AGC「IR DAY 2022」化学品事業 説明資料(2/2)

IR DAY 2022
化学品事業




2022年6⽉16⽇
⽬次


 化学品事業概要

 主要事業における戦略について

• クロールアルカリ

• フッ素・スペシャリティ

• ライフサイエンス

 サステナビリティ課題への貢献


©AGC Inc. 2
⽬次


 化学品事業概要

 主要事業における戦略について

• クロールアルカリ

• フッ素・スペシャリティ

• ライフサイエンス

 サステナビリティ課題への貢献


©AGC Inc. 3
化学品事業のプロダクトフロー
 ガラス原料であるソーダ灰の⾃給を起点に100年をかけて形成された独⾃のケミカルチェーンが発展

2.スペシャリティ
ヨウ素およびヨウ素関連製品

事業の多様化 天然ガス 蛍⽯ フッ酸

フッ素樹脂
⑩塩素系
溶剤 2.フッ素化学品 フッ素樹脂フィルム

フッ素ゴム
クロロ 4フッ化
塩素 HCFC-22
原塩 メタン エチレン
塗料⽤フッ素樹脂
電解設備
1.クロールアルカリ 撥⽔撥油剤
電⼒ 塩酸/次亜塩素酸
・ウレタン
イオン交換膜
苛性ソーダ 重曹 塩ビ製品
透明フッ素樹脂
エポキシ原料
フッ素系冷媒

フッ素系溶剤
ウレタン ウレタン
製品の⾼機能化 原料 関連製品
合成医農薬 開発製造受託

バイオ医薬品 開発製造受託

は原材料 ファインシリカ

3.ライフサイエンス


セグメント別売上⾼推移
 全てのセグメントで業績拡⼤トレンドを維持
 ライフサイエンスを中⼼とした積極投資により、化学品全体の事業規模が拡⼤
8,000 1,600


7,000 1,400
売上⾼ 営業利益


6,000 1,200


売 5,000 1,000



⾼︵ 4,000 800
益︵

3,000 600 億
円︶
円︶
2,000 400


1,000 200



2011 12 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22E 23E
(サブセグメント別売上⾼推移)
クロールアルカリ・ウレタン 1,604 1,755 1,755 1,960 2,124 2,025 2,060 2,838 3,166 2,928 2,641 3,904
フッ素スペシャリティ 973 938 938 1,044 1,146 1,255 1,193 1,185 1,205 1,199 1,057 1,239
ライフサイエンス 366 449 617 799 1,152
会計基準 J-GAAP J-GAAP IFRS IFRS IFRS IFRS IFRS IFRS IFRS IFRS IFRS IFRS


*ライフサイエンスは2017年以降のセグメント情報(売上⾼)を開⽰ 5
⽬次


 化学品事業概要

 主要事業における戦略について

• クロールアルカリ

• フッ素・スペシャリティ

• ライフサイエンス

 サステナビリティ課題への貢献


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クロールアルカリ事業︓ビジョンと基本⽅針

海外クロールアルカリ事業ビジョン
成⻑する東南アジア市場へ安定的に製品を提供し、
地域の成⻑、発展に寄与する




基本⽅針

1.成⻑する東南アジアの需要を確実に取込み、
電解・塩ビで圧倒的なポジションを築く

2.AGCグループトータルでの収益を極⼤化する




©AGC Inc. 7
クロールアルカリ事業︓市場構造の変化
 2022年以降、市況は緩やかに落ち着くものの⾼⽔準が継続
 供給⾯は中国の環境規制強化により過剰能⼒が減少、需要⾯は安定的に需要が伸⻑
結果として、需給タイトな状況が継続する⾒通し
苛性ソーダ市況 塩化ビニル樹脂市況*

(US$/t) (US$/t)

東南アジア 苛性ソーダ市況
(SE Asia Caustic Soda CFR price Weekly) 東南アジア エチレン市況
(SE Asia Ethylene CFR Spot price)




東南アジア 塩ビ市況
(SE Asia PVC CFR price Weekly)



塩ビスプレッド*




出展︓Bloomberg⽉末データをもとに作成 *塩ビスプレッド︓塩ビ市況-(エチレン市況×0.5)で計算 ©AGC Inc. 8
クロールアルカリ事業︓需給バランス

 苛性ソーダ・塩化ビニル樹脂の世界需要は、今後もおよそ年平均2-3%拡⼤


東南アジア苛性ソーダ需給

• 2015-2025年平均成⻑率︓約4%
• GDP以外に、アルミナ・レーヨン等の⼤型PJが需要を押上げ 2022年 域内シェア(⽣産能⼒ベース)

• 域外からの輸⼊バランス拡⼤ 苛性ソーダ︓約50%
⇒ 能⼒増強を継続検討し、年産2,000千t レベル の⽣産体制を⽬指す



東南アジア塩化ビニル樹脂需給


• 2015-2025年平均成⻑率︓約4%
• インフラ投資等により、GDPに合わせた伸びが期待できる 2022年 域内シェア(⽣産能⼒ベース)

• 域外からの輸⼊バランス拡⼤ 塩化ビニル ︓約50%
⇒ 能⼒増強を継続検討し、年産2,000千t レベルの⽣産体制を⽬指す


©AGC Inc. 9
クロールアルカリ事業︓主要施策
 事業成功の鍵(KFS)に対応する施策を策定

ASEAN地域需要の成⻑=事業成⻑の機会 と捉え “東南アジア地域集中戦略”を遂⾏


1)域内での圧倒的に強いポジションを維持していく
• 的確なタイミングでの増設(新拠点含む)
• エチレン(原料)安定調達
• サプライチェーン構築
2)技術⼒向上
• 独⾃技術によるPVC品質・⽣産性向上
3)事業基盤・競争⼒強化
• ⼈財、DX化の推進
• 環境問題対応


©AGC Inc. 10
フッ素・スペシャリティ事業︓強み
 ⾼機能材料の開発や量産技術を活かし、世界の特定市場でのNo.1を⽬指すグローバルニッチトップ戦略
 製造、マーケティング、テクニカルサービス、商品開発機能をグローバルに展開
 最先端分野ニーズを含むグローバルニッチ市場での需要を取り込み、⾼収益な事業基盤を確⽴

AGCフッ素化学品事業の強み

フッ素の特性を⽤いた技術開発による
グローバルニッチトップ戦略




⾼収益な
事業基盤
② ③
マーケティング・ 最先端分野ニーズに対応する
テクニカルサービス拠点の 新製品・技術開発⼒
グローバル展開



©AGC Inc. 11
フッ素・スペシャリティ事業︓フッ素樹脂 Fluon®ETFE
 フッ素の優れた特性を保持しつつ、容易な成形加⼯性を兼ね備えたフッ素樹脂。主⽤途の輸送機器、
電⼦、建築、エネルギー分野のほか、多様且つ特殊な産業分野で幅広く使⽤される
 押出成形、射出成形、粉体コーティングが可能。電線被覆、チューブ、コーティング材料など、耐熱性、
耐薬品性、絶縁性等が要求される厳しい使⽤環境で活⽤
 ETFEはフィルム加⼯も容易。膜構造物材料や様々な分野の離型フィルムとして活⽤
素材 加⼯部材 産業分野




ペレット 電線被覆 ライニング・コーティング製品 ⾃動⾞ 鉄道 半導体




輸液チューブ 航空機 電⼦機器




パウダー
積層チューブ 膜構造材料・離型フィルム エネルギー 膜構造物 施設園芸

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フッ素・スペシャリティ事業︓ETFE事業の特徴・強み
ETFEのトータルソリューションプロバイダー
Fluon®ETFE
■ 販売開始50年の信頼
■ グローバル販売シェア*70%以上
■ 圧倒的な製造能⼒


Fluon®ETFE FILM Fluon+TM
■ 原料樹脂から⼀貫⽣産 ■+αの機能を付与し適⽤領域拡⼤
 No.1ETFEフィルムサプライヤーとして ■接着性を付与したAdhesiveシリーズ
産業向け離型⽤途、表⾯保護⽤途から ■充填剤を添加し機能付与したMPC(Melt
膜構造物材料までをフルラインナップ Processable Compounds)シリーズ



 2021年製造能⼒を2020年対⽐1.5倍に増強
 拡⼤した半導体、輸送機器、エレクトロニクス・情報通信市場等の需要の担い⼿に
 昨今のETFE以外のフッ素樹脂不⾜に伴い、他のフッ素樹脂からの切替検討が増加
 グローバルニッチトップサプライヤーとして、次の増産検討も既に検討着⼿
*当社推定 ©AGC Inc. 13
フッ素・スペシャリティ事業︓重点施策
(第4の柱への
ステージアップが有望なビジネス)



燃料電池⽤フッ素系電解質ポリマー(PEMFCアイオノマー)

 燃料電池に⽋かせない電解質膜及び電極⽤にフッ素系電解質ポリマー(PEMFCアイオノマー)を供給
 燃料電池⾞(FCV)の普及、⽔素社会実現に向けた技術発展により、需要拡⼤が加速
 AGCは⾼発電性能と耐久性を両⽴させ、圧倒的No.1ポジションを確⽴

(膜⽤) AGC 素材・材料メーカー ・MEAメーカー ・⾃動⾞メーカー ・⾃動⾞メーカー
(電極⽤)AGC 素材・材料メーカー ・⾃動⾞メーカー ほか ほか


AGCが
フォーカスする領域




+ 電極触媒



(ポリマー電解質) (CCM・MEA) (スタック) (発電システム)


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フッ素・スペシャリティ事業︓重点施策
(第4の柱への
ステージアップが有望なビジネス)



環境対応型新冷媒 AMOLEA®シリーズ
 地球温暖化問題を背景に、GWP*が極めて⼩さい環境対応型新冷媒の需要拡⼤が加速
冷媒名称 機能 / 特徴
世界市場の7-8割の領域で代替の可能性がある次世代冷媒の本命候補。家庭⽤・業務⽤空調向けを中⼼に市場成⻑を牽引する、
1123混合
AGC独⾃技術の冷媒として期待が懸かる。冷媒としてオーソライズされるASHRAE(⽶国暖房冷凍空調学会)登録を2023年完了予定
1234yf カーエアコン⽤中圧冷媒。独⾃製法により⽇本唯⼀の⽣産設備を確⽴済

1224yd ターボ冷凍機及び⾼温ヒートポンプ向け低圧冷媒。⽤途&製法特許と⽣産設備を確⽴済

ターゲット市場 HFC類の削減スケジュール




※1︓開発途上国であって、第2グループに属さない国
※2︓インド、パキスタン、イラン、イラク、湾岸諸国

*GWP︓地球温暖化係数 ©AGC Inc. 15
ライフサイエンス事業︓ビジョンと事業⽅針

事業ビジョン

医農薬・スペシャリティ化学分野において

⼈々の健康と医療、農作物の安定⽣産に貢献する




基本⽅針

三極で共通のグローバルスタンダードGMP体制の下、

お客様にとって第⼀選択肢である戦略的パートナーとなる



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ライフサイエンス事業︓事業環境(医薬品原薬CDMO市場規模推移)
 外注増加の製薬業界の動きを受けて、AGCが取組むCDMO市場も着実に拡⼤
年平均成⻑率
2020-26

遺伝⼦細胞治療薬

従来型バイオ医薬品(微⽣物・動物)
+30%
合成医薬品



+11%




+7%




出典︓EvaluatePharma® World Preview 2017, Outlook to 2022などを元に当社推計 ©AGC Inc. 17
ライフサイエンス事業︓強み



1. お客様ニーズに合致した⽣産体制
⽇⽶欧3極で⾼いレベルのcGMP⽣産体制のもと、幅広いサービスを展開


2. 商⽤医薬品の製造実績
⾼度な品質や技術開発⼒に基づく豊富な査察実績


3. 技術⼒
最先端の技術で製造開発の課題を解決




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ライフサイエンス事業︓強み



1. お客様ニーズに合致した⽣産体制
⽇⽶欧3極で⾼いレベルのcGMP⽣産体制のもと、幅広いサービスを展開


2. 商⽤医薬品の製造実績
⾼度な品質や技術開発⼒に基づく豊富な査察実績


3. 技術⼒
最先端の技術で製造開発の課題を解決




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ライフサイエンス事業︓お客様ニーズに合致した⽣産体制
 ⽇本を主要拠点とする数少ないグローバルCDMOとして、
 ⽇⽶欧3極の⾼いレベルのcGMP⽣産体制のもと、治験から商⽤まで
 化学合成/微⽣物/動物細胞/pDNA/遺伝⼦細胞治療など幅広いサービスを展開

ハイデルベルグ
コペンハーゲン
(ドイツ)
シアトル (デンマーク)
微⽣物
(アメリカ) 動物・微⽣物
プラスミドDNA 福井
動物・微⽣物 (pDNA) (⽇本)
合成医農薬

千葉
(⽇本)
マルグラット
動物・微⽣物
(スペイン)
ミラノ 合成医農薬
合成医薬
(イタリア)
コロラド コロラド 横浜
遺伝⼦細胞治療、
ボルダー ロングモント (⽇本)
ウイルスベクター
(アメリカ) (アメリカ)
動物 遺伝⼦細胞治療、
ウイルスベクター

合成医薬品拠点
バイオ医薬品拠点
合成医薬品・バイオ医薬品拠点

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ライフサイエンス事業︓強み



1. お客様ニーズに合致した⽣産体制
⽇⽶欧3極で⾼いレベルのcGMP⽣産体制のもと、幅広いサービスを展開


2. 商⽤医薬品の製造実績
⾼度な品質や技術開発⼒に基づく豊富な査察実績


3. 技術⼒
最先端の技術で製造開発の課題を解決




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ライフサイエンス事業︓商⽤医薬品の製造実績
 実績を重ねCDMOとしてお客様からの信頼を獲得。より⾼いレベルのcGMP管理が
 求められる商⽤および開発後期案件の受注が増加
 ⼀般的に受注が安定継続する商⽤案件と、開発段階が進み将来の増加が⾒込まれる
開発初期案件の両輪を有することで、2023年以降も着実な事業拡⼤を⾒込む


商⽤
* 開発初期:
Pre-clinical~Phase II
** 開発後期
Phase III





ライフサイエンス事業︓商⽤医薬品の製造実績

 ⾼度な品質保証⼒や技術開発⼒に基づく豊富な査察実績を有する


FDA EMA PMDA
<AGC各拠点の査察実績 > ⽶国 欧州 医薬品医療機器
⾷品医薬品局 医薬品庁 総合機構

AGC千葉⼯場 ● ●


AGCファーマケミマルズヨーロッパ (マルグラット) ● ● ●
AGCバイオロジクス (シアトル) ● ●
AGCバイオロジクス (コペンハーゲン) ● ● ●

イ AGCバイオロジクス (ハイデルベルグ) ● ●

AGCバイオロジクス(ミラノ) ●
AGC千葉⼯場 ●

(※商⽤品以外も含む)


ライフサイエンス事業︓強み



1. お客様ニーズに合致した⽣産体制
⽇⽶欧3極で⾼いレベルのcGMP⽣産体制のもと、幅広いサービスを展開


2. 商⽤医薬品の製造実績
⾼度な品質や技術開発⼒に基づく豊富な査察実績


3. 技術⼒
最先端の技術で製造開発の課題を解決




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ライフサイエンス事業︓技術⼒
 25年以上のCDMOとしての実績に加え、進化し続けるお客様のニーズに応えるため、
 新技術、新モダリティを継続的に取り込み
• シングルユーステクノロジーをいち早く導⼊
• ⾃社開発に限らず新たな製造ツールを試⽤、取り込み
• プラスミドDNAの実績を⽣かしてコロナワクチン案件受託、更にmRNAへ展開
• 昨年買収したロングモントへミラノの⾼い技術を移管、北⽶でも同様のサービス展開へ
 シアトル、ミラノ、横浜に設置したR&Dセンターから更なる新技術を3極に展開
微⽣物・動物細胞

シアトル 遺伝⼦細胞
(アメリカ) コペンハーゲン
微⽣物・動物 (デンマーク) 新技術

ハイデルベルグ
(ドイツ) 千葉
(⽇本)

現在検討を進めている
コロラド iPS細胞等新技術も
ボルダー 同様に3極へ展開予定
(アメリカ)
横浜 (⽇本)
コロラド ミラノ (イタリア) 新技術
ロングモント 遺伝⼦細胞
(アメリカ)


ライフサイエンス事業︓技術⼒
 2016年バイオミーバ社買収以降、積極的な設備投資やM&Aにより
 地域および技術分野を拡⼤し医薬CDMOとしての事業基盤を構築
 その基盤を基に先進的な遺伝⼦細胞治療分野でも事業を強化・拡⼤中
低 ⾼
(分⼦量) (数百〜数千) (数万) (10万以上)




遺伝⼦細胞治療
微⽣物由来 動物細胞由来
合成医農薬 ウイルスベクター
たんぱく質 たんぱく質 pDNA* / mRNA**
細胞医薬
⽇本への新規参⼊
設備拡張(20年) (検討中)

⽇ 既存ビジネス 既存ビジネス 新規参⼊(20年) ⽇
本 細 本

CMC買収 加
スペイン 技術移管 ⼯ 技術移管
マルグラット社 バイオミーバ へ バイオミーバ
買収 買収 の 買収 MolMed
技 買収

新規参⼊(19年) 新規参⼊ 新規参⼊(17年) 応 新規参⼊ 新規参⼊
欧 ⽤ 欧
⽶ (16年) 設備拡張(21年) (16年) (20年) ⽶
設備拡張(22年) 設備拡張
アストラゼネカ社 mRNA参⼊ ノバルティス社(22年)
⽶⼯場買収 (23年) ⽶⼯場買収


*pDNA︓プラスミドDNA **mRNA︓メッセンジャーRNA 26
ライフサイエンス事業︓お客様ニーズに合致した⽣産体制
<バイオ医薬品CDMO事業の強み>
 少量多品種⽣産に最適なシングルユースバック(SUB) 技術のパイオニアとして、
 豊富な実績を基に⾼まる少量⽣産ニーズへ対応
 またSUBによる6Pack™*およびボルダー⼯場のステンレス(SUS) の⼤型培養槽により、
 中・⼤規模の案件まで柔軟に幅広く対応
 開発の進展で変わる⽣産規模のニーズに対し、開発初期から商⽤まで⼀貫したサービスを提供
開発ステージ

商⽤
SUB SUS



開発後期



⼤規模案件に対応
⼩〜中規模案件に対応
開発初期
製造
スケール
2,000L 12,000L 20,000L
*6pack™: 最⼤6つまでSUBを連携し運転することで⼩〜中規模の⽣産ニーズへの柔軟な対応を実現 ©AGC Inc. 27
ライフサイエンス事業︓中期事業戦略
① CDMO事業拡⼤のため積極的な投資を実施。当初の売上⽬標を4年前倒し21年1,152億円を達成
② 既に売上⾼2,000億円達成への投資は意思決定済。20年以降に実施した投資の売上への寄与が本格化
③ 更なる成⻑のため引き続きM&Aと併せ各拠点での増強投資を検討中 *表記は稼働開始ベース

拠点所在地 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025
更なる投資を
1 売上1,100億円へ寄与 2 売上2,000億円へ寄与 3 更なる成⻑へ寄与 検討中


医 欧 マルグラット 買収 増強 増強



薬 ⽇ 千葉・若狭 増強 増強

2016 pDNA増強
欧 ハイデルベルグ 増強
微 買収 +mRNA新設
⽣ 2017
欧 コペンハーゲン 増強 増強 増強
物 買収
増強
バ ・ 2017
⽶ シアトル 増強 増強
イ 動 買収
オ 物 稼働
⽶ ボルダー 買収 増強
医 ・ 開始
薬 遺
⽇ 千葉 増強 増強
品 伝

細 欧 ミラノ 買収 増強 増強
増強

稼働 増強
⽶ ロングモント 買収 増強 増強
開始

M&A M&A(︖)
M&A M&A
©AGC Inc.

ライフサイエンス事業︓中期事業戦略
 21年累計約2,000億円の投資を実施、25年売上⽬標2,000億円の1年前倒しおよび増強設
備の稼働安定化等により利益率向上を⽬指す
 22年から25年に計2,000億円以上を投資し、更なる事業拡⼤を図る
ライフサイエンス投資累計額推移* ライフサイエンス売上⾼ 推移
(単位︓億円) (単位︓億円)

1年前倒しを⽬指す




累計

約2,000




©AGC Inc. 29
ライフサイエンス事業︓今後の事業展開の⽅向性
 将来の実⽤化に向け研究が進む再⽣医療や、開発黎明期にあるその他の新技術についても
相応の時機を⾒極め参⼊を検討
安定で効率的な製造⽅法確⽴が重要な今後の領域
エクソソーム、マイクロビオーム
⽣産性の向上を⽬的とした

新 技術開発 再⽣医療*(iPS細胞等)


術 遺伝⼦・細胞治療
ex vivo 遺伝⼦治療(CAR-T等)
in vivo 遺伝⼦治療(ウイルス、⾮ウイルス)
細胞治療(間葉系幹細胞等)

確 次世代抗体

済 (抗体断⽚、ADC、多価抗体、Fc融合タンパク等)


抗体医薬品・タンパク質医薬品 希少疾病向け向け医薬品(オーファン・ドラッグ)
技 などのさらなる取り込み
術 合成医薬品
⼀定の治療法がある領域 アンメット・メディカル・ニーズ領域


安定的成⻑期 萌芽期から急成⻑期へ
*⿊字(当社が既に参⼊しているモダリティ)、⻘字(今後参⼊検討の対象となるモダリティ) ©AGC Inc. 30
⽬次


 化学品カンパニー事業概要

 主要事業における戦略について

• クロールアルカリ

• フッ素・スペシャリティ

• ライフサイエンス

 サステナビリティ課題への貢献


©AGC Inc. 31
サステナビリティ課題への貢献
 化学品業界に先駆け、2008年にカンパニービジョン”Chemistry for a Blue Planet”を制定
 環境課題への対応をはじめ、サステナビリティ重要課題解決に向けた取り組みを加速中
1970- 1980- 1990- 2000- 2010- 2020- 社会的価値
カンパニービジョン制定
2008年
サステナビリティ重要課題解決への取り組みを加速

塗料⽤フッ素樹脂 空調機器向け次世代冷媒
持続可能な
ルミフロン販売開始 AMOLEAを開発
地球環境の実現
フッ素系代替溶剤 環境対応型新冷媒 への貢献
AK-225製造開始 HFO-1234yf 商業⽣産開始


タイでの苛性ソーダ ベトナム塩ビ製造会社を買収
事業スタート 安全・快適な
インドネシア電解第6期増強 都市インフラの
インドネシアでの 実現への貢献
電解事業スタート
ビニタイ社を買収


医農薬中間体 分離機能製品群FORBLUE⽴上げ
フッ素樹脂ETFE開発(世界初)
受託ビジネス開始
中央研究所にバイオ ⽶国バイオ医薬品企業買収 安⼼・健康な
イオン交換膜フレミオン開発 受託設備設置 暮らしの実現
スペイン合成医薬品企業買収
への貢献
ETFE樹脂フィルム販売開始 タフルプロスト製造販売承認
フッ素樹脂Fluon+シリーズ発表


凡例 クロールアルカリ・ウレタン フッ素スペシャリティ ライフサイエンス ©AGC Inc. 32
サステナビリティ課題への貢献︓GHG排出削減




AGC Sustainability Data Book 2021
©AGC Inc. 33
サステナビリティ課題への貢献︓GHG排出削減

 化学品の製品群は、⽣活やインフラを⽀える重要な製品であることから、そのポジティブな側⾯と併せて、サステナビリ
ティへの貢献と捉えてゆくことが重要

 これら製品群を増産した場合にはGHG排出量は増加するが、購⼊電⼒の電⼒排出係数の低下によりGHG排出量
は低下(下図①)

 各拠点での再⽣可能エネルギーの導⼊に加えて、リサイクル、省エネ、フロン類の排出削減等の施策により、積極的
にGHG排出量の削減を進める(下図②)

GHG排出量の将来動向イメージ(Scope1+2)









©AGC Inc. 34
サステナビリティ課題への貢献︓その他の取り組み

環境対応型新冷媒・溶剤 施設園芸⽤フッ素樹脂フィルム
 事業そのものだけではなく、
AMOLEA® シリーズ エフクリーン®
原料調達・製造・物流・販売・廃棄までの
ライフサイクル全体から発⽣する
GHG排出量削減への貢献


 GHG排出削減に貢献する製品、技術の 燃料電池⽤電解質ポリマー溶液

開発推進 FORBLUETM iシリーズ




 東南アジア地域における、 アサヒマス・ケミカル社

マングローブ植林活動、 マングローブ植林プロジェクト

キックオフセレモニー(2021.12.22)
サンゴ礁保護活動の積極推進

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