HGF遺伝子治療薬の原発性リンパ浮腫を対象とした国内第1/2相臨床試験において症例登録を終了

News Release

平成 28 年4月 15 日
アンジェス MG 株式会社




HGF 遺伝子治療薬の原発性リンパ浮腫を対象とした
国内第 1/2 相臨床試験において症例登録を終了


当社は、国内で平成 25 年 10 月から実施している、原発性リンパ浮腫を対象とした HGF
遺伝子治療薬の第 1/2 相臨床試験について、症例登録を完了いたしましたのでお知らせいた
します。


本臨床試験は、約 20 例の原発性リンパ浮腫患者を対象として、HGF(肝細胞増殖因子)
遺伝子治療薬の安全性と有効性を探索的に検討するための試験です。リンパ浮腫によって
腫脹した被験者の脚部に HGF 遺伝子治療薬を投与し、その後 1 年間にわたり浮腫の体積
変化や QOL(生活の質)等を経時的に評価します。


リンパ浮腫とは、リンパ系障害によって組織液がリンパ管に戻れず皮下に貯留し、四肢に
高度の浮腫を来たす難治性の疾患で、原因不明の「原発性(一次性)リンパ浮腫」と、がん
手術に伴うリンパ節切除などが原因で発症する「続発性(二次性)リンパ浮腫」があります。
発症後は慢性的に進行・増悪し患者の QOL を著しく低下させるにも関わらず現在有効な治
療法が存在していないため、新たな治療法の開発が望まれています。


当社の主要開発品である HGF 遺伝子治療薬は、様々な組織や臓器の再生において重要な
役割をもつ HGF を産生させる遺伝子を用いた治療薬です。HGF 遺伝子治療薬は、血管新
生作用による末梢性血管疾患を対象とした開発が先行していますが、リンパ管の新生作用
も持つことが非臨床試験結果からわかっています。リンパ管新生作用によるリンパ浮腫の
治療は世界で初めての試みであり、HGF 遺伝子治療薬が標準治療法になることが期待され
ています。


以上




お問い合わせ先

アンジェス MG株式会社 経営戦略本部 経営企画部 広報・IR 担当

TEL: 03-5730-2641

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