電通、米国のデジタルエージェンシー「M8社」の株式100%取得で合意― 米国ヒスパニック市場およびラテンアメリカ市場における成長戦略を加速 ―

2018 年 4 月 6 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 山本 敏博
(東証第 1 部 証券コード:4324)


電通、米国のデジタルエージェンシー「M8 社」の株式 100%取得で合意
― 米国ヒスパニック市場およびラテンアメリカ市場における成長戦略を加速 ―


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746 億
981 万円)は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」※を通じて、米国のデジタルエージェ
ンシー「Media 8, Inc.」(本社:マイアミ市、CEO: John Santiago、以下「M8 社」)の株
式 100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。


2001 年に設立された M8 社は、ヒスパニック向けのデジタルマーケティングで成長してきま
した。現在では、米国ヒスパニック市場およびラテンアメリカ市場において、戦略の策定から
その実施に至るまでデジタルマーケティング領域全般のサービスを提供しています。サービス
には、クリエーティブ、アプリケーション開発、データ管理・分析などが含まれます。


米国におけるヒスパニック市場は年々拡大しており、ラテンアメリカに事業展開する企業の
多くは米国マイアミ市に地域統括拠点を構えています。M8 社はマイアミ市に本社を構え、ア
ルゼンチン第 2 の都市・コルドバ市にハブ拠点を設けて、米国ヒスパニック市場およびラテン
アメリカ市場に向けて事業展開する米国企業と、ラテンアメリカに本拠地を置く企業に対して
デジタルマーケティングサービスを提供しています。


本件買収の目的は、当社グループのグローバルネットワーク・ブランド ※の 1 つで、デジタ
ルパフォーマンス・マーケティングに強みを持つ「iProspect」(アイプロスペクト、本拠地:
英国ロンドン市)の、米国ヒスパニック市場およびラテンアメリカ市場における事業規模拡大
とサービス機能強化にあります。今後当社は、M8 社のブランド呼称を「M8, an iProspect
Company」(M8・アン・アイプロスペクト・カンパニー)へと改称し、競争力の高いデジタ
ルマーケティングサービスを提供することで、米国ヒスパニック市場およびラテンアメリカ市
場における成長戦略を加速させていきます。


なお、本件が当社の 2018 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。


※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、10 のグローバルネットワー
ク・ブランドを中心に世界 140 カ国・地域以上でビジネスを展開しています。10 のブランドとは、Carat、
Dentsu(Dentsu Brand Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、
Posterscope、Vizeum を指します。



【M8 社の概要】
社 名 : Media 8, Inc.(M8 社)
本社所在地 : 米国フロリダ州・マイアミ市
(アルゼンチン・コルドバ市に営業拠点を持つ)
設 立 : 2001 年 11 月
株主構成 : 株式取得後、電通イージス・ネットワーク 100%
収益(Revenue): 730 万ドル(約 7.8 億円)(2017 年 12 月期)
代 表 者 : John Santiago(CEO)
従業員数 : 84 名
事業内容 : 戦略策定から実施までデジタルマーケティング領域全般のサービスを提供


以 上





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