2023年3月期第2四半期 決算説明資料

2023年3月期第2四半期
決算説明資料
プライム市場 5121
藤倉コンポジット株式会社



2022年12月9日

常務取締役 管理本部長 髙橋 秀剛
目次
本日お伝えしたいこと

事業概要と強み
– コンポジット技術により、人々の「豊かなくらし」をささえる


決算情報&業績予想
– スポーツ用品セグメントが大幅増収増益となり、
連結で過去最高益を更新予定

下半期の取り組み
– 自動車の電動化市場へのアプローチを強化
– 液体検知センサの開発状況について
– 引布加工品セグメント生産性向上による製品安定供給体制の構築
– フジクラシャフト「SPEEDER NX GREEN」誕生




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Ⅰ. 事業概要と強み
藤倉コンポジットとは?

複合化技術を生かしてゴムだけにとらわれない
新しい製品分野に積極的に進出
価値の創出に取り組んでいます
コンポジット = 複合化・複数の要素を組み合わせること
当社は、これまでゴムと布を組み合わせる技術から、
金属や樹脂などと組み合わせることで様々な製品を生み出してきました。

ゴム 布 ダイヤフラム など


ゴム 樹脂 逆止弁 など


カーボン 金属



世界に誇る優れた日本企業にスポットを当て、その魅力に迫るドキュメンタリー番組
『知られざるガリバー~エクセレントカンパニーファイル~』で当社の複合化技術を紹介

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事業概要


主に3つのセグメントで事業を展開
スポーツ用品
売上高 売上高構成比

9,119百万円 24.5% 産業用資材
(2021年3月期:19.4%)
売上高 売上高構成比

• ゴルフ用カーボンシャフトの製造販売
• 産業用CFRP製品の製造販売
23,416百万円 63.0%
2022年3月期 (2021年3月期65.0%)
• 登山等アウトドア製品の販売
売上高 • 自動車部品の製造販売


37,190
• 住宅設備・インフラ関連部品の製造販売
引布加工品 百万円
• 医療関連部品の製造販売
• 空圧制御機器の製造販売
売上高 売上高構成比 • 液晶・半導体製造設備関連機器の製造販売

4,289百万円 11.5%
(2021年3月期:14.4%)

• ゴム引布の製造販売
• 船舶・防衛関連救命いかだの製造販売
• 救命・医療・災害用製品の製造販売
• 産業用ゴム引布加工品の製造販売
• 印刷材料の製造販売


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各セグメントのビジネスモデル
薄膜ゴム引布製造技術
産業用資材

注文



顧客 納品 仕様検討 設計・試作 受注生産
最終製品から逆算し
加工に適した製法で
厳格な仕様・規格 産業用資材の材料となる 材料を生産、
引布加工品
に正確に対応でき 材料の供給 グループ内で供給を実施
る高い技術力


仕様/依頼
設計・生産
試作確認 受注生産
顧客 計画立案
納品


スポーツ用品 ゴルフシャフトにみる3つのビジネスモデル 収益性 供給量
注文
プロゴルファー
アフターマーケット向け へ提供
納品
(自社製品:リシャフト ) 高 少
マーケティング・企画 設計・試作
量販店・ショップ
アフターマーケットで人気の製品を提案 在庫生産
オーダー/
カスタム向け 発注
(自社製品: 中 中
オリジナル)
納品 企画マッチング 受注生産

発注
OEM製品 クラブ 低 多
(クラブメーカー メーカー
コンセプト企画 開発・設計 受注生産
オリジナル) 納品

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各セグメントのSWOT分析
SWOT分析

プラス要因 マイナス要因
S Strength(強み) W Weakness(課題)
産業用資材 強固な顧客基盤 産業用資材 海外売上げはドル建て、元建て
多様な顧客ニーズに応える技術開発力 ⇒為替変動によるリスク

部 引布加工品 引布;日本初の引布製造企業としての技術力
の高さ 引布加工品 引布;装置産業であり、設備投資・更新計画

加工品;防衛省関連の受注、船主および が困難

造船所との信頼関係

スポーツ用品 強固な顧客基盤 スポーツ用品 男子プロの人気が低い
多様な顧客ニーズに応える技術開発力 (⇒VENTUS以降使用率アップ)



O T
Opportunity(機会) Threat(脅威)
産業用資材 DX時代における半導体需要の増加 産業用資材 EV化によるエンジン周辺部品の減少
医療市場が拡大 自動車;国内の人口減少による市場自体の縮小
外 半導体関連製品の競争激化による価格低下の
部 可能性
要 引布加工品 高品質救命製品の需要の増加
因 引布加工品 印材;ペーパーレス化による印刷需要の低下

スポーツ用品 コロナ禍以降「密を避けられるスポーツ」 スポーツ用品 ゴルフ人口の減少
としてゴルフ人気の拡大




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各セグメントの強み

「複合化技術」「材料選定技術」からなる製品群が、
各カテゴリーで確固たるポジションを築く

引布加工品 産業用資材 スポーツ用品

アピール アピール アピール
• 救命いかだは「いのちをささえ • 製品ライフが長い • 女子ツアーで圧倒的な支持を獲
る」セグメント • メーカーからの信頼が高い高品 得
• 産業用資材セグメントに高品質 質製品を提供 • 自社サイトでしか購入できない
なゴムシートを提供 ECサイト市場への拡販
強み
強み • 強固な顧客基盤 強み
• サービスステーションとの連携 • 豊富な材料配合技術を保有 • ゴルフシャフトのブランド力
により販売からメンテナンスを • 他素材との複合技術による設計 • 長年培ってきたCFRPの技術力
一貫で対応 技術 • CFRPとゴムの複合化技術(コン
• 造船所との信頼関係 ポジット技術)
• 素材から自社で製造できる技術 他社との差別化ポイント • 解析専門分野によるCAE解析
力 • メーカーの要求にこたえられる
技術力 他社との差別化ポイント
他社との差別化ポイント • メーカー要求に対して自社で素 • 弊社独自の配合技術により、
• 関係省庁の要求にこたえられる技 材から一貫して提供できる提案 CFRPと高密着可能なゴムを開発
術力 力 • 特許取得や解析技術が高い
• 自社開発システムによる開発ス
ピードが速い

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地域別売上高と売上高営業利益率の推移
国内外売上高は増加し、営業利益率も大幅伸長
原材料等の価格高騰による営業利益率の低下 ⇒ 2023年3月までに価格転嫁の実施を予定

(単位:百万円)
45,000 12%


40,000
10%

35,000 海
8%

30,000
43.5

6%
25,000


20,000
4%


15,000 国
2% 内
10,000 56.5

0%
5,000


0 -2%


(予想) 通期予想
日本 米国 中国 その他 営業利益率
比率

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Ⅱ. 2023年3月期第2四半期決算




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決算ハイライト


自動車市場は生産台数調整による減産の影響を受け低調
売上高 医療市場および半導体市場の設備投資が好調に推移
事業に ゴルフシャフトは市場、シェアともに拡大し好調に推移
関する
業績要因 ゴルフシャフトの自社ブランド品、OEMの販売増に伴う増益
営業利益 工業用品部門は主要顧客の減産による稼働率の低下、原材料
費高騰の影響を受け減益


全セグメントで原材料費、エネルギー費高騰の影響を受けた
2023年3月期上期
事業環境 半導体調達難や中国のロックダウンにより主要顧客の減産の
影響を受けた


上期の 急激な円安で524百万円の為替差益を計上
特殊要因 遊休土地売却により148百万円の特別利益を計上




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2023年3月期第2四半期実績
印材、加工品の輸出回復、ゴルフ用カーボンシャフトの好調継続により、増収となった
欧米の金利上昇に伴う円安の進行による物価高騰や長期化するロシアのウクライナ侵攻に
よる原材料費の高騰等で減益となった

(単位:百万円)

2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 前々年同期比 前年同期比
2Q実績 2Q実績 2Q実績 (%) (%)


売上高 13,409 17,643 20,284 +51.3% +15.0%


営業利益 143 2,198 2,171 +1416.9% ▲1.2%


営業利益率
1.1% 12.5% 10.7% +9.6P ▲1.8P
(%)


四半期利益 212 1,940 2,101 +888.1% +8.3%


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主要セグメント別実績
(単位:百万円)

2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 前々年同期比 前年同期比
セグメント トピックス
2Q実績 2Q実績 2Q実績 (%) (%)


売上高 8,807 11,395 11,569 +31.4% +1.5% • 工業用品部門は、主要顧客での減産が続き減収となり、
稼働率の低下による操業度差損や原材料費、エネル
ギー費、物流費の継続的な高騰などの影響もあり営業
産業用 損失。
資材
営業利益 ▲46 964 40 ー ▲95.8% • 液晶市場は低調となったものの、半導体市場の設備投
資が好調を維持し、医療市場も好調に推移したことで
増収増益。
営業利益率 ▲0.5% 8.5% 0.4% +0.9P ▲8.1P 以上により、産業用資材セグメントは増収減益で着地。



売上高 2,000 1980 2,309 +15.4% +16.6% • 引布部門は、一般ゴム引布の新規品立上げなどにより
好調維持も、原材料費やエネルギー費などの上昇によ
り増収減益。
引布 • 印刷材料部門は、輸出の受注回復及び円安の影響によ
加工品
営業利益 ▲2 ▲12 44 ー ー り増収増益。
• 加工品部門は、円安の影響もあり舶用品の輸出が堅調
に推移し増収増益。
営業利益率 ▲0.1% ▲0.6% 1.9% +2.0P +2.5P 以上により、引布加工品セグメントは増収増益で着地。

• ゴルフ用カーボンシャフト部門は、米国モデル
売上高 2,425 4,080 6,220 +156.4% +52.4% 『VENTUS』『VENTUS TR』の販売が好調に推移し、
また10月発売の 日本モデル『SPEEDER NX GREEN』
の先行受注が計画を上回り、さらにクラブメーカー向
スポーツ けOEM品への採用も増えた事により増収増益。
用品
営業利益 464 1,489 2,340 +403.6% +57.2% • アウトドア用品部門は、ハイキング・トレッキング市
況の回復基調により売上高は大きく伸長も、円安によ
る仕入れ価格の継続的な高騰の影響をカバーしきれず
営業利益率 19.2% 36.5% 37.6% +18.4P +1.1P 増収減益。
以上により、スポーツ用品セグメントは増収増益で着地。
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2023年3月期第2四半期 売上高の増減要因分析
2021年3月期 2Q実績 ⇒ 2022年3月期 2Q実績 ⇒ 2023年3月期 2Q実績
(単位:百万円)
その他
スポーツ用品
▲2
引布加工品
産業用資材 +2,140
その他
+329
スポーツ用品 +10 +174
引布加工品
産業用資材 ▲19 +1,654


+2,588 20,284

17,643

13,409




2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
2Q実績 2Q実績 2Q実績

期初想定レート:JPY120/USD、JPY18/CNY

前期実績比 前期実績比

+4,233百万円 2,641百万円

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2023年3月期第2四半期 営業利益の増減要因分析
2021年3月期 2Q実績 ⇒ 2022年3月期 2Q実績 ⇒ 2023年3月期 2Q実績
(単位:百万円)
その他・調整 その他・調整
産業用資材
スポーツ用品 +28 スポーツ用品 ▲12


▲923 +851
+1,654
引布加工品
引布加工品 +57
産業用資材 ▲9 2,171
2,198


+1,011





2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
2Q実績 2Q実績 2Q実績

期初想定レート:JPY120/USD、JPY18/CNY

前期実績比 前期実績比

+2,055百万円 ▲27百万円
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2023年3月期第2四半期 営業利益の増減要因分析
2022年3月期 2Q実績 ⇒ 2023年3月期 2Q実績
(単位:百万円)

材料費
その他
価格転嫁効果
エネルギー費 +53
▲160
▲40
+120




2,198 2,171




2022年3月期 2023年3月期
2Q実績 2Q実績
期初想定レート:JPY120/USD、JPY18/CNY

前期実績比

▲ 27百万円
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2023年3月期上期トピックス

産業用資材
医療分野生産体制の強化
パートナーシップ「J-STAC」を形成
ワクチン・バイオ医療・再生医療などの発展に貢献することを目的にパートナーシップ
「J-STAC」を形成
経済産業省より:国内製ワクチン生産を目的としたシングルユース製品部素材の国産化
を目指す「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医療品製造拠点など
整備事業費補助金」の実施事業者として「採択決定」されました
厚生労働省より:「ワクチン生産体制等緊急整備事業(部素材の品質等評価)
(公募型事業) 」における助成金等について「採択決定」されました
2024年4月までにチューブ/コネクタ/ガスケット製品の販売を目指す
2027年度には50%の国産化を目指し活動を進める(現在は100%輸入)

ワクチン・バイオ医療・再生医療などの製品開発に注力することで社会へ貢献

「J-STAC」
J-STAC :Japan Single-use Technology Advanced Collaboration
(シングルユース技術国産化共同体)
パートナーシップ企業
藤森工業株式会社・東京計装株式会社・ニッタ株式会社・
株式会社ロキテクノ・藤倉コンポジット株式会社
福島県南相馬市にある原町工場内LIM棟の
クリーンルームで医療関連製品の製造を行う
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2023年3月期上期トピックス

産業用資材 自動化・省人化のため設備エンジニアの人材強化

有限会社テクノロジーサービスの株式を取得し子会社化

今後も、複合化技術で様々な製品を生み出し、社会の豊かさに貢献


テクノロジーサービス社
• 設備設計の拠点に 設備エンジニアの
• 既存設計技術員の活用
人材を強化
開発・構想により 設計技術者
レベルアップ 育成 有限会社テクノロジーサービス

• 主な事業:自動化・省人化装置
の設計及び製作
生産技術 ものづくり技術を 施設
• 当社が推進している生産性向上
• 工程設計 高める • 資産管理
の取り組みをより加速させる重
• 金型設計 • ユーティリティー 要な技術を有する
• 品質管理 • 保全・改造



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2023年3月期上期トピックス

スポーツ用品
好調なアフターマーケットを追い風に
ゴルフ関連商品がさらに充実
自社ブランドは日米ともに好調!OEM受注も上振れ

世界的なゴルフ人口が増加する中で高いシェアを確保
米国市場において、米国モデル「VENTUS TR BK&RED 」 2022年8月発売

アフターマーケット向け 売上高
(百万円)
世界中のトッププロに
3,000 好評を頂いているVENTUS TR BLに
2,333 2,396 BKとRDを追加ラインナップ
2,000

1,399


1,000





2021/3期 2022/3期 2023/3期
(予想)


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連結貸借対照表
(単位:百万円)

2022年3月期 2023年3月期2Q
内容
期末残高 構成比 期末残高 構成比 増減額
• 棚卸資産が増加(原材料調達難による
流動資産 23,735 62.9% 25,161 63.6% +1,425 在庫確保)


固定資産 14,015 37.1% 14,411 36.4% +396 • 有形固定資産、有価証券が増加



資産合計 37,750 100.0% 39,573 100.0% +1,822


• 借入金返済を進めたことにより借入金
流動負債 8,636 22.9% 6,443 16.3% ▲2,193 が減少


• 在米子会社においてリース会計基準を
固定負債 1,641 4.3% 1,693 4.3% +52 適用したことによりリース債務が増加


負債合計 10,277 27.2% 8,136 20.6% ▲2,140

• 利益剰余金、為替換算調整勘定が増加
純資産合計 27,473 72.8% 31,436 79.4% +3,963 • 新株予約権の一部行使による自己株式
の処分実行


負債・純資産合計 37,750 100.0% 39,573 100.0% +1,822

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Ⅲ. 2023年3月期業績予想修正




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2023年3月期下期 主要な外部環境
2023年3月期 2023年3月期 2023年3月期
セグメント別の施策
期初予想 上期 下期予想
産業用資材 原材料高騰、調達難の影響を最小化するため、原価
自動車・ 低減、価格転嫁等の施策をスピーディーに実行する。
住宅設備・ 生産性向上、原価低減のため自動化を推進、積極的
インフラ な設備投資を進める。


産業用資材 市場は好調を維持、次世代装置の獲得に注力し、
液晶・半導体 積極的な投資を実行する。



産業用資材 新製品の開発を推進し既存顧客への拡販を進めると
医療 ともに、積極的な設備投資で新たな領域へ参入する。




人命救助という使命のもと、新型いかだの拡販を
引布加工品 推進する。


主力の「VENTUS」「SPEEDER NX」について拡販し、
新モデルの市場投入でシェアアップを図る。
スポーツ用品
CFRP製産業用品を量産化し、事業領域の拡大を推進
する。
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2023年3月期業績予想修正
ゴルフ用カーボンシャフト、半導体市場の設備投資が好調に推移
原材料費高騰の価格転嫁を今後も継続して進めることから、通期連結売上高及び営業利益
は増収増益を見込む
下期設定レートをJPY135/USDに変更
(単位:百万円)

2022年3月期 2023年3月期 2023年3月期 前期比 期初予想比
実績 期初予想 修正予想 (%) (%)


売上高 37,190 38,000 40,600 +9.2% +6.8%


営業利益 4,160 4,500 4,600 +10.6% +2.2%


営業利益率
11.2% 11.8% 11.3% +0.1P ▲0.5P
(%)


当期利益 4,062 4,000 4,300 +5.9% +7.5%

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2023年3月期 売上高予想の増減要因分析
2022年3月期実績⇒2023年3月期 期初予想⇒ 2023年3月期 修正予想
(単位:百万円)


その他
スポーツ用品 +446




+2,443
その他
スポーツ用品
▲64 産業用資材 40,600
引布加工品 引布加工品
産業用資材 +480 ▲618
▲17 +329
+410
38,000
37,190




2022年3月期 2023年3月期 2023年3月期
実績 期初予想 修正予想




前期実績比 期初予想比

+ 809百万円 + 2,600百万円
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2023年3月期 営業利益予想の増減要因分析
2022年3月期実績⇒2023年3月期 期初予想⇒ 2023年3月期 修正予想
(単位:百万円)
スポーツ用品 その他
引布加工品 その他
+90 ▲137 産業用資材
産業用資材
+138 スポーツ用品 +200

+249



▲1,600
+1,600 4,600

4,500
4,160
引布加工品
▲100



2022年3月期 2023年3月期 2023年3月期
実績 期初予想 修正予想




前期実績比 期初予想比

+ 340百万円 100百万円

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2023年3月期 営業利益予想との増減要因分析
2023年3月期 期初予想⇒ 2023年3月期 修正予想
(単位:百万円)
その他
材料費
価格転嫁効果 +220
▲350 エネルギー費
+330
▲100



4,500 4,600




2023年3月期 2023年3月期
期初予想 修正予想


期初予想比

+ 100百万円
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主要セグメント別計画値
(単位:百万円)

2022年3月期 2023年3月期 2023年3月期 前期比 期初予想比
セグメント トピックス
実績 期初予想 修正予想 (%) (%)


売上高 23,416 23,400 22,782 ▲2.7% ▲2.6%
• 自動車は中国のロックダウンの影響や生産台数調整よ
り減産、エネルギー費・原材料高騰影響を受け価格転
産業用 嫁進めるも減収減益。
資材
営業利益 1,151 1,400 638 ▲44.6% ▲54.4% • 半導体市場は設備投資が好調を維持、医療市場も堅調
に推移し増収増益。
以上により、産業用資材セグメントは減収減益で着地。
営業利益率 4.9% 6.0% 2.8% ▲2.1P ▲3.2P

売上高 4,289 4,700 5,029 +17.3% +7.0% • 自動車及び電気・電子関連の好調は継続するも、原材
料費やエネルギー費などの上昇により増収減益。
• 舶用品は比較的堅調に推移も、産業資材が低下し増収
引布
加工品
営業利益 62 200 204 +229.0% +2.0% 減益。
• 印刷材料は輸出受注の回復と円安効果、生産体制見直
しが奏功し増収増益。
営業利益率 1.4% 4.3% 4.1% +2.7P ▲0.2P 以上により、引布加工品セグメントは増収増益で着地。



売上高 9,119 9,600 12,043 +32.1% +25.4% • ゴルフ用カーボンシャフトは、米国モデル 「VENTUS」
と日本モデル「SPEEDER NX」が日米で多くのツアー
プロに使用され、市場認知度が向上し大幅に販売が向
スポーツ 上。相乗効果としてOEM販売も好調に推移し増収増益。
用品
営業利益 3,409 3,500 4,605 +35.1% +31.6% • アウトドア用品はハイキング市場は回復基調にあるも
のの、円安による仕入れ価格の継続的な高騰の影響を
カバーしきれず、増収減益。
営業利益率 37.4% 36.5% 38.2% +0.8P +1.7P 以上により、スポーツ用品セグメントは増収増益で着地。


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2023年3月期下期 注力事項

産業用資材 自動車の電動化市場へのアプローチを強化

車の電動化に伴う市場ニーズに応える技術開発及び拡販に注力中
PHEV・BEV・FCVをメインターゲットとした構成ユニットごと
にアプローチを実践

電動化市場向け リチウムイオンバッテリー(LIB)市場
取り組み例 開発案件:例

LIB用排ガスダクト
LIB用電池パック
LIB関連 異物侵入防止バルブ
耐火膨張材
各種機能材の開発・拡販 住宅インフラ市場向け
取り組み例 熱暴走時に発生するガス
冷却水コントロールバルブ 空間閉塞機能にて、熱 を開放+異物侵入防止
各種シール材の開発 暴走時に発生する高温
ガス及び炎を遮断
FCV関連各種シール材
の開発
住宅インフラ市場で LIB用電池パック
モーター用各種シール材 採用実績が有る空間 熱暴走時の断熱機能発 防爆バルブ
機能材の開発・拡販 閉塞用耐火材の機能 現によるセル間断熱
を生かし、車市場へ
熱暴走時に発生するガス
その他各種電動ユニット の参入にチャレンジ
の緊急開放。内圧上昇に
向けアイテムの開発・拡販 よるリスクを防止




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2023年3月期下期 注力事項

産業用資材 液体検知センサの開発状況について
「マグネシウム空気電池」の発電原理を応用した液体を検知するセンサ
水を含む「液体」がセンサに接触することでセンサ自体が発電
発電した電力を用いて遠方へ液体との接触を報知する自己発電型デバイス

当社の強み「高出力」を最大限に活かした「唯一無二」の製品を開発中




非常用 非常用
マグネシウム空気電池 モバイル充電器
「WattSatt」 「アクアチャージ」

想定用途 想定用途

防災・減災 医療
• 建造物、設備等の漏水、浸水検知 • 透析装置内、設備等の漏水、漏液検知
• インフラ設備等の浸水、冠水検知 • 大学と透析装置内漏液検知システムの検証試験を実施中
• 行政機関と浸水検知の実証試験を実施中 • 医療現場における漏血、薬液検知
• 河川、湖沼等の水位監視、洪水検知 • 介護現場における排尿検知

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2023年3月期下期 注力事項

引布加工品
生産性向上(工程改善、機械化検討)による
製品安定供給体制(サステナブルなものづくり)の構築
人命救助を筆頭に、お客様の「いのち」「くらし」「ものづくり」「エネルギー」
「レジャー」をささえる高機能ゴム引布及び下記のような加工製品を提供。
生産性向上により社会や顧客要求に今まで以上に応え、さらなる貢献を目指す。

シューター
海難事故発生時の“いのちをささえる”製品
膨脹式救命いかだ
国際条約適合品を国内のみならずワールドワイドに展開
膨脹式救命胴衣

ヘリウムガスバッグ
希少天然資源の有効活用により“エネルギーささえる”製品
ヘリウムガスを使用後、一時貯留し液化再利用するために幅広く活用




シューター 膨脹式救命いかだ 膨脹式救命胴衣 ヘリウムガスバッグ


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2023年3月期下期 注力事項

スポーツ用品 フジクラシャフト「SPEEDER NX GREEN」誕生

「SPEEDER NX」をさらに進化させた、
「SPEEDER NX GREEN」を2022年10月6日(木)より発売

SPEEDER NX GREEN
トルクを加速に転換し初速アップを
SPEEDER NX 実現
• 前作モデルの売上を大幅 フジクラ独自の設計技術
に上回った 「VTC(Variable Torque Core)」を
アップデート
• 国内女子ツアーで16勝を
中間部と手元側のねじり剛性差を
挙げている
大きくすることで、さらなるボール
初速アップを実現
手元のロートルク化、先端EI剛性を
高める
一体感のあるシャフト挙動で、
強い弾道で飛距離アップに貢献

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株主還元
基本方針
当社は、利益還元方針を以下のとおり定めております。
総還元性向:安定配当を継続しつつ、さらに利益還元を充実させるために、総還元性向30%を目標
配当:中間配当と期末配当の年2回
自己株式取得:市場環境や資本効率等を勘案し、適切な時期に機動的に実施
株主優待:ゴルフシャフトのリシャフト及びアウトドア用品の優待販売の継続

第6次中期経営計画の着実な達成を目指すべく、海外子会社を含む当社グループの既存設備の更新・増設・自動化
に係る設備投資、新規事業開拓に係る設備投資及び業務改革のためのシステム刷新に係る設備投資に充当

1株当たり年間配当金の推移
(単位:円) 中間 期末 配当性向(右軸)


30%



20円

20%


20 16円
16円
10%
10 7円 7円 7円 7円 20円
6円 6円 6円 7円 16円
4円 10円
5円 6円 6円 6円 7円 7円 7円 5円
4円
0 0%

(期初予想) (修正予想)

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Ⅵ. Appendix




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当中期経営計画の位置づけ(2022年6月発表値)
-2021.3 2021.3-2025.3
第5次中期経営計画 第6次中期経営計画

第6次中期経営計画 21年3月期-25年3月期



TRANS FORM
変化にチャレンジし、「変わる」から「変える」へ



成長期

回復期 中期経営計画 フェーズ 2
2023.3-2025.3
中期経営計画 フェーズ 1
2021.3-2023.3 単位:
売上高 営業利益 営業利益率
百万円
2021年3月期
実績 29,275 1,172 4.0%
2021.3 2022.3 (142期)
2022年3月期
実績 37,190 4,160 11.2%
売上高 :29,275百万円 売上高 :37,190百万円 (143期)
2023年3月期
11.8%
:1,172百万円 :4,160百万円
計画 38,000 4,500
営業利益 営業利益 (144期)
2024年3月期
営業利益率 :4.0% 営業利益率 :11.8% 計画
(145期)
40,400 5,300 13.1%

:4.8% :14.8%
2025年3月期
ROE ROE 計画
(146期)
42,700 6,100 14.3%


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セグメント計画:産業用資材

売上高 営業利益 セグメント中期計画概要
フェーズ2(変更後)
266億円 26億円 • 自動車及び住宅設備は2025年3月期での完全回復を
想定も2022年3月期で回復、新規受注の獲得に注
【2025年3月期】 【2025年3月期】 力。原材料調達難、値上がりについてはサプライ
チェーンの複線化と価格転嫁で対応。

• 現行の液晶・半導体関連設備投資の2025年3月期以
降のピークアウトは変わらず、事業戦略アイテムの
234億円 11億円 具体化と投資計画の実行。

【2022年3月期】 【2022年3月期】 • 利益面では自動化、省人化推進による原価低減、
不良低減の効果を加速させるため、M&Aを実行し
効果を最大化。




事業戦略の概要
次世代自動車推進室として活動する中で複数の開発案件が出てきており、試作段階へ。
風力発電ブレード保護シートをグローバルで販売促進を継続。
精密分野において液晶・半導体関連設備に関して除振台以外の領域での具体的検討が加速、実行判断のフェーズへ。
医療分野においては量産化の遅れがみられるものの着実に進め、新たな領域への投資実行フェーズへ移行。
荷重センサ、液体検知センサについて用途検討から実証実験フェーズへ移行。



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セグメント計画:引布加工品

売上高 営業利益 セグメント中期計画概要
フェーズ2(変更後)
50億円 3億円 • 引布加工品は官需による安定受注、救命いかだ
【2025年3月期】 【2025年3月期】 整備事業の拡大、産業資材での新規獲得で堅実
な成長を目指す。

• 地政学リスクの顕在化、海難事故等により救命
具の重要度が増加、要求特性に応じた開発を確
42億円 0.6億円 実に実行する。
【2022年3月期】 【2022年3月期】 • 印刷材料はグローバルブランドの投入を継続し
て推進、海外販売の増加を加速。




事業戦略の概要
新型筏の市場投入を継続、整備事業契約獲得の増加を図る。
市場の要求に応じた製品開発を推進する。
医療用陰圧テントの開発が完了、販売実績の積み上げを目指す。




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セグメント計画:スポーツ用品

売上高 営業利益 セグメント中期計画概要
フェーズ2(変更後)
108億円 40億円 • ゴルフシャフトは国内における市場シェアを
【2025年3月期】 【2025年3月期】 維持しつつ、北米拠点と協働でグローバルでの
ブランディング戦略を継続、推進、キャパオー
バー解消に向けた設備投資も実行する。

• 産業用品は大型量産案件の立ち上げに向け設備

91億円 34億円 投資を実行、収益基盤を確実なものとする。

【2022年3月期】 【2022年3月期】 • 利益面では現在の収益性を維持しつつ、各拠
点、協力会社の役割を明確にして増減に柔軟な
対応ができる体制を構築する。




事業戦略の概要
継続してグローバルでのブランディング戦略をさらに推進する。
産業用品においてはこれまでの方針(EV及びFCV、無人飛行機、ロボット市場を推進)を維持しながら大型量産案件
を確実に立ち上げ事業化のための設備投資を実行する。
生産工場のロックダウンの影響で投入の遅れた新カテゴリーシューズ【CRV】の販売開始する。登山にとらわれない
ライトアウトドアを意識した商品群でカジュアルや靴市場でのシェア獲得を目指す。




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主要な連結子会社
杭州藤倉橡膠有限公司 (杭州藤倉)
中国浙江省所在の工業用ゴム製品の製造販売拠点、販売のための分公司を上海と広州に有する。原材料から
金型の開発も担い中国地域のR&D拠点でもある。1996年3月18日設立。資本金40,036千元。


安吉藤倉橡膠有限公司 (安吉藤倉)
中国浙江省所在の工業用ゴム製品の製造販売拠点。2016年7月第二工場竣工、同年10月より稼働している。
自動車部品用に最新鋭の自動化成形加工設備を導入している。2011年2月28日設立。資本金149,465千元。


FUJIKURA COMPOSITES HAIPHONG,INC.(FCH)
ベトナム北部ハイフォン市に所在の産業用資材、引布加工品およびゴルフ用カーボンシャフトの製造拠点。
2014年6月に第二工場を竣工、2017年4月には検査棟が竣工され、さらに工業用品部門の拡大を予定してい
る。2002年9月18日設立。資本金2,947千米ドル。

IER Fujikura,Inc.(IFI)
米国オハイオ州所在の工業用ゴム製品の製造販売拠点。北米での営業を強化すると同時に、自動車分野以外
の市場開拓を進めている。1958年創業のIER社を2006年3月に買収し、同年5月24日設立。資本金3,800千米
ドル。

Fujikura Composite America,Inc. (FCA)
米国カリフォルニア州カールスバッド所在のゴルフ用カーボンシャフトの開発および販売拠点。最大のゴルフ
市場である米国において、ブランディング戦略の推進と更なるシェアの確保に邁進している。1994年7月14日
設立。資本金4,000千米ドル。

株式会社キャラバン
1952年に製造開始した軽登山用「キャラバンシューズ」をはじめとして、登山、アウトドア用品の開発製
造販売および輸入販売を行っている。1954年6月19日設立。資本金156百万円。
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沿革
1901年 10月 藤倉電線護謨合名会社を創立、ゴム引布の製造を開始。
1910年 3月 電線部門とゴム部門を分離、藤倉合名会社防水布製造所を設立。
1920年 4月 株式会社に改め藤倉工業株式会社を設立。
1948年 10月 藤倉ゴム工業株式会社に商号変更。
1949年 5月 東京証券取引所に上場。
1953年 2月 藤栄運輸株式会社(現連結子会社)を設立。
1959年 4月 大阪営業所(現大阪支店)を開設。
1969年 4月 福島県原町市(現南相馬市)に原町工場開設。
1971年 9月 埼玉県岩槻市(現さいたま市岩槻区)に岩槻工場開設。
1972年 10月 茨城県勝田市(現ひたちなか市)に勝田出張所(現勝田営業所)開設。
1985年 6月 藤栄産業株式会社を設立。
1991年 4月 株式会社キャラバン(現連結子会社)を子会社化。
1994年 7月 米国カリフォルニア州ビスタ市にFujikura Composite America, Inc.(現連結子会社)を設立。
1996年 5月 中国浙江省杭州市に杭州藤倉橡膠有限公司 (現連結子会社)を設立。
2000年 11月 名古屋営業所を開設。
2002年 9月 ベトナムハイフォン市にFUJIKURA COMPOSITE HAIPHONG, Inc.(現連結子会社)を設立。
2006年 5月 米国オハイオ州のIER Fujikura, Inc.(現連結子会社)を子会社化。
2009年 7月 米国イリノイ州にFUJIKURA GRAPHICS, INC.(現連結子会社)を設立。
2010年 11月 福島県南相馬市に小高工場開設。
2011年 1月 岩槻工場内にエンジニアリングセンター開設。
2011年 2月 中国浙江省安吉経済開発区に安吉藤倉橡膠有限公司 (現連結子会社)を設立。
2011年 9月 本社事業所及びスポーツ用品営業部を東京都江東区へ移転。
2012年 3月 韓国ソウル市にFujikura Composite Korea, Co., Ltd.を設立。
2012年 4月 埼玉県加須市に加須工場開設。
2015年 5月 米国ニュジャージー州にFUJIKURA GRAPHICS, INC.(現連結子会社)を移転。
2017年 4月 FUJIKURA COMPOSITES HAIPHONG,Inc.の検査棟を竣工。
2018年 3月 中国大連市に安吉藤倉橡膠有限公司の大連事務所開設
2019年 4月 藤倉コンポジット株式会社に商号変更。
2020年 4月 藤栄産業株式会社を吸収合併。
原町工場内にLIM棟開設。
2022年 6月 有限会社テクノロジーサービスを子会社化
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国内拠点 ~国内製造3拠点~

【営業拠点】 【生産拠点】
1 本社 1 岩槻工場(埼玉県)
2 大阪支店 2 原町工場(福島県)
3 名古屋営業所 3 小高工場(福島県)※
4 勝田営業所 4 加須工場(埼玉県)
本社











生産拠点
営業拠点

東京都江東区有明3-5-7
TOC有明イーストタワー

※小高工場については、福島第一原子力発電所事故に伴い、現在も休止中であります。
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グローバル拠点 ~米国、中国、ベトナムを中心に計8社~
生産拠点
販売拠点


Fujikura Composites Europe B.V.


Fujikura Composites Korea, Co., Ltd. IER Fujikura, Inc.

安吉藤倉橡膠有限公司 Fujikura Composite America, Inc.


杭州藤倉橡膠有限公司
FUJIKURA GRAPHICS, INC.




FUJIKURA COMPOSITES HAIPHONG, Inc.



• 米国法人 :3社
• オランダ法人 :1社
• 中国法人 :2社
• 韓国法人 :1社
• ベトナム法人 :1社 計8社


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生産拠点(岩槻工場)


設 立 : 1971年9月
所 在 地 : 埼玉県さいたま市岩槻区
従 業 員 数 : 425名(2022年3月末現在)
敷 地 面 積 : 49,088㎡
延 床 面 積 : 34,950㎡
主 要 製 品 : 電気材料、印刷材料、
ゴム引布、加工品



【エンジニアリングセンター 併設】
2011年に設立。
当社グループの各工場や事業に分散していた技術
者が集結し、技術情報の共有化と技術総合力の強
化を図る目的で設立。




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生産拠点(原町工場)


設 立 : 1969年4月
所 在 地 : 福島県南相馬市
従 業 員 数 : 363名(2022年3月末現在)
敷 地 面 積 : 47,981㎡
延 床 面 積 : 18,752㎡
主 要 製 品 : 工業用ゴム製品、
制御機器、スポーツ用品



【LIM棟 併設】
2020年に新設。
医療用ゴム製品を含むLIM製品の生産設備を
移管し、生産効率の改善を図る目的で設立。




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生産拠点(加須工場)




設 立 :2012年4月
所 在 地 :埼玉県加須市
従 業 員 数 :128名(2022年3月末現在)
敷 地 面 積 :28,840㎡
延 床 面 積 :16,343㎡
主 要 製 品 :工業用ゴム製品、混練り




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グローバル生産拠点
米国法人

IER Fujikura, Inc.
設 立 :2006年5月
所 在 地 :オハイオ州
従 業 員 数 :98名(2021年12月末現在)
事 業 内 容 :工業用ゴム製品の製造販売


Fujikura Composite America, Inc.
設 立 :1994年4月
所 在 地 :カリフォルニア州
従 業 員 数 :26名(2021年12月末現在)
事 業 内 容 :ゴルフ用カーボンシャフトの開発及び販売



FUJIKURA GRAPHICS, INC.
設 立 :2009年7月
所 在 地 :ニュージャージー州
従 業 員 数 :3名(2021年12月末現在)
事 業 内 容 :印刷用ブランケットの販売


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グローバル生産拠点
中国法人


杭州藤倉橡膠有限公司
設 立 :1996年3月
所 在 地 :浙江省杭州市
従 業 員 数 :393名(2021年12月末現在)
事 業 内 容 :工業用ゴム製品、制御機器の製造販売
支 店 :広州市




安吉藤倉橡膠有限公司
設 立 :2012年2月
所 在 地 :浙江省湖州市
従 業 員 数 :347名(2021年12月末現在)
事 業 内 容 :工業用ゴム製品の製造販売
支 店 :大連市




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グローバル生産拠点
ベトナム法人




FUJIKURA COMPOSITES HAIPHONG, Inc.
設 立 :2002年9月
所 在 地 :ハイフォン市
従 業 員 数 :956名(2021年12月末現在)
事 業 内 容 :産業用資材、引布加工品及び
ゴルフ用カーボンシャフトの製造




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予測には、リスクや不確定な要因を含んでおります。
そのため、実際の業績につきましては、記載の見通しと大きく異なる結果
となることがあり得ます。従って、当社として、その確実性を保証するも
のではありませんのでご了承ください。


藤倉コンポジット株式会社
人事総務部 総務広報チーム
TEL:03-3527-8412 FAX:03-3527-8330

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