電通、企業買収でドイツにおける動画広告サービスを強化

2018 年 12 月 17 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 山本 敏博
(東証第 1 部 証券コード:4324)


電通、企業買収でドイツにおける動画広告サービスを強化
― テレビ/オンライン動画広告のマーケティング会社「ビデオビート社」の株式 70%取得で合意 ―


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746 億
981 万円)は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」※を通じて、ドイツでテレビ広告やオ
ンライン動画広告の媒体プランニング・制作・効果測定などのサービスをワンストップで提供
しているマーケティング会社「Videobeat Networks GmbH」(本社:ハンブルク市、CEO:
Christoph Gaschler、以下「ビデオビート社」)の株式 70%を取得すること、および今後完全
子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、同社株主と合意しました。なお、
本件買収の実現には、ドイツ規制当局の承認が必要となります。


2011 年に設立されたビデオビート社の最大の特徴は、オンライン動画広告の効果測定と同様
の指標で、リアルタイムにテレビ広告の効果を把握できる独自のプラットフォームを有してい
ることにあります。広告主の自社サイトへの誘導やコンバージョンなどの指標を設定し効果を
測定することで、メディア戦略や CM 内容の修正を図り、ROI を最大化しています。
同社は、ハンブルク本社のほかドイツではベルリン、またロンドン、パリ、ニューヨークに
もオフィスを構えています。現在では 72 名の従業員を抱え、テレビやオンラインの複数機器に
またがって動画を活用するマーケティングサービスの高度化を推進しています。


今後当社は、ビデオビート社と欧州に展開するグループ各社を連携させて、シナジー効果を
生み出すことで、成長戦略を加速させていきます。


なお、本件が当社の 2018 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。




※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク」(本社:英国ロンドン市)は、10 のグローバル
ネットワーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。10 のブランドとは、Carat、Dentsu
(Dentsu Brand Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、
Vizeum を指します。





【ビデオビート社の概要】
社 名:Videobeat Networks GmbH (ビデオビート社)
本 社 所 在 地 :ドイツ・ハンブルク市
設 立:2011 年 12 月
株 主 構 成 :株式取得後、電通イージス・ネットワーク 70%
収益(Revenue):533 万ユーロ(約 6.8 億円)(2017 年 12 月期)
代 表 者:Christoph Gaschler(CEO)
従 業 員 数:72 名
事 業 内 容:テレビ広告やオンライン動画広告の媒体プランニング・制作・効果測定など
のサービスをワンストップで提供


以 上





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