医薬品等ネットワーク事業の「デッドストックエクスチェンジサービス」に関する特許取得のお知らせ

平成 29 年1月 19 日
各 位
会 社 名 株式会社メディカルシステムネットワーク
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 田 尻 稲 雄
(コード番号 4350 東証第一部)
問合せ先 専 務 取 締 役 田 中 義 寛
(TEL.011-612-1069)




医薬品等ネットワーク事業の「デッドストックエクスチェンジサービス」
に関する特許取得のお知らせ


当社は、医薬品等ネットワーク事業において加盟店へ提供している医療用医薬品の不動在庫消化サービ
ス「デッドストックエクスチェンジ(以下、
「DSE」という。
)サービス」のシステム及びプログラムに
関して、日本特許庁より特許査定謄本を受領いたしました。この度、特許登録のための手続きが完了いた
しましたのでお知らせいたします。





1.概要

当社グループは、企業理念として「良質な医療インフラの構築を通じて地域住民のQOL(Quality
of Life)向上に貢献すること」を掲げ、医薬品等ネットワーク事業(医薬品卸と調剤薬局・病医院との
間の医薬品オンライン受発注及び関連業務のアウトソーシング)と調剤薬局事業の2事業を中核事業と
して展開しております。

DSEサービスは、医薬品等ネットワーク事業において加盟店へ提供しているサービスの1つで、調
剤薬局等が抱える医療用医薬品の不動在庫を加盟店舗間で売買・消化させることにより、医薬品の廃棄
ロスを削減するサービスです。当社はこの度、このDSEサービスのシステム及びプログラムについて
特許を取得いたしました。

調剤薬局は、地域住民のかかりつけ薬局として、様々な医療機関の処方箋に対応するために多品目の
医療用医薬品を備蓄する必要があることから、処方されないまま使用期限を迎える医薬品(不動在庫)
の廃棄及びそれに伴う損失の発生が避けられない状況にあります。また、医療用後発医薬品(ジェネ
リック医薬品)の使用増加により調剤薬局が備蓄する品目数が増加し、それに伴い廃棄額も増加傾向に
あることから、廃棄薬の削減は医療費削減の観点からも業界全体の喫緊の課題でもあります。

DSEシステム及びプログラムは、加盟店舗の医療用医薬品の取引実績のデータベースを活用し、不
動在庫を加盟店舗間で効率的に売買・消化させることを目的としたものです。不動在庫を売却したい加
盟店がオンラインで対象品目や数量等を登録いただくと、当該医薬品に関する過去の購入実績やDSE
サービスへの参加状況等の複数の条件から、購入する可能性の高い別の加盟店を自動的に抽出しマッチ
ングさせる仕組みを確立しているため、登録された不動在庫の消化率は平均で8割程度と極めて高い消
化実績を有しています。



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DSEサービスは医薬品ネットワークの加盟店専用のサービスとして展開しており、医薬品の廃棄及
びそれに伴う損失の発生を減少させられることから、ご利用者様から大変高い評価をいただいておりま
す。平成 29 年1月4日現在、医薬品ネットワーク加盟店件数は 1,697 件(平成 28 年3月末比 21.2%増)
と急速に拡大しております。当社は引き続き医薬品等ネットワーク事業のサービス品質の向上に努める
とともに、加盟店の増加を推進してまいります。


2.特許に関する情報

発明の名称 在庫取引システムおよびプログラム
出 願 番 号 特願2016-087259 ※登録番号未付与
特許出願日 平成 28 年4月 25 日

※ 特許査定は、特許庁審査官による審査の結果、発明に対して特許権付与が承認されることをいいま
す。特許査定後、出願人が登録料を納付することにより、特許発明が特許原簿へ登録され、特許権
が発生するとともに、登録番号が付与されます。


3.今後の見通し

本件による当社の今期(平成 29 年3月期)の連結業績に与える影響は軽微でありますが、医薬品等ネッ
トワーク事業のサービス品質向上を通じて、加盟店の獲得増加及び中長期的な企業価値向上につながるも
のと考えております。
以 上




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(ご参考)DSEサービスの取引フローのイメージ




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