自動運転タクシーの社会実装に向け協業のお知らせ

2019 年 11 月 14 日

各 位

会 社 名 アイサンテクノロジー株式会社
代表者名 代表取締役社長 加藤 淳
( JASDAQ コード番号 4667 )
問合せ先 取締役経営管理本部長 曽我 泰典
( Tel 052-950-7500 )



自動運転タクシーの社会実装に向け協業のお知らせ

-10 台の JPN TAXI 車両に自動運転システムを導入し、
サービス実証を開始-

当社、株式会社ティアフォー、JapanTaxi 株式会社、損害保険ジャパン日本興亜株式会社、KDDI 株式会
社の5社は、将来の自動運転タクシーの事業化に向けて、 人に優しいユニバーサルデザイン仕様の JPN TAXI
車両に自動運転システムを導入し、配車アプリや地図データ、サポートセンターを含むタクシー運行管理
のサービス実証を共同で進めることに合意したことをお知らせいたします。
詳細につきましては、別紙をご覧ください。



以上
2019年11月14日

株式会社ティアフォー
JapanTaxi株式会社
損害保険ジャパン日本興亜株式会社
KDDI株式会社
アイサンテクノロジー株式会社

自動運転タクシーの社会実装に向け協業

-10台のJPN TAXI車両に自動運転システムを導入し、
サービス実証を開始-

株式会社ティアフォー(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:武田一哉、以下「ティア
フォー」)、JapanTaxi株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川鍋 一朗、以下
「JapanTaxi」)、損害保険ジャパン日本興亜株式会社(本社:東京都新宿区、取締役社長:
西澤 敬二、以下「損保ジャパン日本興亜」)、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表
取締役社長:髙橋 誠、以下「KDDI」)、アイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古
屋市、代表取締役社長:加藤 淳、以下「アイサンテクノロジー」)の5社は、将来の自動運
転タクシーの事業化に向けて、人に優しいユニバーサルデザイン仕様のJPN TAXI車両に自動
運転システムを導入、および配車アプリや地図データ、サポートセンターを含むサービス実
証実験を共同で進めることに合意しました。また、5社は、2020年夏目処に共同開発した自
動運転タクシーを用いて東京都内におけるサービス実証を行っていきます。



1. 背景
これまでに、ティアフォーとアイサンテクノロジーは、オープンソースの自動運転OS「Au
toware」(*1)と高精度3次元地図を利用して一般道での実証実験を積み重ねてきました。そ
の実績は国内外で 100 ヵ所を超えており、世界的にも大規模な走行データとノウハウを蓄
積しています。2019年2月には、計画的かつ安心・安全な自動運転サービス実証を支えるイ
ンシュアテックソリューション「Level IV Discovery」を損保ジャパン日本興亜と共同開発
することで合意し、KDDIとは国内初となる第5世代移動通信システム「5G」(以下 5G)を活
用した複数台の自動運転車両の共同運行に成功しました。
他方、ティアフォーとJapanTaxiは共同で、自動運転用データ収集装置を搭載したタクシー
車両によるデータ収集実験を行い、自動運転走行とタクシー車両の走行比較などノウハウを
蓄積してきました。
これらの実績を踏まえ、担い手不足による公共交通の存続危機、ひいては交通弱者への対応
といった喫緊の社会課題を解決するための具体的手段として、自動運転タクシー車両の共同
開発、ならびにその運行管理サービスの共同実証に向け合意いたしました。
2. 今後目指す方向性
5社は、自動運転タクシーの事業化に向けて、3つのフェーズに分けて段階的に取り組みを
進めます。

<フェーズⅠ>主にJPN TAXI車両の自動運転化および走行・安全管理のための協力体制構築
と技術レベルを含む諸課題の確認に焦点を充てます。

<フェーズⅡ>全国各地の自治体と連携し、種々の実証実験などへの共同参画を通じてサー
ビス機能の拡充や事業モデルの精査を図ります。

<フェーズⅢ>事業化段階とし、自動運転タクシー車両の最終整備と共に継続的なサービス
提供に必要なオペレーション体制構築を進めていきます。

【事業化イメージ】




3. 各社の役割分担
事業化の過程においては、自動運転技術やリスクマネジメント、タクシー運行管理など、
これまでに培ってきた各社のノウハウを束ねて、計画的かつ安心・安全なサービス実施体制
を構築していきます。

【事業化における各社の役割分担】

ティアフォー ● オープンソースの自動運転OS「Autoware」を活用した
自動運転タクシー車両の開発
● 配車・遠隔監視等の運行管理システムの開発
● 自動運転車両オペレーターの育成

JapanTaxi (運行事業者: ● 自動運転車両を活用したサービス展開(エンドユーザ
日本交通株式会社*2) ー向けマーケティング、配車アプリ開発等)


損保ジャパン日本興亜 ● 自動運転タクシー運行にかかるリスクアセスメント
● 遠隔ドライバー・自動運転車両オペレーター用設備で
あるコネクテッドサポートセンターの活用
● 自動運転車両向け保険の提供

KDDI ● 自動運転を支える5G通信ネットワークの構築、提供
● 4G LTE通信ネットワークの整備、提供

アイサンテクノロジー ● 自動運転タクシー用の高精度3次元地図の提供


4. 当面の活動計画
2019年から20年にかけて最大10台の自動運転タクシー車両(トヨタ自動車 JPN TAXI車
両)を共同で開発し、東京都内における2020年夏頃のサービス実証に向けた準備を進めてい
ます。具体的な実証実験計画(日程・走行ルート等)は、確定し次第ご案内します。



参考:開発予定車種 トヨタ自動車 JPN TAXI




※画像はイメージです。実際に開発を進めている車両ではありません。

*1「Autoware」は「The Autoware Foundation」の登録商標です。
*2 JapanTaxi株式会社が運行管理請負として日本交通株式会社へ委託するものです。
【本件に関するお問合せ】
株式会社ティアフォー コーポレートコミュニケーション部 E-mail: pr@tier4.jp
JapanTaxi株式会社 マーケティング部広報担当 TEL: 03-6265-6265
損害保険ジャパン日本興亜株式会社 広報部広報グループ TEL: 03-3349-3722
KDDI株式会社 TEL: 03-3347-0077
アイサンテクノロジー株式会社 ITSソリューション事業部 TEL: 052-950-7500

【株式会社ティアフォー】https://tier4.jp/
本店所在地: 愛知県名古屋市
代表者: 武田 一哉
設立年月: 2015年12月
主な事業内容:
● 自動運転プラットフォーム開発事業
● 自動運転ウェブサービス開発事業
● 自動運転システム開発キット販売事業
● 自動運転技術の教育事業

【JapanTaxi株式会社】 https://japantaxi.co.jp/
本社所在地: 東京都千代田区
代表者: 川鍋 一朗
設立年月: 1977年8月
主な事業内容: 情報処理サービス業

【損害保険ジャパン日本興亜株式会社】https://www.sjnk.co.jp/
本店所在地: 東京都新宿区西新宿1−26−1
代表者: 取締役社長 西澤 敬二
設立年月: 1888年10月
主な事業内容: 損害保険業

【KDDI株式会社】https://www.kddi.com/
本社所在地:東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号ガーデンエアタワー
代表者: 代表取締役社長 髙橋 誠
設立年月: 1984年6月
主な事業内容: 電気通信事業

【アイサンテクノロジー株式会社】https://www.aisantec.co.jp/
本社所在地: 愛知県名古屋市中区錦三丁目7番14号
代表者: 代表取締役社長 加藤淳
設立年月: 1970年8月
主な事業内容:
● 公共測量・登記測量・土木建設業向けCADシステムの設計・開発・販売及び保守業務
● 世界座標化への解析ソフト・変換モジュールの受託開発業務
● 三次元地図整備のためのソフトウェア研究開発業務
● 三次元地図計測業務
● モービルマッピングシステム販売事業

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