエンドリジッドCCL市場は2025年で約4,500億円(CAGR10%程度)に成長
◼ この内、「5Gアンテナ」と「自動車用ミリ波アンテナ」(24GHz以上)に採用されるCCL市場は、
2025年 1,500億円と大きく成長(CAGR38%)
■ AGCは次世代高速通信で必須となるスーパーハイエンドCCL(Copper Clad Laminate:銅張積
層板)に適した、①「原料(無機物、有機物)」、②「製造/特性評価」、③「アプリケーション」に通じ
た技術と人財 で、お客様に”ソリューション”を提供
2025年 市場規模 ②CCL
①原料 配合
(推定) CCL 製造/特性評価




CCL材料・プロセス
スーパーハイエンド 混合液
CCL
無機フィラー
(用途:ミリ波、5G
向け基地局、衛星 4,000億円~
等) 4,500億円 接着性フッ素 Park社、
樹脂(Fluon+ Taconic社買収
(うち、5Gアンテナ、自 TM EA-2000)
ハイエンド 動車用ミリ波アンテナ
(用途:サーバー、 接着性フッ素樹脂 コンポジット化 界面制御技術
(24GHz以上)の市場
ルーターなど)
AGCのCCL技術



・溶融混練シート ・接着メカニズム解析
は1,500億円) ・溶剤分散液
無機フィラー ・制御構造 CCL特性評価
例) セラミックス、 ・ CTE
1兆1,000億円~ ガラス 等 ・ 誘電特性
ミドル&ローエンド
1兆2,000億円 ・ ピール強度
・ 熱伝導率
・ 伝送損失
出典:富士キメラ&Prismark市場調査、Rogers公表データ等より当社推計 ・建築用ガラス基地局アンテナ
③AGCのアプリケーション例 ・自動車用5G+車載アンテナ など

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◼ 予測に関する注意事項:
◼ 本資料は情報の提供を目的としており、本資料による何らかの
行動を勧誘するものではありません。本資料(業績計画を含
む)は、現時点で入手可能な信頼できる情報に基づいて当社が
作成したものでありますが、リスクや不確実性を含んでおり、当社
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◼ いかなる理由によっても、当社に許可無く資料を複製・配布する
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