鳥取県初、青翔開智中学校・高等学校が 生徒の非認知能力を客観的に評価するため、評価に関わるバイアスをAIで補正する評価ツール「Ai GROW」を導入

プレスリリース


2022年6月24日
Institution for a Global Society株式会社



鳥取県初、青翔開智中学校・高等学校が
生徒の非認知能力を客観的に評価するため、
評価に関わるバイアスをAIで補正する評価ツール「Ai GROW」を導入
-開校8年目にして難関大学合格者を総合型選抜入試で輩出-

Institution for a Global Society 株式会社(本社 東京都渋谷区、代表取締役社長
福原 正大、以下 IGS)は、青翔開智中学校・高等学校(以下、青翔開智)に、学力
以外の資質・能力を可視化する評価ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を、鳥取
県初の事例として有償導入いただいたことをお知らせします。
同校の強みである「探究プログラム」で育成する「共成する力※1」や「飛躍力※2」
は、数値では測り辛い「非認知能力※3」であるため、これまで生徒の自己評価で評
価を行ってきました。このたび、より客観的に教育効果を可視化するため、生徒が
能力を相互評価したうえで、評価に関わるバイアスをAIで補正する「Ai GROW」を導
入いただきます。
※1 共成する力:青翔開智が定める、セルフコントロール・まきこみ力などを示す。
※2 飛躍力:青翔開智が定める、バイタリティ・ビジョンなどを示す。
※3 非認知能力:主体性、協調性、リーダーシップといった、数値では測りにくい能力のこと。
社会で活躍するために重要とされており、昨今、非認知能力を伸ばす教育が注目されている。


■ポイント
 青翔開智は、「共成する力」「飛躍力」等を伸ばす、中高一貫の「探究プロ
グラム」が強み。生徒は探究の研究結果を総合型選抜入試で活用。開校8年
目にして、東京大学、早慶MARCH、海外大学などの難関大学合格者を輩出。
 独自の学習評価を開発するなど、教育効果の可視化も進んでいる。
 一般的に評価が難しい「非認知能力」にあたる「共成する力」「飛躍力」は、
これまで生徒の自己評価のみだったが、より客観的に評価するため、生徒同
士で評価し、バイアスをAIで補正する「Ai GROW」を導入。
 鳥取県初の導入。6月24日(金)に、生徒約137名(高1:53名、高2:40名、
高3:44名)が受検予定。


■Ai GROW 導入背景
<Ai GROWとは>
従来のペーパー・テストでは評価が難しい「資質・能力(思考力、判断力、表現力
等)」を、AIを活用した公正な相互評価等を通して可視化する、評価ツールです。
国内外で250校以上に導入されています。

※取材のお問合せ先:IGS株式会社 広報室(佐藤璃子)※
携帯:070-1459-8567 代表電話:03-6447-7151 Email:r.sato@i-globalsociety.com
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一般的に、相互評価は、評価者の甘辛傾向や忖度等、「不要な評価の偏り(バイア
ス)」が発生しやすいという課題があります。一方Ai GROWでは、評価傾向の甘辛
や、評価者の質、スマホや端末で回答する際の指の動き・かかった時間などを踏ま
えた「評価の信頼度」をAIが分析した上で、評価結果を補正し、より公正な非認知
能力の評価を実現しています。(特許技術)




(左:Ai GROW受検の様子(他校)、右:受検画面イメージ)


<青翔開智独自の探究プログラムと学習評価で、高大接続改革を実現>
この10年余りの高大接続改革で、高校までの学びが、大学での学びにつながってい
ない等の課題が議論されてきました。
これに対し青翔開智は、中高一貫の探究プログラムを通して生徒が好奇心に基づき
進めた研究結果を総合型選抜入試で活用し、研究を更に深められる志望校に合格し
ています。その結果、開校8年目にして難関大学合格者も輩出しています。




(上:青翔開智のサイトより抜粋。「探究基礎」の授業で、答えの無い問題を解決する力を育む)
<独自の学習評価を開発し、教育効果の可視化にも注力>
同校は、探究プログラムの実施だけでなく、生徒の主体的・自律的な学びを促進す
るために、独自の学習評価を開発。育成・評価する能力を「探究」・「共成」・
「飛躍」(計37項目)と定め、自己評価・相互評価・教員評価を組み合わせ、IT技
術で効率的なフィードバックを行うなど、教育効果の可視化にも力を入れています。

※取材のお問合せ先:IGS株式会社 広報室(佐藤璃子)※
携帯:070-1459-8567 代表電話:03-6447-7151 Email:r.sato@i-globalsociety.com
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(上:青翔開智のサイトより抜粋)


<非認知能力である、「共成する力」「飛躍力」の評価は難しい>
「認知能力」は、学力テスト等、評価方法がある程度確立され、相互評価も行いや
すい領域です。同校の「探究力」(例:課題設定力・論理的思考力・表現力等)は、
認知能力にあたります。一方、「共成する力」・「飛躍力」は、「他者と関わる力」
や「自己に関わる内面的な力」などの「非認知能力」と呼ばれる領域であり、評価
が難しいとされています。例えば相互評価をする際に、評価者の甘辛傾向や忖度が
評価結果に影響を及ぼすため、公正な評価が難しくなります。
そのため、同校は「探究力」は教員評価だけでなく、生徒同士の相互評価も実施し
てきましたが、「共成する力」・「飛躍力」においては、これまで自己評価を中心
としてきました。

<AIを活用した相互評価で、生徒の強みを客観的かつ公正に可視化>
これらの非認知能力の評価が難しい問題にAi GROWは対応できるため、このたび「共
成する力」・「飛躍力」においてもより客観的な評価を実現することを目的として、
AIを活用した相互評価ツールAi GROWを導入いただくこととなりました。
また、Ai GROWのレポートは、生徒の個性・強みがより幅広く公正に可視化できるた
め、総合型選抜入試等の場面で、自身の強みを客観的に捉え、アピールすることが
できます。
IGSは、同校のAi GROW導入によって、生徒の「共成する力」「飛躍力」がより客観
的かつ公正に評価され、更なる成長につながるよう、支援してまいります。


※取材のお問合せ先:IGS株式会社 広報室(佐藤璃子)※
携帯:070-1459-8567 代表電話:03-6447-7151 Email:r.sato@i-globalsociety.com
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(上:Ai GROW受検結果レポート。受検完了後、即時に端末へ送られる)

<appendix>
■Ai GROW (アイ・グロー)とは
児童・生徒・学生の資質・能力と、教育効果を可視化する、教育機関向け評価ツールです。潜在的な
性格診断(IAT)の他、能力評価の際に生徒の相互評価にAIの補正を加えることで、評価バイアスを
極小化。資質・能力を定量化し、即時フィードバックが可能です。
2019年4月のリリース以来、250以上の学校が利用。経済産業省「未来の教室」実証事業、埼玉県戸田
市の実証事業の教育効果検証に採用されている他、「地域との協働による高等学校教育改革推進事
業」、「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」「SSH(スーパーサイ
エンスハイスクール)」(文部科学省)の効果検証にも活用されています。
Ai GROWサービスサイト: https://www.aigrow.jp/aigrow

■青翔開智中学校・高等学校 概要
鳥取県鳥取市にある、併設型中高一貫制の私立中学校・高等学校です。建学の精神は「情熱と好奇心
をもって物事を探究し、自律と協調の両立をはかり、共に成長し、たゆまぬ挑戦と努力の継続でさら
なる飛躍を目指す事ができる有為な人材の育成を目指す。」を礎に、独自の探究プログラム・学習評
価によって、生徒の「探究」「共成」「飛躍」の力を育成しています。
所在地:〒680-8066 鳥取県鳥取市国府町新通り3丁目301番地2
開校:2014年
学校サイト: https://seishokaichi.jp/

■Institution for a Global Society(IGS)株式会社 会社概要
「分断なき持続可能な社会を実現するための手段を提供する」を企業パーパスに掲げるEdTech/HRTec
h企業。2021年12月29日に東証マザーズ(現・グロース市場)に上場。
所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-11-2 4F
設立:2010年5月
資本金:388百万円
事業内容:AIを活用した人材評価プラットフォームを企業や学校に提供
コーポレートサイト: https://www.i-globalsociety.com/




※取材のお問合せ先:IGS株式会社 広報室(佐藤璃子)※
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