AGC「IR DAY 2022」自動車用ガラス事業 説明資料(2/4)

IR DAY 2022
オートモーティブ事業




2022年6月13日
目次




◼ 事業概要

◼ 収益改善に向けた取り組み

◼ 中長期的な取り組み

◼ AGCグループの技術力




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目次




◼ 事業概要

◼ 収益改善に向けた取り組み

◼ 中長期的な取り組み

◼ AGCグループの技術力




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AGCグループにおける位置づけ
ライフサイエンス
1,152億円

建築用ガラス
フッ素・スペシャリティ 3,811億円
1,239億円
セラミックス・その他
794億円



クロールアルカリ・ウレタン 化学品 2021年度
3,904億円 6,308億円 売上高 ガラス
7,343億円
1兆6,974億円


電子
3,120億円
自動車用ガラス
3,511億円
電子部材
1,210億円 ディスプレイ
1,821億円 ※サブセグメント売上高は、外部顧客に対する売上高を使用

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ビジョン・ミッション・ありたい姿

◼ビジョン
『安全』『快適』で『つながる』クルマ社会の実現に貢献し
社会からの信頼を得よう

◼ミッション
グローバルでクルマ社会の発展ために
喜ばれる新ビジネス(新商品、新技術、サービス)を創出し
提供し続ける

◼2030年のありたい姿
独自の部材・ソリューションにより
サステナブルなモビリティ社会(CASE)の実現をリードし
自らも進化し続ける事業でありたい

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主要製品 (1) 自動車用ガラス(外装ガラス)
◼ コーティングやガラス加工の総合技術力・高付加価値品ラインナップ
◼ 有機・無機材料技術、共通基盤技術を組み合わせた独自の素材・ソリューションにより差別化
99% UVカット&IRカットガラス 透明導電膜付ウィンドシールド 調光ガラス Low-Eガラス




高性能UV&IR吸収剤の開発と高品質 特殊なコートをガラスに施し、導電 2枚のガラスの間に特殊なフィルムを ガラスに特殊な金属コーティングを
なコーティング技術により、世界で により素早く雪や氷を融かす。赤外 挟み、光の透過を自在にコントロー 施し、夏は日射熱を遮り、冬は熱を
初めてドアガラスでUV約99%カット 線も反射し、夏は快適な車内環境を ル。心地よい光が降り注ぐ車内空間 逃しづらく。EVの航続距離延長や
&IRカットを実現。 実現。 を実現。 CO2排出量低減にも寄与。


遮音ガラス HUD用ガラス ガラスアンテナ 太陽電池ルーフ




2枚のガラスの間に特殊な遮音膜を挟 ガラスに速度計やナビ情報等の情報 アンテナをガラスと一体化。車両デ 高い透過性を持つ曲面ガラスにソー
み、車外の騒音を軽減。ガラスの重 を投影。運転中の視線移動が少なく ザインを損なわず、耐久性にも優れ ラーパネルを内蔵。車内換気扇や駆
量(厚さ)を増加することなく、快 なり、安全性を向上。 る。“Connected”なモビリティ社会 動用バッテリーに電力を供給。
適な車内を実現。 に対応。

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主要製品 (2) 車載ディスプレイ用カバーガラス
◼ 採用実績:2013年の生産開始以来、100車種以上2,500万枚以上の出荷実績




◼ 主な採用事例(一部抜粋)は以下の通り
採用企業 採用車種 社外発表時期
Audi Audi “A8” 2017年9月14日
TOYOTA LEXUS “RX” 2019年9月 2日
General Motors Cadillac “Escalade” 2020年9月10日
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拠点展開

◼ 高品質な製品・サービスを提供できるグローバルネットワーク




地域別売上金額


アメリカ


アジア
ヨーロッパ
:製造拠点
:開発拠点
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事業が生み出す社会的価値

関連する オートモーティブの
社会的価値
SDGs 部材・ソリューション


◆ 赤外線・UVカットガラス
持続可能な地球環境の
◆ 遮音ガラス・断熱ガラス
実現への貢献
◆ 太陽電池ルーフ等




◆ ヘッドアップディスプレイ用ガラス
安全・快適な都市インフラの ◆ 車載用ディスプレイカバーガラス
実現への貢献 ◆ 自動車用ガラスアンテナ
◆ 車載センシング・レーダー用部材
◆ 調光ガラス等




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自動車市場動向とオートモーティブ事業売上高推移

◼ 20年以降は、コロナ感染拡大や半導体不足等のサプライチェーン影響により
自動車生産台数が減少
◼ 24年に向けて自動車生産台数はコロナ前の水準へ戻り、当社収益も改善見込み
◼ モビリティ(車載ディスプレイ用カバーガラス)は、順調に伸長

(百万台) (億円)




※ IHS社データより
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◼ 事業概要

◼ 収益改善に向けた取り組み

◼ 中長期的な取り組み

◼ AGCグループの技術力




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オートモーティブ事業の主要課題


■高付加価値品拡大し、事業ポートフォリオを改善

■継続的な生産性改善とコスト削減を実現するとともに
最適生産体制を構築して、
収益性・資産効率を改善しキャッシュ創出力を強化



【追加施策】
✓ 販売価格政策の見直し
✓ 欧州における生産体制再編(生産能力 約3割削減)

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オートモーティブ事業の収益改善策

◼ グローバルに自動車用ガラス事業の価格政策の見直しを強力に実施
◼ 構造改革を含めた収益改善施策を推進
◼ 販売数量の拡大は志向せず、高機能・高付加価値の製品に注力

収益改善の3本の柱


価格政策

2025年に
構造改革 ROCE 10%以上
を達成


高機能化
(含む、モビリティ事業の拡大)



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販売価格政策の見直し



◼原燃価格の急騰、コロナ・半導体不足による生産台数低迷により
収支状況の大幅悪化が継続
◼事業継続に向けて、生産体制の再編等による資産効率の
改善に加えて、販売価格政策の見直しが不可欠




◼適正な価格水準への引上げを強力に推進



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構造改革への取組み


生産性・コスト改善に向けた取組み

■グローバルベースでの改善活動を継続・強化
■北米は、減損損失発生時(2019年末)の合理化改善計画を着実に実行中
■欧州は、2020年以降、欧州本社やチェコ工場を中心に人員削減実施
現状を踏まえ、ベルギー工場とドイツアッセンブリー拠点を閉鎖予定 (~2023年)
■DXの取組みも加速



最適生産体制構築に向けた取組み
◼ 高効率設備を導入し、高付加価値品拡大に向け活用
低稼働・低生産性の旧ライン削減により生産集約(欧州・北米・アジア)
◼ 欧州は、生産拠点・生産ラインの統廃合を加速し、生産能力を約3割*削減
*2021年対比


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高付加価値品拡大による事業ポートフォリオ改善

◼高機能化へ進化を続けるグローバルOEMとの信頼関係
◼グローバルネットワークを活用し、開発・展開を促進
◼事業ポートフォリオの改善により、収益性を向上


高付加価値品比率の推移
(モビリティ製品を除く)


約15% 約30%


2021 見通し




自動車用ガラス(高付加価値品 *) 自動車用ガラス(汎用品) * 赤外線カット、調光、遮音、HUD等 付加機能・価値を付した商品


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オートモーティブ事業の資産効率


各事業のROCEイメージ

0% 10% 20%
自動車用ガラス 建築用ガラス
ガラス


電子部材
電子 ディスプレイ



クロールアルカリ・ウレタン
化学品
ライフサイエンス
フッ素・スペシャリティ
ROCE
11%
全社 EBITDA
3,729億円




2021年実績 ROCE 11%
EBITDA 4,330億円

2023年度見込み
2025年度見込み
ROCE : (当年度営業利益予想) ÷ (当年度末営業資産残高予想)、 全社営業利益は共通費配賦後、事業別の営業利益は共通費用配賦前
円の直径(除く全社): EBITDAの大きさ *: EBITDA = 営業利益+減価償却費 ©AGC Inc. 17
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◼ 事業概要

◼ 収益改善に向けた取り組み

◼ 中長期的な取り組み

◼ AGCグループの技術力




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CASE時代の到来

電動化・環境対応は更に加速中


Connected 5G application growth by V2X
Antenna
Start 6G
50% vehicle V2X connected
(City) Majority: connected by smartphone.
Sensors Lv5
Limited Autonomous
Autonomous
ADAS market growth
for
(Sensors, Displays) <Lv3 for POV
POV
Real Autonomous
Display Start from MaaS vehicle

Service On-demand
Service
New data
service
New MaaS
(MaaS) in the City


Electric Hi Growth of EV
CAGR 23.4%
EV 32%@2030
Majority of new car
will be ZEV
Accelerated
FCV for Commercial vehicle
Environment
Accelerated
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モビリティ社会・自動運転への対応 (モビリティ事業の3本柱)
自動車用ガラス
AM/FM/TVアンテナ センサー
電波透過 カメラ
V2Xアンテナ
ガラスのディスプレイ化や通信機能付加、
センシングデバイスのための窓設計などにより
ヒーティング
HUD 遮熱、遮音 素材だけでなくソリューションまで提供
透明スクリーン


ディスプレイ センサー
アンテナ
LiDAR用カバーガラス
車載ディスプレイ用カバーガラス 5G対応自動車用ガラスアンテナ センシングデバイスのための窓設計




2019年発売のLEXUS「RX」などに NTTドコモ、エリクソンと共同で 「ガラス一体型 LiDARを車載する上での安全設計や
採用されており、世界トップシェア 5Gアンテナ」による5G通信に成功 既存車体デザインとのシームレスな統合

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EV化による高付加価値品の更なる拡大


EV化の拡大に伴い、従来の高付加価値品*に加えて、
遮音ガラス、断熱ガラス、調光ガラスを活用したサンルーフなど
の需要拡大が見込まれる




* 赤外線カット、HUD等 付加機能・価値を付した商品 ©AGC Inc. 21
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◼ 事業概要

◼ 収益改善に向けた取り組み

◼ 中長期的な取り組み

◼ AGCグループの技術力




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AGCグループの総合技術力
◼ 有機・無機材料技術、共通基盤技術を組み合わせた 独自の素材・ソリューションにより
差別化
材 ガラス材料技術

技 有機材料技術


機 複合機能商品 設計技術

設 品質 評価・保証技術


フロート技術

産 ガラス成形・加工技術

術 コーティング技術

車載用ディスプレイガラス クールベール® WONDERLITE®




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総合技術力から生み出された独自の素材・ソリューション
「高い強度と質感」により、これまでに無い新しい価値
車載ディスプレイ用カバーガラス を自動車内装部品に実現する化学強化ガラスを使用
した車載ディスプレイ用カバーガラス

⚫ 従来のガラスに比べて、高い強度と安定性を持ち、
strong 安全で 快適なドライブ環境の実現に貢献しています。

and
shiny ⚫ すぐれた耐傷性と 独自の表面処理技術により、いつまで
もキレイで つややかなガラス面を保ち、目に優しく・見やすい
ディスプレイ表示を実現しています。
また、手触りの良い表面は指先での操作性向上にも
車室内空間の 安全+デザイン+機能 に 新価値をPlus! 役立っています。


【一般的な車載ディスプレイ用ガラスの構造】

指紋付着防止膜
反射防止膜
非光沢膜
化学強化ガラス
印刷 印刷


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総合技術力から生み出された独自の素材・ソリューション

クールベール®
赤外線と紫外線の両方をカットし、さらに快適な車内を実現
⚫ 太陽光線のうち、最も熱さを感じやすい中 太陽光線透過率比較
紫外線 可視光線 近赤外線 中赤外線
赤外線を効率的にカットし、直射日光によ
るジリジリ感を抑えます。

⚫ 車内の温度上昇を抑え、快適性や燃費を
向上させます。

⚫ お肌の老化の原因となる紫外線
も、約99%カットします。

⚫ 電波透過性能を持ちます。


中間膜にIR(赤外線)カット剤を練り
こみ、IRを効果的にカットします。




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総合技術力から生み出された独自の素材・ソリューション

WONDERLITE® Dx
特殊なフィルムを挟み込む合わせガラスの構造
調光モード(不透明な状態)では日差しの眩しさを和らげ、
透過モード(クリアな状態)では開放感を楽しめる
シーンに合わせた車内空間を実現

・ 世界最速の切り替え制御

・ 調光モード⇔透過モードどちらでも紫外線を99%カット

・ 紫外線をカットし乗員の肌を守り、
冷房負荷低減によるCO2排出量低減にも貢献




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付属資料





AGC plus-2023 オートモーティブカンパニー主要課題

事業 主要課題 方向性



戦略事業 モビリティ
・CASEによる市場変化を見据え、事業機会を確実に捉える 成長を更に
・中国で車載ディスプレイ用ガラス量産を開始し、収益貢献 加速



・高付加価値品拡大し、事業ポートフォリオを改善
自動車用 ・継続的な生産性改善とコスト削減を実現するとともに 構造改革
コア事業
ガラス 最適生産体制を構築して、収益性・資産効率を改善し を加速
キャッシュ創出力を強化




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自動車用ガラス 主要製品の紹介
一般名 製品説明
2枚のガラスの間にフィルムを挟んで接着することで、割れても破片が飛び散りにくく、また貫通しにくい効果をもつ、安全
合わせガラス
性・防犯性に優れたガラス。
基本ガラス
強化ガラス ガラスを加熱、急冷することで、強度を高めた安全性に優れたガラス。割れた時に破片が粒状になる。

UV99%カットガラス ガラスに紫外線を約99%カットする機能を持たせ、日焼けなど皮膚への長期的なダメージを軽減するガラス

2枚のガラスの間に特殊な膜を挟むことにより、赤外線の中でも最もジリジリ感を感じさせる波長領域を大幅カットしなが
ら、電波透過性も併せ持つ遮熱ガラス。
赤外線カットガラス
快適性 合わせガラスの内面に特殊な膜をコーティングすることにより、主に赤外線を反射する機能をもたせた遮熱ガラス。

プライバシーガラス ガラスに着色成分を添加することにより、プライバシー性を確保すると同時に高い遮熱性をもたせたガラス。

遮音ガラス 合わせガラスの遮音性能を高めて、走行時の静粛性の向上に寄与するガラス。

高機能 合わせサイドガラス サイドガラスを合わせガラスにすることで、盗難予防性及び遮音性を高めたガラス。
ガラス
高反応性フッ素やシリコーンのコーティングにより、高い撥水性と耐久性を併せ持った、雨天時の視認性を向上させるドア
ドア撥水ガラス
ガラス。
視界向上 融雪・融氷フロントガラス フロントガラスに導電性インク(発熱体)をプリント焼付けし通電することにより融雪・融氷機能を発揮するガラス。

電熱防曇ガラス リヤガラスに導電性インク(発熱体)をプリント焼付けし通電することにより防曇機能を発揮するガラス。

プリントタイプガラスアンテナ 導電性インクをプリント焼付けでガラスに一体成型された、意匠性・耐久性に優れた自動車用アンテナ。

情報通信 封入タイプDTVガラスアンテナ フロントガラスにシールタイプのアンテナを封入した、意匠性・耐久性に優れたデジタルテレビ(DTV)アンテナ。

ヘッドアップディスプレイ用ガラス スピードメーターなどの表示をガラス上に写す機能を備えたフロントガラス。

デザイン モジュールアッシーウィンドウ ガラス周りの樹脂部品を一体成型したガラス。




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モビリティ市場動向とAGCの戦略
CASEに代表される自動車産業の変化は着実に進行中
◼ Connectivity (5G):2025年前後での市場の立ち上りを想定
マーケット
◼ Autonomous:レベル4-5はMaaS車両をメインに立ち上がる見通し
◼ Electric and Environment:SDGsの観点で社会的要求が加速

◼ “3つの柱”の戦略に注力
AGCの
◼ ガラス総合サプライヤーとしての強みを最大限に活用
基本戦略
◼ 成長する戦略事業の強化

~ 本格的な利益寄与は2025年以降 ~
AGCモビリティ “3つの柱”

アンテナ センサー ディスプレイ




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車載ディスプレイ用カバーガラス 拠点展開と需要推移

グローバル車載ディスプレイ用カバーガラス需要推移
低中機能品
高機能品 *1




New



AGC横浜テクニカルセンター

AGC
ターゲット
領域



2021 2022e 2023e 2024e 2025e

中国に生産拠点を新設 AGC:世界トップシェア *2


2022年から量産開始 *1 アルミノシリケートガラスを使用し、強度面で優位性があり、高い安全性を実現。
曲面品も含む。
*2 販売ベース/当社調べ

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ガラスアンテナ実証実験事例




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自動車用ガラスアンテナの開発体制をグローバル3極で構築

業界初!
グローバル3極でのアンテナ開発体制
次世代の“つながる”アンテナ開発の加速

AGCは、40年以上にわたり自動車用ガラスアンテナの研究・開発・製造において業界をリードしてきました。
お客様の開発活動をグローバルに支援し、かつIoT時代の“つながる”クルマに対応するアンテナ開発を加速していく体制が
整っています!




http://www.agc.com/news/detail/1198953_2148.html
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