複数台の遠隔型自動運転システムを活用した実証実験開始のお知らせ

2018 年 10 月 31 日

各 位

会 社 名 アイサンテクノロジー株式会社
代表者名 代表取締役社長 加藤 淳
( JASDAQ コード番号 4667 )
問合せ先 執行役員
経営管理本部 副本部長 曽我 泰典
( Tel 052-950-7500 )


複数台の遠隔型自動運転システムを活用した実証実験開始のお知らせ



当社は、将来の自動運転サービスの実現を目指し、国の規制緩和の動きに連動した最先端の遠隔型自動運

転システムを含む実証実験を、全国に先駆けて積み重ねてきました。

今年度は、これまでの取組を更に進め、愛知県内 3 市において、遠隔型自動運転車両を複数台同時に走行

させる実証実験や第 5 世代移動通信システム「5G」の実験無線局を活用した実証実験を行うなど、自動運転

の社会実装を見据えた最先端の実証実験を愛知県より委託を受け実施をいたします。



この度、豊橋市の協力を得て、11 月 17 日(土)
、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)において、将

来の園内バスへの導入可能性を検証するため、遠隔型自動運転の実証実験を実施します。


遠隔監視・操作が可能な自動運転車両を複数台同時に走行させる実証実験は、現時点では全国初の実施とな
る見込みです。
以上


1 豊橋市での実証実験の概要

(1)実施日程

平成 30 年 11 月 14 日(水)から 21 日(水)まで
日程 時間 内容
11 月 14 日(水)~16 日(金) 午前 9 時から午後 4 時 30 分まで 事前準備(※)
報道機関向けデモ走行
11 月 17 日(土) 午前 8 時から午前 10 時まで
大村知事及び佐原市長試乗
11 月 19 日(月) 午前 9 時から午後 4 時 30 分まで 市民モニター試乗
11 月 20 日(火)~21 日(水) 午前 9 時から午後 4 時 30 分まで 企業関係モニター等試乗

※ 11 月 14 日から 16 日は試乗に向けた事前準備のため、取材はご遠慮ください。
(2)実施ルート 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)内周遊道路

(3)実証主体等

実証主体:愛知県、アイサンテクノロジー株式会社、KDDI 株式会社、

損害保険ジャパン日本興亜株式会社、株式会社ティアフォー

国立大学法人 名古屋大学 他

協 力:豊橋市

(4)実証内容

車両内の「運転席」は無人です。車外の遠隔監視・操作拠点に設置した運転席において、2 台の車両

を同時に遠隔監視・遠隔操作します。

遠隔監視時の車両は、ハンドル、アクセル、ブレーキが自動的に制御され、出発地から目的地まで

自動運転を行います。万一、衝突などの危険を察知した場合には、遠隔操作者等が緊急停止の措置を

講じます。

(5)実証車両等
エスティマ マイリー




車両名




・トヨタ自動車㈱エスティマをベースとし ・ヤマハ発動機㈱のゴルフカートをベースに
仕様 た自動運転車両 ㈱ティアフォー等が製作
・最大乗車人員 4 名 ・最大乗車人員 4 名
事前に作成した高精度 3D マップを用い、LiDAR(※)で周囲を検知しながら決められたルー
トを走行
技術
(※)レーザー照射により、車両周辺約 100m、360°方向の物体形状を把握するもの。数センチメート
ル単位で周囲の物体との距離を測定できる
平成 29 年度使用車両 ・客席のみで、運転席や操舵装置はない
特徴 ・ラストマイルの移動ニーズに対応
・現時点で公道は走行不可
2 関連事項

将来の自動運転モビリティ社会を想定し、損害保険ジャパン日本興亜株式会社が東京に設置している遠

隔型自動運転サポートセンターから本実証実験をリアルタイムに監視し、緊急時のサポート対応などのデ

モンストレーションを実施します。



3 参考(実証実験実施箇所一覧)
実証地域 豊橋市 一宮市 常滑市
地域類型 集客施設内 住宅団地・郊外 その他(空港島)
道路種別 閉鎖空間 公道 公道及び閉鎖空間
豊橋総合動植物公園 KDDI 名古屋ネットワーク
ルート 中部国際空港島内
(のんほいパーク)内 センター周辺
距離 2㎞ 1㎞ 3㎞
エスティマ 2 台
使用車両 エスティマ、マイリー エスティマ 2 台
マイリー、ロージー
特徴 新規車両活用(マイリー) 5G 活用 新規車両活用(ロージー)
※ 全ての地域において、複数台の遠隔型自動運転車両を同時に走行させる実証実験及びモニター調査を実施。
※ 5G の活用は一宮市のみ。
※ 最終的な実証実験ルートについては、愛知県、愛知県警察及び市などとの調整により変更の可能性有。

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