抗アレルギー点眼剤「アレジオンLX点眼液0.1%」を日本で発売

2019 年 11 月 27 日


各 位




抗アレルギー点眼剤「アレジオン®LX 点眼液 0.1%」を日本で発売



参天製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役会長兼 CEO:黒川明、以下参天製薬)と田辺三菱製
薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:三津家正之、以下田辺三菱製薬)は、共同販売促進
契約を結んでいる抗アレルギー点眼剤「アレジオン®LX 点眼液 0.1%」(一般名:エピナスチン塩酸塩、
以下アレジオン LX 点眼液)について、2019 年 11 月 27 日付で、参天製薬が日本で発売しましたので、
お知らせします。

参天製薬と田辺三菱製薬は、 2019 年 9 月 20 日に発表した共同販売促進契約に基づき、この度、
®
発売したアレジオン LX 点眼液と、抗アレルギー点眼剤「アレジオン 点眼液 0.05%」 (一般名:
エピナスチン塩酸塩、以下アレジオン点眼液)において、同製品の製造・販売は参天製薬で、医
療機関への情報提供活動は両社共同で実施します。医療機関への情報提供活動については、参天
製薬は眼科の医療機関を、田辺三菱製薬は眼科以外の医療機関を担当します。

アレジオン LX 点眼液は、参天製薬が日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社から導入し、
アレルギー性結膜炎の治療を目的として日本で開発した点眼剤で、日本で 2013 年から販売され
ているアレジオン点眼液の高用量製剤です。アレジオン LX 点眼液の有効成分であるエピナスチ
ン塩酸塩は、ヒスタミン H1 受容体拮抗作用および肥満細胞からの化学伝達物質の遊離抑制作用
を有しています。アレジオン LX 点眼液は、薬剤の眼組織への移行量を高め、持続性を向上する
ことにより、アレルギー性結膜炎の主症状である眼そう痒感および結膜充血を、1 日 2 回点眼で
抑制することが国内で実施した臨床試験で確認されています。また、重篤な副作用は眼局所、全
身ともに認められていません。

眼科のスペシャリティ・カンパニーである参天製薬は、幅広い診療科へのアクセスを有する田
辺三菱製薬と共同で情報提供活動を行うことで、さらなる患者さんの QOL(クオリティ・オブ・
ライフ:生活の質)の向上に寄与できると期待しています。また、アレルギー性疾患治療剤「ル
パフィン®錠 10mg」を販売している田辺三菱製薬は、内服剤に点眼剤が加わることで、幅広く患
者さんのニーズに応えることができると考えています。両社は、この新たな治療選択肢の提供に
よって患者さんの QOL 向上と治療への貢献に向けて、適正な情報収集・提供活動に努めてまい
ります。

なお、本剤の発売による、参天製薬と田辺三菱製薬の当期業績予想の修正は、予定しておりません。
「アレジオン®LX 点眼液」の主な特徴:
 アレジオン®点眼液の高濃度、防腐剤フリー製剤です。
 アレジオン®点眼液に対して、点眼後の結膜中エピナスチン濃度が高く、長く維持され、抗ア
レルギー作用が 2 倍長く持続しました。
 1 日 2 回の点眼で、アレルギー性結膜炎の主症状である眼そう痒感ならびに充血などの症状
に有効性を示しました。

「アレジオン®LX 点眼液 0.1%」の製品概要
製品名 アレジオン®LX 点眼液 0.1%

一般名 エピナスチン塩酸塩

性状 無色澄明、無菌水性点眼剤

効能・効果 アレルギー性結膜炎

用法・用量 通常、1 回 1 滴、1 日 2 回(朝、夕)点眼する

貯法 室温保存

包装 プラスチック点眼容器:5mL×10 本

薬価 1 mL 712.60 円

保険給付上の注意 なし

承認取得日 2019 年 9 月 20 日

薬価収載日 2019 年 11 月 27 日

発売日 2019 年 11 月 27 日


製品写真




以上
参天製薬株式会社について
参天製薬は、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、医療用・一般用の医薬品や、医療機器の研
究、開発、販売・マーケティング活動を行っています。世界約 60 を超える国・地域で製品を販売しており、国
内の医療用眼科薬市場においては No.1 のシェアを有しています。130 年近くの歴史の中で培われた科学的知見
や企業力を活かし、今後も、価値ある製品・サービスの提供を通じ、患者さんや患者さんを愛する人たちを中心
として、社会への貢献を果たしてまいります。詳細については、当社ホームページ www.santen.co.jp をご参照
ください。


田辺三菱製薬株式会社について
田辺三菱製薬は、1678 年に創業、日本の医薬品産業発祥の地である大阪の道修町に本社を置き、医療用医
薬品事業を中心とする国内上場企業としては最も歴史ある老舗企業です※。「医薬品の創製を通じて、世界
の人々の健康に貢献します」という企業理念のもと、中期経営計画 16-20 では「Open Up the Future-医
療の未来を切り拓く」をキーコンセプトと定めました。重点疾患領域である「免疫炎症」「糖尿病・腎」
「中枢神経」「ワクチン」を中心に、アンメット・メディカル・ニーズに応える医薬品の創製を通じて、
世界の患者さんの健康に貢献していきます。https://www.mt-pharma.co.jp/
※東京商工リサーチ調べ




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