サイバーセキュリティ製品「AppGuard」産業用機器への標準搭載に関するお知らせ 

2020 年 11 月 13 日
各 位
会 社 名 PCIホールディングス株式会 社
代表者名 代表取締役社長 原口 直道
(コード番号:3918 東証第一部)
問合せ先 事業企画室(TEL.03-6858-0530)


サイバーセキュリティ製品「AppGuardⓇ」
産業用機器への標準搭載に関するお知らせ

当社グループが取り扱う OS Protect 型サイバーセキュリティ製品「AppGuard®」が、当社の連結
子会社であるPCIソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:堀部 保弘)を
通じ、株式会社東京精密(本社:東京都八王子市、代表取締役社長 CEO:吉田 均、 「ACCRETECH」
以下 )
が製造する産業用機器へ搭載されましたのでお知らせします。




ACCRETECH は、精密測定機器並びに半導体製造装置分野における日本有数のメーカーです。特に、
半導体ウェーハの電気テスト工程で使われているプロービングマシン(以下プローバ)において、
世界で初めて自動セットアップ機能を有するフルオートプローバを実現させるなど、常に革新的な技術
を有する装置を販売し、世界トップクラスのシェアを誇っています。
当社グループは、「ITを通じて『安心・安全・豊かな社会』に貢献する」をコンセプトに、得意と
する組込み制御技術や通信技術を基礎とした自社ソリューションの提供・展開に努めております。
特にサイバーセキュリティ分野におきましては、「AppGuard®」のブランド力の強化につきまして、
メーカーであり当社の出資先でもある株式会社 Blue Planet-works(東京都渋谷区、代表取締役 小林
ヤンネ孝貢、以下「Blue Planet-works」
)と協力し(詳細は別添開示資料「株式会社 Blue Planet-works
との資本業務提携契約締結に関するお知らせ」を参照ください) 以下5項目について推進しております。

① Blue Planet-works 製品である「AppGuard® Enterprise」及び「AppGuard® Solo」の販路拡大に
向けた助言及び販売支援
② 共同開発製品である「AppGuard® Server」の両社共同による製品戦略及び販売戦略の検討及び
推進
③ 「AppGuard®」コアテクノロジーの産業用機器等への適用に向けた販売戦略の検討及び推進
④ 「AppGuard®」コアテクノロジーを活用したIoT機器向けサイバーセキュリティソリュー
ション企画についての共同協議
⑤ 営業担当者及びエンジニアについての人事交流による人材育成
ACCRETECH のご協力のもとで、
本件は上記③に該当し、 いわゆる PC 向けのサイバー攻撃ではなく、
工場における製造ラインで稼働する Windows 制御の産業用機器をサイバー攻撃から守る手段として
当社がご提案した「AppGuard®」が採用されたもので、製造現場における企業のサイバー被害を
なくすという課題で、大きな実績を残すことができたものです。
近時、工場で使われる Windows 制御の産業用機器は、サイバー攻撃でラインが停止するとユーザー
企業において莫大な損害が発生しています。そこで製造ラインにおいても、適切なサイバーセキュリ
ティ対策が必要となってまいりました。
当社がご提案する「AppGuardⓇ」は、
A)軽量かつアップデート不要、スキャンを行わないので機器の稼働に影響を及ぼさない
B)指定されたアプリケーション以外のインストール制限が可能
という特徴があり、万が一サイバー攻撃を受けても、当該産業用機器の機能は一切阻害されません。
これまで、様々な製造ラインにおいて各種メーカーが抱えていた、従来のサイバーセキュリティ製品
で指摘されていた以下の不満や課題
A)ソフトウェア自体が重くアップデートが必要なため機器の応答性が落ちる
B)メーカー指定外のアプリケーションをインストールすることで不正動作が起き、実地確認作業に
よる生産効率低下する
が発生せず、サイバー攻撃を回避することが可能となります。


<東京精密様コメント>
東京精密のプローバは、世界各国の半導体・電子部品メーカーに採用されています。サイバーセキュ
リティリスクは、ネットワークの普及とともに民生製品だけではなく製造装置も同様な脅威となって
来ています。弊社ではセキュリティ対策を十分に考慮した設計を行っていますが、常に更なる安全性
向上を模索して参りました。
そんな中、PCIソリューションズが提案する「AppGuard®」は、ポリシーコントロールによる不要
ソフトの排除方式を採用しているため、ソフトが軽量・軽快であり装置動作への影響がなく、高安全へ
の信頼性確保、及びメンテナンスフリー(パターンファイルの更新不要)を実現しており、製造装置に
最適であることが分かりました。
以上から、当社は、AppGuard®」
「 を今後新たにリリースしていく装置への標準搭載を決定致しました。


<当社 代表取締役社長 原口 直道のコメント>
この度、東京精密様にて「AppGuardⓇ」が搭載されたことは、当社そして製品においてエキサイ
ティングな将来を感じられる出来事です。セキュリティ製品における「軽量かつアップデート不要」は、
製造業各社様が重要視される選択基準であり、POC から始まる製品検証を丁寧に行ってくださった東京
精密様から、採用のご評価をいただけたことを大変感謝致しております。
これからも当社グループは、東京精密様の事例を基に産業用機器業界においてサイバーセキュリティ
ソリューションを広く皆様へご提案し、製造ラインへのサイバー攻撃被害をなくしてまいりたいと
考えております。
なお、本件に伴う 2021 年 9 月期連結業績に与える影響は軽微であり、今後、公表すべき事項が
生じた場合には速やかに開示いたします。
以 上


PCIグループは、
「安心・安全・豊かな社会」の実現に向け、各種研究開発、エンベデッドシステム
開発の豊かな実績で培ったIoT技術の応用により、新たなサービス領域へ積極的に挑戦します。
2020 年5月 20 日
各 位
会 社 名 PCIホールディングス株式会 社
代表者名 代表取締役社長 原口 直道
(コード番号:3918 東証第一部)
問合せ先 取締役経営企画本部長 井口 直裕
(TEL.03-6858-0530)

株式会社 Blue Planet-works との資本業務提携契約締結に関するお知らせ

当社は、2020 年5月 20 日開催の取締役会において、下記のとおり、株式会社 Blue Planet-works(東
京都渋谷区、代表取締役 小林ヤンネ孝貢、以下「Blue Planet-works 社」
)との資本業務提携を行うこと
について決議いたしましたので、お知らせいたします。



1.業務提携の理由
当社グループは、
「ITを通じて『安心・安全・豊かな社会』に貢献する」をモットーに、グルー
プ業績の向上、企業規模の拡大を目指し事業を展開しております。特にM&AとIoT/IoEソリ
ューションを成長戦略の柱と定め、後者におきましては、得意とする組込み制御技術や通信技術を
基礎とした自社ソリューションの提供・展開に努めております。また、あらゆるモノがインターネ
ットを介してつながる「IoT/IoE社会=Connected World」における「安心・安全・豊かな社
会の実現」への貢献を目指し、サイバーセキュリティ製品も積極的に取り扱ってまいりました。
特に、OS Protect 型サイバーセキュリティ製品「AppGuard®」のメーカーであり当社の出資先で
もある Blue Planet-works 社とは、
2018 年4月に
「ServerGuard for Windows 現
( 「AppGuard Server
for Windows」」
)、同年6月に「ServerGuard for Linux(現「AppGuard Server for Linux」」の開

発を発表し、
「AppGuard®」のモジュールを活用・応用したサーバ向けサイバーセキュリティソリュ
ーションを共同で開発しております。また、当社と Blue Planet-works 社は、
「AppGuard®」販売に
おけるマスターディストリビューターとして 2018 年 6 月に Safer Connected World 株式会社(当社
連結子会社)を合弁で設立し、事業展開を図っております。
一方、Blue Planet-works 社は、革新的な「AppGuard®」テクノロジー・プラットフォームをベ
ースとしたサイバーセキュリティ製品及びサービスを提供する日本発のグローバル・サイバーセキ
ュリティ・カンパニーとして 2017 年 4 月より事業展開を開始しております。 「Safety for the
同社は、
Connected World」をビジョンに掲げ、これからのコネクテッド・ワールドで必須な「信頼 TRUST」
基盤の提供を目指すセキュリティ・カンパニーとして、あらゆる「モノ」がつながるIoT/IoE
サービスや5Gネットワーク上の信頼性を担保するソリューションを提供しています。
こうした背景のもと、両社はこれまでの関係をより堅牢なものとし、あらゆる「モノ」が相互に
繋がる「Connected World」におけるセキュリティ強化を目的に資本業務提携について検討してまい
りました。
当社グループが開発するソフトウェアやIoT/IoEサービスは大変有用なものが多い反面、知
名度や市場浸透定着度については今後の成長が期待されるステージであり、マーケットへの訴求・
展開スピードをさらに上げていくことを経営課題の一つとして認識しております。今後はこの課題
をM&Aや各種アライアンスの提携を通じて充実したいと考えており、今回の両社の資本業務提携
締結合意に基づく相互補完は、まさにこの方針に則った施策であります。
当社グループは、本資本業務提携契約の締結を機に「AppGuard®」に係る事業展開を中心とした
サイバーセキュリティ事業を今後のビジネスの柱の1つとして成長させるよう努めてまいります。

2.資本業務提携の内容等
(1)業務提携の内容
当社と Blue Planet-works 社との間で合意している業務提携の基本的枠組みは、以下の通りです。
① Blue Planet-works 社製品である「AppGuard® Enterprise」及び「AppGuard® Solo」の販路
拡大に向けた助言及び販売支援
② 共同開発製品である「AppGuard® Server」の両社共同による製品戦略及び販売戦略の検討及
び推進
③ 「AppGuard®」コアテクノロジーの産業用機器等への適用に向けた販売戦略の検討及び推進
④ 「AppGuard®」コアテクノロジーを活用したIoT機器向けサイバーセキュリティソリュー
ション企画についての共同協議
⑤ 営業担当者及びエンジニアについての人事交流による人材育成

(2)資本提携の内容
当社は、Blue Planet-works 社が実施する第三者割当増資の方法により新株式を取得する予定で
あり、取得価額は3億円を予定しております。なお、本資本業務提携契約の締結により相手方に新
たに取得される株式はございません。


3.資本業務提携先の概要
(1) 名 称 株式会社 Blue Planet-works
(2) 所 在 地 東京都渋谷区神宮前二丁目4番11号
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役 小林ヤンネ孝貢
サイバーセキュリティ製品及び付随するサービスの提供を営む事業会
(4) 事 業 内 容
社を傘下に持つ持株会社
(5) 資 本 金 6,702 百万円
(6) 設 立 年 月 日 2018 年2月 22 日
当社は当該会社の株式を一部保有しております。
(2017 年4月取得)
当 該 会 社 が 当 社 の 子 会 社 で あ る Safer Connected
資 本 関 係
World 株式会社の株式 10%を保有しておりますが、
本資本業務提携締結に伴い、当社が全株式を譲り受け
する予定です。
当該会社の従業員1名が当社の子会社である Safer
上場会社と当該会社 Connected World 株式会社の取締役に就任しており
(7)
と の 間 の 関 係 人 的 関 係 ます。本資本業務提携契約締結に伴い、当社取締役1
名が当該会社株主総会における選任決議を経て社外
取締役に就任する予定です。
当社子会社が当該会社グループより製品を仕入れる
取 引 関 係
等の取引関係があります。
関連当事者へ
該当事項はありません。
の該当状況
※当該会社は非公開会社であり、株主情報及び財務情報等については非公開とすることを求められてい
るため、記載しておりません。
4.日 程
(1) 取 締 役 会 決 議 日 2020 年5月 20 日
(2) 契 約 締 結 日 2020 年5月 20 日
(3) 払 込 期 日 2020 年5月 29 日(予定)


5.今後の見通し
本件に伴う当社の 2020 年9月期連結業績に与える影響については軽微であると見込んでおりま
すが、今後、業績予想修正の必要性及び公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示いたします。


以 上

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