雪を克服する追尾式両面太陽電池システムが北海道庁・札幌市の支援事業に認定 今年度より札幌市内に設置・実証開始

報道関係各位
ニュースリリース
フジプレアム株式会社
2015 年 10 月 13 日
雪を克服する追尾式両面太陽電池システムが北海道庁・札幌市の支援事業に認定
今年度より札幌市内に設置・実証開始

フジプレアム株式会社(本社:兵庫県姫路市、代表取締役社長:松本倫長)が参画するコンソーシアム
が北海道庁「平成 27 年度 環境・エネルギープロジェクト形成促進事業」及び札幌市「札幌型環境・エ
ネルギー技術開発支援事業」に採択されました。


本コンソーシアム事業では、当社の追尾式太陽電池システムと PVG Solutions 株式会社(本社:神奈川
県横浜市港北区、代表取締役社長:石川直揮)の両面発電太陽電池を利用した太陽電池モジュールを組
み合わせることで、北海道の積雪と冷涼な気候を活用した年間設備利用率 20%を超える太陽電池システ
ムを実証し、積雪寒冷地の再生可能エネルギーの利用を促進することを目的としています。




フジプレアム㈱ 追尾式太陽電池システム PVG Solutions㈱ 両面発電太陽電池システム
 事例
本システム特徴
1. 追尾式架台
積雪時、地面に対して垂直方向にモジュール面を制御することで、
モジュール面への積雪をゼロに抑えます。


2. 両面発電太陽電池
垂直時でも両面で発電することで、冬季の発電ロスをゼロに抑えます。


3. 高効率発電・設備利用率(従来システムとの比較)
発電量の最大期待値:追尾式架台 1.4 倍×両面発電 1.2 倍=1.68 倍
年 間 設 備 利 用 率※:従来値 13%×1.68 倍=21.8%を目指します。


※年間設備利用率(%)=年間発電量÷(発電設備容量×365 日×24 時間)×100
経済産業省「第 13 回調達価格等算定委員会(2014 年 2 月 17 日)
」より、
太陽光発電の年間設備利用率の指標は 13%とされています。
 コンソーシアム事業
「雪を克服する追尾式両面発電システムの開発事業」


 コンソーシアム構成員
構成員:PVG Solutions 株式会社(横浜市港北区)
(支店:札幌市北区)
「両面太陽電池セルの供給、太陽電池モジュール・システムの設計支援」
フジプレアム株式会社(姫路市飾西)
「追尾式太陽電池システム・太陽電池モジュールの供給、本システムの O&M」
北海道科学大学(札幌市手稲区)
「実証システム設計、データ計測・監視、データ分析、実証場所の提供」
株式会社 KITABA(札幌市北区)
「市場性調査、デザイン性検討」


 今後の予定
今年度中に北海道科学大学敷地内に本システムを設置し、実証を開始致します。


 PVG Solutions 株式会社について
PVG Solutions 株式会社は 2007 年 3 月横浜市港北区で設立され、両面発電太陽電池セル製造を始
めとした太陽電池セル関連事業に取り組むベンチャー企業です。独自の両面発電太陽電池セルの高
い技術力で、太陽電池の技術革新を期待されております。日本国内では主に北海道を中心とした積
雪寒冷地での採用事例が多く、2012 年 12 月より札幌市北区に支店を開設しております。


 フジプレアム株式会社について
フジプレアム株式会社は、独自の精密貼合技術を基本とした研究開発型企業です。創立は 1982 年、
兵庫県姫路市に拠点を置いております。コア技術である超精密貼合技術を活かした新型ディスプレ
イの基 幹部材や大きな市場が期待されるタッチパネルの生産、LED関連事業にも参入しておりま
す。
2000 年からは太陽電池モジュールの生産を開始、環境ビジネスにも注力しており、いずれも他
社にはない独自技術を活かしたメーカーとして期待されております。
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
フジプレアム株式会社 IR・広報部
TEL:079-266-6161

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