AGC旭硝子、 CDMO大手 CMC Biologics社を買収

News Release
2016 年 12 月 20 日




AGC 旭硝子、CDMO 大手 CMC Biologics 社を買収


AGC旭硝子(旭硝子株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)は、大手バイオ医薬品原薬の開発製造受託
企業(CDMO*注 1)であるCMC Biologics社の全株式を約 600 億円で取得することにつき、主要株主であるMonitor
Clipper Partners社およびEuropean Equity Partners社を含む全株主との間で株式譲渡契約を締結いたしまし
た。
尚、本件買収は、所要の独占禁止法当局の承認を前提とし、同社は 2017 年 1 月にAGCグループの子会社と
なる予定です。


CMC Biologics 社は、動物細胞と微生物を用いた CDMO で、医薬品開発から商業医薬品向けに、プロセス開発、
スケールアップおよび商業製造までの高付加価値のサービスを提供しています。約 530 名の従業員を有し、デンマーク
(コペンハーゲン)と米国(シアトルおよびバークレー)の製造拠点をベースにグローバルに事業を展開しています。


当社は、1985 年にバイオ事業を発足、2000 年初めよりバイオ医薬品製造受託事業を開始し、主に日本で微生物
を用いた CMO*注 1 事業を行ってきました。 本年 8 月に微生物を使った CDMO であるドイツ Biomeva 社*注 2 を買収
し、欧州での製造、開発拠点を獲得しました。 それに続く今般の CMC Biologics 社の買収は、動物細胞を用いたバ
イオ医薬品製造技術の獲得とその主要市場である欧米の顧客基盤獲得を目的とした、当社のバイオ事業戦略の一環
です。 本買収を通じ、高い技術力と信頼される品質に裏付けられた世界トップレベルのグローバル CDMO として、製薬
会社、患者様、そして社会に貢献していきます。


AGC グループは、経営方針 AGC plus の下、ライフサイエンス事業を戦略事業のひとつと位置付けています。 今
般の事業統合を成長に向けた重要な一歩とし、バイオ医薬品製造受託事業を加速的に拡大して参ります。




以 上

*注釈
注 1) CMO: 医薬品製造受託会社 (Contract Manufacturing Organization)
CDMO: 製 造 受 託 に 加 え 、 製造 方 法 の 開 発を 受 託・ 代 行する 会 社 (Contract Development & Manufacturing
Organization)
注 2) 当社は、今年 8 月にドイツのバイオ医薬品製造受託会社である Biomeva GmbH 社を買収し、欧州市場に本格参入しました。

詳細は当社プレスリリースをご覧ください。http://www.agc.com/news/20160906.pdf




◎本件に関するお問い合わせ先:
AGC 旭硝子 経営企画部 広報・IR 室長 小林 純一
(担当:駒崎 TEL: 03-3218-5603 E-mail: info-pr@agc.com)

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