米国癌学会(AACR)での「CBA-1205」および「LIV-2008」に関するデータ発表のお知らせ

2019 年3月 18 日
PR 情報

各 位
会 社 名 株式会社カイオム・バイオサイエンス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 小 林 茂
(コード:4583 東証マザーズ)



米国癌学会(AACR)での「CBA-1205」および「LIV-2008」に関するデータ発表のお知らせ



この度、当社が開発を進めておりますがん治療用抗体 CBA-1205 の動物試験モデルにおけるデータ、および
当社の抗 TROP-2 抗体を用いた東京慈恵会医科大学との共同研究のデータが米国癌学会年次総会(開催地:ア
トランタ、ジョージア会議センター、開催期間:2019 年 3 月 29 日(金)~4 月 3 日(水)
)において発表され
ることが決まりましたので、お知らせいたします。


CBA-1205 については、現在、初期臨床開発にむけて ADCC 活性を高めたリードクローンの開発および抗体産
生細胞株(マスターセルバンク)の構築が完了するなど CMC 開発が順調に進んでおり、同クローンを用いた動
物モデルでの薬効について米国癌学会で発表いたします。
LIV-2008 は、当社が保有するがん治療用の抗 TROP-2 抗体です。今年度の米国癌学会では、東京慈恵会医科
大学と共同研究を実施してまいりました抗 TROP-2 抗体を用いた膵がんに対する光免疫療法に関する研究の発
表が、東京慈恵会医科大学から行われます。



学会発表の概要は下記の通りです。


 発表の概要
CBA-1205
日 時:2019 年 4 月 1 日(月)AM8:00-PM12:00
発表会場:セクション 25
発表形式:ポスター
タイトル:
「CBA-1205, a novel glycoengineered humanized antibody targeting DLK-1 exhibits
potent anti-tumor activity in DLK-1 expressing tumor xenograft models」


LIV-2008
日 時:2019 年 4 月 1 日(月)PM1:00-PM5:00
発表会場:セクション 25
発表形式:ポスター
タイトル:
「TROP2-targeted photoimmunotherapy in experimental human pancreatic cancer」



 米国癌学会 HP
https://www.aacr.org/Meetings/Pages/MeetingDetail.aspx?EventItemID=174&DetailItemID=942





 「CBA-1205*」の開発状況
当社では抗 DLK-1 ヒト化モノクローナル抗体「CBA-1205」を医薬候補抗体として開発中であり、2020 年後
半の第 1 相試験の開始に向けた準備を進めております。現在、同プロジェクトにおいては、ADCC 活性を高め
従来よりも薬効を高めたクローンを用いて CMC 開発を進めるとともに、CRO の選定、肝細胞がんなどの固形腫
瘍を想定した開発戦略の策定を行っております。


* CBA-1205
CBA-1205 は肝臓がんを中心とする固形がんの細胞表面に発現している抗原(標的分子)「DLK-1(Delta-like 1
homolog)
」に結合し、がんの増殖活性を阻害するヒト化モノクローナル抗体であり、当社が開発中の医薬候補抗体で
す。DLK-1 は幹細胞や前駆細胞といった未熟な細胞の増殖、分化を制御すると考えられており、肝臓がんの細胞表面
に発現し、その増殖に関与していることが発見された、新しいがん治療の標的になりうる可能性がある分子です。


 「LIV-2008*」の状況
当社では抗 TROP-2 ヒト化モノクローナル抗体「LIV-2008/2008b」について、これまで取得した In vivo 試
験結果で構築したデータパッケージを用い、海外の製薬企業を中心に導出活動中です。現在、複数の企業で導
入にむけた評価を実施しております。


* LIV-2008
LIV-2008 は乳がんや大腸がんを中心とする固形がんにおいて発現が増大している抗原「TROP-2」に結合するヒト化モ
ノクローナル抗体です。当社では通常の抗体に加えて、細胞への内在化機能を有し ADC(抗体薬物複合体)等の開発
に適した抗体も有しております。


以 上



【本件に関する問い合わせ】
株式会社カイオム・バイオサイエンス IR 担当
電話:03-6383-3746





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