徳山事業所におけるバイオマス発電事業化決定のお知らせ

2019 年 6 月 3 日


各 位
会 社 名 出光興産株式会社
代表者名 代表取締役社長 木藤 俊一
(コード:5019 東証第一部)
問合せ先 財務部 IR 室長 徳光 孝治
電話番号 03-3213-9307


徳山事業所におけるバイオマス発電の事業化決定に関するお知らせ


当社は、徳山事業所 (所在地:山口県周南市)におけるバイオマス発電の事業化を決定したことをお知らせいたし
ます。営業開始は 2022 年度内を目指し、発電出力は 5 万 kW、年間発電規模は約 10 万世帯分の電力に匹敵する 3
億 6 千万 kWh の、大型木質バイオマス発電所となります。


当プロジェクトは、製油所跡地と既存のインフラを活用するものです。現在当社の化学事業の主力拠点である徳山
事業所は、新たに地球温暖化防止を目的とした非化石エネルギーの活用拠点としても生まれ変わります。
営業運転開始後、当面の間は輸入木質ペレットとパーム椰子殻(PKS※)を使用します。
日本の国土面積(3,780 万 ha)の約 7 割(2,508 万 ha)は森林であり、当プロジェクトの燃料も、中長期的には国産の
間伐材や製材端材等を使用することで、環境保全に配慮した持続可能な森林づくりと林業振興、地域の循環型経済
の構築と発展に貢献します。
当社はエネルギーを取り巻く環境変化を踏まえ、エネルギー源の多様化とベストミックスの構築により、日本のエネ
ルギーセキュリティへの貢献と再生可能エネルギー事業を推進してまいります。
尚、本件による当社 2019 年度連結業績への影響はございません。


※PKS(Palm Kernel Shell):
パーム椰子の殻の部分。パーム油を生産する過程で発生する農作物残さ廃棄物。


【発電所概要】
1.場 所: 山口県周南市新宮町 2200 番地(出光徳山事業所内)
2.発電出力: 50,000 キロワット
3.年間発電規模: 3 億 6 千万 kWh(約 10 万世帯分の電力)
4.燃料使用量: 約 23 万トン/年
5.使用燃料: 輸入木質ペレット,パーム椰子殻(PKS)
6.CO2 削減量: 約 23~30 万トン/年
7.事業内容: バイオマス発電事業(再生可能エネルギー固定価格買取制度活用)
8.営業運転開始時期: 2022 年度内(予定)


以上





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