アース製薬よりオープンイノベーション可能な革新的酸化制御システムMA-T技術を提供開始

報道関係各位
News Release
2021 年 6 月 1 日


アース製薬よりオープンイノベーション可能な革新的酸化制御システム MA-T
(Matching Transformation System®︎)技術を提供開始
~早期に幅広い社会実装を目指す~


アース製薬株式会社(東京証券取引所市場第一部 証券コード 4985、本社:東京都千代田区神田司町
2-12-1、代表取締役社長 CEO 川端克宜)(以下「アース製薬」)は、株式会社エースネット(本社:東京都
港区東新橋 2-9-2、代表取締役社長 高森清人)(以下「エースネット社」)が開発してきた革新的な酸化制
御技術である「MA-T(Matching Transformation System®︎)」の社会実装を加速化するため、「MA-T」の技
術ライセンス及び製造権・知的財産権の使用範囲の拡大に合意いたしました。今後、「MA-T」展開のプ
ラットフォーム構築と発展に向け、幅広い分野で産学官連携を推進するとともに、企業の皆様方と『日本発
の MA-T』を世界に発信すべく、取組みを強化してまいります。




■アース製薬が「MA-T(Matching Transformation System®︎)」ビジネス参画に至った経緯
当社は、従来から虫媒介による感染症対策に関するソリューションを提供しております。これから
は総合的な感染症対策を実現すべく、「感染症トータルケアカンパニー」を見据えた事業開発及び展開を
計画しており、2020 年 6 月、次世代の除菌・消臭ソリューションが期待される革新的酸化剤「MA-T」に関し
て、当社とエースネット社、株式会社 dotAqua(本社:大阪府箕面市 代表取締役社長 安達宏昭)3 社で、
この革新的システム「MA-T」を産官学連携やオープンイノベーションによる更なる価値向上・認知拡大を
推進するために 3 社間包括業務提携のプレスリリースを行いました。2020 年 9 月 には、「レジリエンス ×
日本経済再生」として、「MA-T」をベースとした感染症、医療、エネルギー、住宅建材等の様々な分野で問
題解決を目指す「MA-T 産業創造戦略会議」 が設立されました。また 2020 年 11 月には、「MA-T」の普及
と価値向上やオープンイノベーションの推進による科学技術の向上を目的として、「一般社団法人日本
MA-T 工業会」が設立されました。
当社は、このように産官学連携の基盤が整う中、「MA-T」活用のプラットフォームの確実な構築と早期
の社会実装の重要性を強く感じ、幅広い分野で、「MA-T」の事業開発及び展開を進めることを目指してお
ります。


■「MA-T(Matching Transformation System®︎)」とは
「MA-T」は「Matching Transformation System®︎」の略で、革新的な酸化制御技術です。亜塩素酸イオン
から、必要な時に必要な量の活性種(水性ラジカル)を生成させることで、新型コロナウイルスをはじめとす
るウイルスの不活化、種々の菌(細菌)の殺菌を可能にします。 さらに活性度を巧みに制御することで、
高難度の化学反応を開拓すると共に、高分子の高機能化やデバイスへの応用、農薬・医薬品への応用な
ど幅広い応用化の基礎となる基盤科学を推進しています。SDGs にも大きな貢献が期待される技術です。
■産学官連携から、オールジャパンの取組みへ
革新的な「MA-T」を幅広い分野で展開すべく、産学官連携が推進されおります。産業については、化
学・医薬・化粧品・日用品・建設・機械・化学機器・半導体・商社など各業界のトップ企業をはじめ、様々な
分野にて「MA-T」の活用がスタートしております。また、大阪大学をはじめとするアカデミアが、薬学・医
学・歯学・工学などの幅広の分野にて研究開発しており、例えば国立研究開発法人科学技術振興機構
(JST)の「産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)」や、国立研究開発法人日本医療
研究開発機構(AMED)などが採択する国家予算によるプロジェクトなどにもつながっています。
各省庁への働きかけや支援をいただきつつ、「MA-T」に関わる全ての英知を結集し、企業や業界の
枠・分野や領域の枠を超えオールジャパンで取組むことで、社会実装を加速してまいります。「MA-T」を活
用した各企業の課題解決はもとより、オープンイノベーションを推進することで地球規模で課題解決を図り
ます。当社および日本 MA-T 工業会を通じて、産学官連携による「MA-T」のインフラ整備を進めてまいり
ます。また、当社と日本 MA-T 工業会は、その旗振り役をつとめてまいりたいと考えております。
■今後の予定
「MA-T」が各企業から社会実装される中で自社工場を活用した「MA-T」の安定かつ大量共有を実現
いたします。なお、「MA-T」技術を応用した感染症対策のいくつかは現段階ではまだ開発・実証段階にあ
ります。
当社は、2020 年 10 月、三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社が運営する国際保健・グローバ
ルヘルス領域の課題解決を目指す日本企業のためのイニシアチブ「WELCO Lab for Global Health」発足
と同時に参画し、地球規模の社会課題解決へ向けた世界を変革するアクションを加速させています。
当社の目指す未来は、想いを共にする皆様と「MA-T」技術を応用し、感染症予防のための新たなソ
リューションを 2030 年までに展開することです。日本のみならず、タイ、ベトナム、ミャンマーなどの低・中
所得国など東南アジア地域やアフリカを対象に、ウイルス、微生物、多剤耐性菌などの感染拡大を抑制す
るため、国連や公的機関への調達事業の展開を目指します。安全で簡便なソリューションを提供する事で、
低・中所得国での社会実装を目指してまいります。また現在、世界の課題となっている温暖化に対する対
策としての高分子・分子・エネルギーの分野においても、「MA-T」活用可能性を拡大いたします。当社だけ
では地球に貢献できることは限定的であると考えており、日本 MA-T 工業会の会員企業様をはじめとする
幅広い企業・研究機関・各種団体と連携し、『地球』との共生を実現してまいります。




アース製薬の「MA-T」技術を提供することで、今後も社会の持続性に役立つサービス・事業を実現でき
る SDGs 推進企業として、「感染症トータルケアカンパニー」を目指すとともに、地球規模の社会課題解決
を図ってまいります。




*本日、この資料は次の記者クラブに配布しています。
重工業研究会、本町記者会、東商記者クラブ
厚生労働記者会、厚生日比谷クラブ、経済産業記者会



- お問い合わせ窓口 -
●MA-T システム・日本 MA-T 工業会・CSV に関して :
アース製薬株式会社 事業開発部 (窓口:桜井/岩﨑) 03-5207-7788
E-mail: iwasaki-takehiko@earth.jp
●報道関係の方 : アース製薬株式会社 広報室 03-5207-7453
ムシコロリ
●消 費 者の方 : アース製薬株式会社 お客様のお気づきを活かす窓口部 0120-81-6456

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