製薬企業に特化してアルゴリズムソリューションを展開する合弁会社の設立をメドピア株式会社と合意

2020年10月28日
各 位
会 社 名 株式会社 PKSHA Technology
(コード番号 3993:東証マザーズ)
代表者名 代表取締役 上野山 勝也
問合せ先 取締役経営管理本部長 中田 光哉
(03-6801-6718)



製薬企業に特化してアルゴリズムソリューションを展開する
合弁会社の設立をメドピア株式会社と合意



株式会社PKSHA Technology(代表取締役:上野山 勝也、以下「当社」)は、メドピア株式会
社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽、東証一部:6095、以下「メドピア」)と製
薬業界に特化してアルゴリズムソリューションを展開する合弁会社「メドクロス株式会社」の
設立に関する契約を2020年10月28日に締結いたしましたので、お知らせします。



1, 合弁会社設立の背景および目的

メドピアは、医師12万人が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を通じて、累計
60万件以上の薬剤評価を中心に、全国の医師の様々なナレッジを蓄積しています。

この度設立予定の合弁会社では、当社が有するアルゴリズム技術とメドピアグループが保有
する医師や生活者のデータベースという両社の経営資源を持ち寄り、製薬会社や医療機器メー
カーへのより効率的かつ効果的な課題解決やマーケティングを実現すべく、アルゴリズムソフ
トウエアの開発や「医師コミュニケーションデータ」と「患者コミュニケーションデータ」双
方のデータ解析を基盤としたソリューションなどを提供してまいります。

様々な業界でデジタル進化やパーソナライズ化が進む中、製薬業界/医師にも同様に、一人
ひとりに快適なコミュニケーションチャンネルの選択やパーソナライズされたコンテンツの提
供が求められております。また、昨今、新型コロナウイルスの影響で、MRが医師を直接訪問す
るという従来の営業活動も変容しております。MRのコミュニケーションツールやマーケティン
グ戦略策定のニーズが拡大し、製薬業界などにおいてもデジタルシフトが加速していくことが
想定されます。

このような市場環境を鑑み、当社とメドピアは、両社の協力体制のもと、医療関連企業にお
けるデジタル進化の牽引と市場の活性化を図ってまいります。





2,合弁会社の概要

名称 メドクロス株式会社
所在地 東京都中央区銀座6-18-2 野村不動産銀座ビル11階
代表者の役職・氏名 代表取締役 七久保 卓郎
資本金 10百万円(資本準備金を含む)
出資比率 メドピア株式会社 :51%
株式会社PKSHA Technology:49%
設立年月日 2020年11月(予定)


3,合弁会社の主な事業内容

①医師コミュニケーションデータを活用したアルゴリズムソリューションの提供
当社のアルゴリズム技術とメドピアのドクタープラットフォームから得られるデータを活
用し、医師の薬剤選定における思考法や優先度の分析、製薬企業における売上予測などを
進め企業のマーケティング活動の実践を支援。

②患者コミュニケーションデータを活用したアルゴリズムソリューションの提供
当社のアルゴリズム技術とメドピアのライフログやヘルスケアデータベースを活用し、各
患者のペイシェント・ジャーニー(Patient Journey)(※)の作成などを通し、効果的な
マーケティングやソリューションを提案。

なお、上記事業は、2020年11月頃からの開始を予定しております。詳細につきましては、改
めてお知らせいたします。

(※)患者さんが疾患や症状を認識し、最終的に病院での受診や服薬など、治療するまでの患
者さんの「行動」、「思考」、「感情」などの一連の行動を可視化したもの。



4,今後の見通し

本件が当社の2021年9月期業績に与える影響は現時点で軽微と想定していますが、中長期的に
当社の事業展開の拡大に寄与するものと考えています。
なお、当社の2021年9月期の業績見通しは、2020年11月12日発表の決算短信にて開示予定で
す。



■ メドピア株式会社について
「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションに、医師12万人(国内医師の3人に1
人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を中心とした事業を展開しています。
2016年には株式会社Mediplat、株式会社フィッツプラスを子会社化し、法人向け産業保健支援
サービス「first call」、管理栄養士による特定保健指導サービスなど、専門家ネットワーク
を活かした各種事業を開始しました。直近では、かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」、
医師人材紹介サービス「MedPeer Career Agent」の開始など、事業領域を拡大しています。



■ 株式会社PKSHA Technologyについて
「アルゴリズムサプライヤー」として、自社開発した機械学習/深層学習領域のアルゴリズム
を用い、既存のソフトウエアや各種ハードウエア端末向けにソリューションを展開していま
す。伸長している領域としては、自然言語処理技術を用いた自動応答や、画像/動画認識、予測
モデルなど多岐に渡ります。アルゴリズムを軸に近未来のデジタル情報社会へ向けて価値を創
造すべく、今後も多種多様な企業・サービスとも連携を強め、積極的に事業展開してまいりま
す。



以 上





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