電通、ノルウェーのメディアエージェンシー「レッド社」の株式100%取得で合意

2018 年 4 月 23 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 山本 敏博
(東証第 1 部 証券コード:4324)


電通、ノルウェーのメディアエージェンシー「レッド社」の株式 100%取得で合意


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746 億
981 万円)は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」を通じて、ノルウェーのメディアエ
ージェンシー「Red Communication AS」(本社:オスロ市、創業者兼会長:Nils Roang、以
下「レッド社」)の株式 100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。なお、本件
買収の実現に向けては、ノルウェー競争庁の承認が必要になります。


レッド社は、ノルウェー市場において、メディアバイイングを含むデジタル領域全般のサー
ビスを提供しています。パフォーマンスマーケティング、デジタルコンテンツ、データ分析、
ブランドアクティベーションなどのサービスを中心に、顧客企業に対してデジタル活用による
課題解決を提供することで飛躍的な成長を遂げてきました。ノルウェーではメディアエージェ
ンシー・オブ・ザ・イヤー(経済紙 Dagens Næringsliv 発表、2016 年および 2017 年)をはじ
め、数々の賞を受賞しています。
2017 年に組織再編され、現在では 90 名超の社員を抱えるノルウェーでは最大手の独立系デ
ジタルエージェンシー・グループとなっています。グループ傘下の会社は以下のとおりです。
・Red Media Consulting AS(ノルウェー最大の独立系メディアエージェンシー)
・Retail in Media AS(流通業・CRM 専門のメディアエージェンシー)
・Red Performance AS(パフォーマンスマーケティング)
・Plapre AS(コンテンツマーケティング、クリエーティブ)
・Heia de som Vinner AS(スポンサーシップ、ブランドアクティベーション)


本件買収の目的は、当社グループのグローバルネットワーク・ブランド ※の 1 つで、メディ
アエージェンシーである「dentsu X」(デンツウエックス、本社:東京都)の欧州市場におけ
る事業規模の拡大、サービス機能の強化、およびノルウェー拠点の設立にあります。
今後当社は、レッド社のブランド呼称を「RED dentsu X」へと改称し、競争力の高いメディ
アサービスを提供することで、欧州市場における成長戦略を加速させていきます。


なお、本件が当社の 2018 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。

※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、10 のグローバルネットワー
ク・ブランドを中心に世界 140 カ国・地域以上でビジネスを展開しています。10 のブランドとは、Carat、
Dentsu(Dentsu Brand Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、
Posterscope、Vizeum を指します。





【レッド社の概要】
社 名:Red Communication AS(レッド社)
本 社 所 在 地 :ノルウェー・オスロ市
設 立:2017 年 3 月(組織再編後の持株会社として。前身は 2004 年設立)
株 主 構 成 :株式取得後、電通イージス・ネットワーク 100%
収益(Revenue):1 億 2,390 万ノルウェー・クローネ(約 17 億円)(2017 年 12 月期)
代 表 者 :Nils Roang(創業者兼会長)
従 業 員 数 :93 名
事 業 内 容 :メディアバイイングを含むデジタル領域全般のサービスを提供


以 上





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