2022年３月期 通期決算説明会書き起こし
ニフティライフスタイル株式会社
2022 年 3 月期決算説明会
2022 年 5 月 10 日
イベント概要
[企業名] ニフティライフスタイル株式会社
[企業 ID] 4262
[イベント言語] JPN
[イベント種類] 決算説明会
[イベント名] 2022 年 3 月期決算説明会
[決算期] 2021 年度 通期
[日程] 2022 年 5 月 10 日
[ページ数] 28
[時間] 15:00 – 15:32
（合計：32 分、登壇：24 分、質疑応答：8 分）
[開催場所] 株式会社日本投資環境研究所及びインターネット配信
[会場面積]
[出席人数]
[登壇者] 3名
代表取締役社長 成田 隆志（以下、成田）
取締役事業本部長 広田 朋美（以下、広田）
取締役管理本部長 守谷 和俊（以下、守谷）
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登壇
司会：お待たせいたしました。ただ今より、ニフティライフスタイル株式会社、2022 年 3 月期、
決算説明会を開催させていただきます。それではまず初めに、会社側出席者をご紹介いたします。
代表取締役社長、成田隆志様でございます。
成田：成田隆志です。
司会：取締役事業本部長、広田朋美様でございます。取締役管理本部長、守谷和俊様でございま
す。どうぞよろしくお願いいたします。
本日、皆様のお手元には、本日の決算説明資料、決算短信、アンケート用紙、以上をお配りしてお
ります。不足の物がございましたら、お手を挙げてお知らせください。よろしいでしょうか。
また本日の説明会の進行でございますが、会社側からプレゼンテーションいただき、その後皆様か
らのご質問を頂戴したいと存じます。なお、今後の IR 活動の参考にさせていただきますので、お
配りいたしましたアンケート用紙へのご記入、ご協力をお願いいたします。
それでは、成田社長、ご説明よろしくお願いいたします。
成田：はい。改めましてニフティライフスタイル、代表取締社長の成田でございます。
本日はお忙しい中、当社 2022 年 3 月期決算説明会にご参加いただきまして、誠にありがとうござ
います。本日は、5 月 6 日に開示いたしました 22 年 3 月期決算説明資料に基づいてご説明をさせ
ていただきます。その後、ご質問をお受けいたしたいと思います。
ご説明の流れについては、まず当社の会社概要および事業概要についてご紹介し、その後に 2022
年 3 月期決算概況、そして 2023 年 3 月期業績予想および事業方針をご説明させていただきます。
それではどうぞよろしくお願いいたします。
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当社の会社概要になります。
詳細は次スライド以降でもご説明させていただきますが、当社は 2018 年 2 月に設立された設立 5
年目のライフスタイルテック企業でございます。
設立よりニフティ不動産など、スマートフォンアプリをメインデバイスとしたプラットフォームサ
ービスを主軸に、行動支援サービス事業を展開しております。
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当社は「想像以上を、みつけよう。」というコーポレートメッセージを掲げており、ライフスタイ
ル領域×テクノロジーによるサービス提供を通じ、一人ひとりのライフスタイルをより便利に、豊
かにしていくことを目指しております。
続きまして、当社の事業概要です。
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当社は行動支援サービス事業にて二つのサービスを展開しております。
主力の行動支援プラットフォームサービスでは、ユーザーの情報検討と企業の集客をアプリやウェ
ブで支援しております。それぞれ国内最大級の情報量を強みに、大手ポータルサイトの情報をまと
めて検索できるニフティ不動産、ニフティ求人と、温浴施設の情報に特化したニフティ温泉のプラ
ットフォームサービスを提供しております。また、スマートフォンアプリにより、より使いやすい
UI/UX の提供を行っております。
また、行動支援ソリューションサービスでは、企業のウェブマーケティング業務を SaaS 型の DX
ツール提供で支援しております。EC サイトなどの広告運用業務を支援するデータフィード最適化
サービス DFO や不動産事業者のオンライン内見、接客を自動化するオンライン内見といったソリ
ューションツールを提供しております。
各サービスの詳細につきましては、Appendix も併せてご覧いただければと思います。
当社の行動支援サービス事業は、ライフスタイル領域×テクノロジーで生活者と企業の支援を行う
ことで、世の中をより便利にすることを目指しております。
生活者に対しては、世の中の大量のデータを集約し、一人ひとりに合った最適な情報提供を行って
おります。
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また、企業に対してはプラットフォームサービスを通じて送客、来店促進といった質の高いリード
獲得を支援しており、DFO など SaaS 型ソリューションのサービスを通じて、マーケティング支
援を改善できる DX ツールを提供しております。
当社の行動支援サービスの特徴としましては、アプリを活用したユーザー行動データ収集や分析を
強みとしております。
ニフティ不動産は、兼ねてよりアプリでのサービス提供を強化しております。ユーザーの行動デー
タ分析やアプリマーケットでのユーザーのレビュー等を参考に、ユーザーの求める UI/UX 改善を
行ってまいりました。
これらの結果、アプリマーケットでのアプリユーザーの効率的な集客や、ユーザー一人ひとりのパ
ーソナライズやレコメンデーションなどによる最適な情報提供を行うことで、ユーザー満足度を高
め、結果的にクライアントに対しても質の高い送客を実現しております。
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続きまして、2022 年 3 月期決算概況についてご説明をさせていただきます。
通期決算ハイライトですが、連結では売上高が YoY プラス 21.7％。当期純利益は YoY プラス
18.9%の高い成長にて着地しております。
業績予想に対しましても、売上高プラス 1.4%、当期純利益プラス 0.4%にて着地しております。
アプリとウェブによる行動支援プラットフォームにつきましては、主要サービスであるニフティ不
動産が売上高 YoY プラス 23.5%と全体をけん引、アプリ累計ダウンロード数は、YoY プラス
17.7%の 868 万ダウンロードまで成長しております。
また、ニフティ温泉につきましては、温浴施設送客支援のクーポンビジネスがコロナ禍の影響を多
少受けておりましたが、メーカーなどに向けた体験型広告の伸長により、黒字回復にて着地しまし
た。
SaaS 型 DX ツールを通じた行動支援ソリューションサービスにつきましては、DFO サービスの事
業譲受により、売上高は YoY プラス 60.3％にて純増。子会社 Tryell に関しましては、受託事業の
終了により、一時的に売上減にて着地しております。
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続いて決算概要です。
売上高は 27 億 5,600 万円、YoY プラス 21.7%成長と、安定性だけではなく、高い成長率もお示し
することができました。各段階利益におきましても、上場関連費用約 3,500 万円の負担がある中
で、いずれも二桁以上の成長となりました。
以上の結果、売上高、各段階利益はいずれも過去最高を更新しております。
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また、業績予想対比につきましては、売上高プラス 1.4%、当期純利益プラス 0.4%での着地となっ
ております。
続きまして、各サービスの状況になります。
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行動支援プラットフォームサービスの売上高は、YoY プラス 17.8%となりました。主力のニフティ
不動産が YoY プラス 23.5%と引き続き好調を維持し、全体をけん引しております。
営業利益に関しましては、YoY プラス 18.4%となりました。ニフティ不動産の好調に加え、ニフテ
ィ温泉における体験型広告伸長による黒字化が寄与しております。クーポン売上以外の収益源の成
長は、ニフティ温泉の来期以降にもプラス要因となると考えております。
なお、ニフティ温泉の体験型広告とは、温浴施設に来店される美容や健康に興味のある方々に、商
品テスターやサンプリングにより商品認知をさせるサービスとなっており、概要は本資料の
Appendix にも加えておりますので、よろしければご覧ください。
続きまして、行動支援ソリューションサービスになります。
売上高は YoY プラス 60.3%にて純増しました。こちらは、2020 年 9 月に DFO サービスを事業譲
受したことが主要因となります。
オンライン内見は、サービスの機能追加やオンライン内見専門の情報サイトの UI/UX の改善な
ど、再投資フェーズとしてサービス強化に注力している状況となっております。
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ここからは当社の主要 KPI についてご説明させていただきます。
まず全体構造ですが、成長フェーズにある企業として、売上高成長を最重要経営指標として考えて
おります。
行動支援プラットフォームの主要 KPI は、送客数×単価となります。送客数を増やすには、ユーザ
ー数と送客率の双方が重要であり、これらの KPI をバランスよく高めていくことが重要であると考
えております。
また同様に、行動支援ソリューションサービスの主要 KPI は、クライアント数×単価となります。
クライアント数と並び、単価上昇も重要なポイントとなっております。
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続きまして各 KPI の詳細になります。
行動支援プラットフォームのユーザー数は、2022 年 3 月末時点で 760 万ユーザーとなっており、
YoY プラス 4.8%にて成長しました。なお 2021 年 4 月から 2022 年 3 月の年間平均で見た場合の成
長は、YoY プラス二桁成長になっております。
また、他社サービスと比べた当社の強みでもある掲載情報数に関しましては、クライアントの拡大
もあり、YoY プラス 21％にて拡大しております。
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続きまして主力のニフティ不動産の送客数と単価になります。
送客数は YoY プラス 19.4%の成長、送客あたりの単価につきましても YoY プラス 3.4%の成長とな
りました。
送客数の上昇は、アプリによる送客率の向上の影響が大きく、iOS 向けアプリの UI/UX の刷新や
情報比較画面の見やすさを向上させたことによって、新着物件やレコメンドの通知機能の強化も含
め、全体として送客数がアップしております。
また単価に関しましては、売買比率の向上、賃貸売買双方での繁忙期での単価交渉によるアップ等
が要因となります。
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ニフティ不動産のアプリ累計ダウンロード数についてご説明させていただきます。
2022 年 3 月末で累計ダウンロード数は 868 万ダウンロード、前年末から 128 万ダウンロード増え
ております。YoY でプラス 17.3%増加しており、今回のグラフからは iOS と Android 双方のダウ
ンロード数比率も公開させていただいております。
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行動支援ソリューションサービスでの主要 KPI になります。
クライアント数は DFO が YoY プラス 9.5%、オンライン内見が YoY プラス 3.2%にて成長しており
ます。
解約率は想定並みの水準にて推移しました。以上が 2022 年 3 月期決算概況となります。
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ここから 2023 年 3 月期業績予想についてご説明させていただきます。
売上高は 33 億 3,900 万円、YoY プラス 21.1%の成長を想定しております。
当社は成長フェーズであり、売上高成長を最重視している中で、22 年 3 月期実績の YoY プラス
21.7%に次ぐ、2 期連続での 20%超成長を想定しております。
また、今後の売上高成長に向けた積極的な投資を推進してまいりますが、営業利益に関しましても
一定水準以上、具体的には 10%を超える成長を想定しております。
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続きまして 2023 年 3 月期事業方針になります。
引き続きプラットフォームの継続的な強化を行うとともに、 SaaS 販売強化によるソリューション
成長拡大を推進してまいります。また、事業拡大に向けた M&A や業務提携の推進も行ってまいり
ます。
行動支援プラットフォームサービスに関しましては、主要サービスであるニフティ不動産への投資
を継続します。具体的には広告宣伝投資の強化を通じ、特にアプリの認知とダウンロードの拡大を
計画的に進めてまいります。
また、Android アプリの開発投資に関しましても強化します。今までは iOS を中心とした開発を行
っておりましたが、Android ユーザーの獲得に向けて、さらなるポテンシャル余地を開拓していき
たいと考えております。
行動支援ソリューションサービスに関しましては、DFO を中心に販売体制を強化することで、顧
客の領域拡大を考えております。現在の EC に加え、求人企業、宿泊事業に対するオンライン出稿
支援サービスの販売強化を企画しております。
また Tryell に関しましては、IT 重説対応等のオンライン接客市場のさらなる拡大を強化してまい
ります。
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次ページ以降で詳細を説明させていただきます。まずニフティ不動産での広告宣伝によるアプリ利
用者拡大についてです。
今年の 4 月より YouTube にて、ウェブ CM による広告宣伝を開始しております。ニフティ不動産
のアプリの訴求を強めるということで、3 パターン展開しております。
具体的には、アプリで家探し、まとめて検索、こだわり検索という 3 パターンになっておりまし
て、それぞれスマートフォンでアプリをダウンロードすることによって、いつでも簡単に手間なく
スムーズに検索ができるメリット、まとめて検索するにあたっていろんなポータルサイトを見なけ
ればいけないところを一つでまとめられるというメリット、当社の情報量を活用したこだわり検索
ができるメリットという 3 点を中心に、現在ブランドの認知拡大の方を進めております。
広告宣伝につきましては現在のウェブ CM を皮切りに、若年層をターゲットとした媒体選定を行っ
ております。実施中のウェブ CM の効果測定をしっかりと行った上で、SNS、テレビ CM、さらな
るウェブ動画の活用を順次進め、ユーザーへの認知拡大を進めていきたいと考えております。
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ニフティ不動産のターゲットとなる住み替え検討ユーザーは、当社の想定で年間 1,000 万人以上と
想定しておりますが、現状の年間アプリ利用者ダウンロード数はまだまだ 10 分の 1 程度というこ
とで、このさらなる拡大をブランド認知を進めながら推進していきたいと考えております。
これまでは ASO、SEO といったオーガニック集客を中心としておりましたが、ブランドマーケテ
ィングを通じて認知率を高めることで、新たなユーザーとの接点を高め、ダウンロード数を年間
100 万以上伸ばしていきたいと考えております。
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続きまして、Android アプリユーザーのさらなる拡大についてご説明させていただきます。現在、
当社は iOS アプリを強みとしております。
先ほどのグラフの中でも、iOS 利用者が大変多い形になっておりますが、今年は積極的に投資を
し、UI/UX の改善をすることによって、Android のシェアを伸ばしていきたいと考えております。
具体的には、iOS アプリで実績が出ているユーザーに使いやすい機能、一覧ページの UI/UX の改
善であったり、新着レコメンドの通知等の開発を強化していきたいと考えております。
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また、ニフティ不動産における Android アプリの現在のシェアは 25%程度です。
アプリ市場全体で見ると Android ユーザーが 35%ほどいるというところがありまして、当社でも
Android のユーザーを伸ばせる余地があると考えており、実際に Android のアプリに関しまして
は、iOS アプリに比べて、アプリマーケットからのオーガニックのダウンロードの比率が低い形に
なっております。
今期より強化するブランドマーケティングとの相乗効果も含めながら、開発による使いやすさの部
分と、顧客接点を増やすことによって、Android アプリのシェアを伸ばしていき、全体としてニフ
ティ不動産アプリの早期 1,000 万ダウンロードを目指していきたいと考えております。
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続きまして SaaS ソリューションサービスになります。
主要サービスの DFO に関しては、企業のウェブマーケティングを SaaS 型の広告出稿支援ツール
にて支援しております。
現在、EC サイトを中心とした形での販売ノウハウを蓄積しておりますが、今後は求人企業や宿泊
事業者向けの SaaS 企業との提携をした上で、顧客開拓を目指してまいります。
また、ニフティ求人やニフティ温泉、ニフティ不動産などのプラットフォームサービスにおります
既存クライアントに対するクロスセルを強化し、需要開拓を進めてまいりたいと考えております。
以上が 2023 年 3 月期事業方針になります。
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最後に成長投資についてご説明させていただきます。
安定的な営業キャッシュフローと上場による資金調達を成長投資にしっかりと充当してまいりま
す。23 年 3 月期から具体的な投資内容は、こちらの 3 点になります。
広告宣伝投資が年間プラス 3 億円、ニフティ不動産のアプリ認知の拡大をメインに推進してまいり
ます。
開発投資ですが年間プラス 1.5 億円、ニフティ不動産を含めたプラットフォームサービスのアプリ
開発の強化を推進してまいります。また DFO を含めた SaaS 商品のエンハンス、新規開発の方の
計画も考えております。
3 点目が人材投資になり、年間プラス 1.5 億円。上場の目的でもありますが、優秀な人材の獲得に
よる開発力の強化、データ分析力の強化を推進していきたいと考えております。
また、今期より新規領域の開拓を強化するためのリード人材など体制強化も含めた形も含めて、人
材投資の方を行っていきたいと思います。
この他、各事業の拡大に向けた M&A や事業提携も推進していく予定です。
以上にて 2022 年 3 月期、説明をさせていただきました。
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最後になりますが、本日ご説明をさせていただきました戦略を着実に実行し、市場関係者皆様のご
意見も経営に反映しながら、全力で企業価値向上に努めてまいります。引き続きよろしくお願いい
たします。
司会：ご説明ありがとうございました。
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質疑応答
司会 [M]：それでは質疑応答に移らせていただきます。まず会場参加の方からのご質問をお受けし
ました後、ウェブ参加の方からのご質問をお受けしたいと思います。
なお、ご質問の前には会社名とお名前もお願いいたします。会場でご参加の方は、この時間を利用
しましてアンケートへのご協力もお願いいたします。それでは、会場の方、ご質問いかがでしょう
か。はい。ありがとうございます。
質問者[Q]：質問は大きく 2 点お願いします。
一つ目は今期 23 年 3 月期の計画に関してですが、サマリーのところで、それぞれの主要サービ
ス、不動産と DFO のお話をいただきましたが、温泉、求人、その他のサービスの増収については
どうお考えなのかをまずお聞かせください。
全体では 21.1%の増収ということですが、行動制限が緩和されて、より高い伸びが見込めそうじゃ
ないかとか、あと Tryell にしても前期の反動減から大きく回復できるんじゃないかとか、そういっ
たことも考えられますので、不動産と DFO 以外のところについても、もしできればちょっとご解
説をお願いしたいというのが 1 点目です。
2 点目は主要サービスのニフティ不動産の成長戦略についてです。新規上場時の成長戦略ですと、
売買等の領域を開拓していくということで、領域拡大と単価アップを図るといった成長戦略だと思
いますが、そこら辺が変わってないのか、今期取り組まれること等があればお願いします。以上 2
点です。よろしくお願いします。
成田[A]：ありがとうございます。まず 1 点目の不動産と DFO 以外の事業成長に関しましては、や
はりご質問いただいた通りで、温泉はまん延防止等重点措置が終了した結果、ユーザー数が増えて
きているところもありますので、主力のクーポンビジネスはもちろん伸びていく想定です。
コロナ禍で生まれてきた体験型広告のニーズも、ユーザーがより温浴施設に足を運ぶことが見られ
れば、クライアントの出稿ニーズも上がってくると思っておりますので、このあたりは今期プラス
に働いていくと考えております。
また、Tryell に関しましては賃貸領域中心での対応を進めておりますが、賃貸での市場開拓は引き
続き進めつつ、売買領域も徐々に強化しており、今期から戸建て市場へのチャレンジをしておりま
す。
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司会[M]：：ありがとうございます。
成田[A]：不動産の領域拡大については、実績として売買比率の上昇による単価上昇が見られてお
りますので、今期も引き続き売買領域を強化していく方針です。
また、今期チャレンジしていきたいことですが、家の売却に関する事業は現在行っていないのです
が、ユーザーをしっかりと囲い込んだ形での売却支援は検討できればと考えております。
質問者[Q]：すいません。売る方の支援というのは、もう少し分かりやすく、どんなことをされる
かというのを教えてください。
成田[A]：実際に家を売るときに住み替えニーズがあったりしますので、その時に家を買いたいと
いう形で当社でアクションしたユーザーに対して、アプリでいうとプッシュ通知だったりとか、メ
ールですとメールでの告知で、今持っている物件をより高い価値で売りませんか？という提案をす
る形ですね。
質問者[M]：ありがとうございます。
司会[M]：ありがとうございます。
それでは、このあたりで質疑応答の時間、終わらせていただきます。
それでは以上をもちまして、ニフティライフスタイル株式会社、2022 年 3 月期、決算説明会を終
了させていただきます。本日はご参加いただき誠にありがとうございました。
［了］
______________
脚注
1. 会話は[Q]は質問、[A]は回答、[M]はそのどちらでもない場合を示す
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