国立大学法人筑波技術大学と複数人との会話におけるリアルタイム字幕表示に関する共同研究 -聴覚障害者の職域拡大や環境改善を目指す-

プレスリリース
株式会社フォーカスシステムズ
2019 年4月2日

国立大学法人筑波技術大学と
複数人との会話におけるリアルタイム字幕表示に関する共同研究
~聴覚障害者の職域拡大や環境改善を目指す~

株式会社フォーカスシステムズ(東京都品川区、代表取締役社長:森啓一)は、国立大学法人
筑波技術大学(茨城県つくば市、学長:大越教夫)産業技術学部の鈴木拓弥准教授と、会議やワ
ークショップ等、複数話者が同時に音声を発するような場面において有効な字幕提示ユーザイン
タフェース(以下、UI)に関する研究を共同で行うことをお知らせいたします。


聴覚障害者が抱える困難の一つに、聴者とのコミュニケーション上の問題があります。特に会
議や打合せ等、複数人が同時に発話するような場面における情報取得は非常に困難です。


既に、1対1及び複数話者での会話をテキストで表示するアプリケーションは存在しますが、
本共同研究では、
「誰が」
「何を話したか」といった大量の聴覚情報をリアルタイムに視覚情報に
変換し、聴覚障害者の情報取得の助けとなる機能性を持った UI の開発を行います。




具体的には、複数話者の音声を同時に文字情報として提示する手法・UI を開発し、実証実験
を通じて、定量的、定性的に評価、検証します。膨大な聴覚情報をリアルタイムに視覚情報に変
換する場合の認知特性上の問題点を明らかにし、聴覚障害者にとって大量の文字情報を取得しや
すい UI を開発します。例えば、MR(複合現実)デバイスを用いることで、聴覚障害者が音声を
視覚的に認知しやすくなる UI 等を検討しており、2020 年1月のシステムリリースを目指してい
ます。


本共同研究によって、聴覚障害者の職域の拡張や環境改善につながる知見が得られること、ま
た多人数同時参加型の新たなコミュニケーションプラットフォーム開発につながる成果が得ら
れることが期待されます。
プレスリリース
株式会社フォーカスシステムズ
2019 年4月2日

【フォーカスシステムズについて】
フォーカスシステムズは、1977 年に設立され、公共・通信・情報セキュリティ等、社会性の
高い分野におけるシステム開発・運用に携わるだけでなく、IoT や VR、AI 等、時代の流れを見
据えたビジネス展開も積極的に推進してまいりました。2016 年には東京証券取引所市場第1部
銘柄に指定され、社会からの評価と共に順調に成長しております。
HP:http://www.focus-s.com/focus-s/


【国立大学法人筑波技術大学について】
筑波技術大学は、聴覚障害者及び視覚障害者の特性に配慮し、学部教育全体を通じた効果的・
弾力的な履修が出来るよう、多様なニーズに応じた教育プログラム、障害の特性に応じた教育方
法等、指導上の配慮を図ることにより、新しい高等教育を展開しております。
HP:http://www.tsukuba-tech.ac.jp/


【本件に関するお問い合わせ】
株式会社フォーカスシステムズ
管理本部 総務部 IR・広報担当
メール:koho@focus-s.com
TEL :03-5421-7790

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