ラック、和歌山大学と和歌山県警が進める危機管理演習のコンテンツ開発に参画

平成 29 年5月9日
各位
会 社 名 株 式 会 社 ラ ッ ク
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 西 本 逸 郎
(JASDAQ・コード番号:3857)
問合せ先 コ ー ポ レ ー ト ・コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 室 長
岩 﨑 勝
電 話 03-6757-0107


ラック、和歌山大学と和歌山県警が進める危機管理演習のコンテンツ開発に参画
~ラックの知見をセキュリティ人材育成と警察組織の対応力強化に活用し、サイバー犯罪対策を推進~

株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西本 逸郎(にしもと いつろう)
、以下
ラック)は、サイバー犯罪対策の強化を目的として、国立大学法人和歌山大学(和歌山県和歌山市、
学長:瀧 寛和(たき ひろかず)以下和歌山大学)と和歌山県警察本部(同、本部長:宮沢 忠孝(み
やざわ ただたか)
、以下和歌山県警)と共に、サイバー攻撃に対する危機管理演習のコンテンツ(以
下危機管理演習コンテンツ)の開発および運用、演習や講演会等の実施で協力関係を構築することに
合意しました。


私達の日常生活の行動が情報化される社会を支えるインターネットを活用した情報システムは、今
や社会のライフラインと言われるまでに重要な存在となりました。一方で、サイバー攻撃は自治体や
企業、学校といった組織(以下組織)や個人などの属性にかかわらず手当たり次第に仕掛けられます。
組織の保有する情報が貴重であるか否かに関わらず、標的型攻撃によって執拗に攻撃され、関連する
組織を含め多大な被害に遭う危険と隣り合わせになっています。
このような現状に対して、組織ではネットワークを保護する対策を施し、コンピュータやIoT機器の
ウイルス感染、公開しているサーバーに対するセキュリティ対策が行われています。しかし、サイバ
ーセキュリティに対しての知見、セキュリティ事案に緊急対応した経験を備えた実践的なセキュリテ
ィ人材の確保も重要です。組織のセキュリティ対策は、このようなセキュリティ人材が主導して経営
層と職員・従業員を巻き込んで進めなければなりませんが、知見と経験を併せ持ったセキュリティ人
材の育成は容易ではありません。特に、セキュリティ事案に関する対応経験を積むことは大変困難で
あり、多くの組織の課題となっています。


このような課題に対して問題意識を持つラック、和歌山大学と和歌山県警は、それぞれの知見や経
験を持ち寄り危機管理演習コンテンツの開発および運用、演習や講演会等の実施を協力して進めるこ
ととなりました。三者の本取り組みに向けた狙いは、次のとおりです。


ラックは、運営する「セキュリティ監視サービス」と「セキュリティ緊急対応サービス」の対応で
得られた経験をもとに構築した「セキュリティ演習サービス」を提供し、セキュリティ人材の育成を
支援しています。これまでに蓄積された知見を本取り組みで共有することで、サイバー犯罪の対策強
化に寄与すると同時に、提供サービスの拡充に活かします。


- 1 -
和歌山大学は、毎年5月に和歌山県で開催される「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」の中で
「情報危機管理コンテスト」を10年以上にわたって実施しており、セキュリティ人材育成に必要な危
機管理を学ぶ演習の機会を提供しています。この「情報危機管理コンテスト」をより実践的なものと
するため、ラックと共に本取り組みに参画します。


和歌山県警は、2016年10月3日に県警本部内にサイバーセキュリティセンターを発足させ、サイバー
犯罪への対処体制を強化しました。サイバーセキュリティセンターの運営においては、犯罪捜査員の
育成が急務であるため、危機管理演習コンテンツの開発に向けて捜査機関の視点から協力します。




三者協定関係図


● 人材育成:コンテンツ開発と同運用のノウハウ、捜査・調査方法を教授・指導
● 寄付講義:最新セキュリティ情報の教材の提供および講義・講演の実施
● 安全講習:情報倫理,インターネット利用環境の理解促進の教材の提供および講習会の提供


なお2017年5月8日に、
「サイバーセキュリティに関する三者協定」締結式が行われました。




サイバーセキュリティに関する三者協定締結式の模様


- 2 -
本取り組みで開発される教材などの危機管理演習コンテンツは、ラックのセキュリティ演習サービ
ス、和歌山大学が進める人材育成活動「情報危機管理コンテスト」、和歌山県警における捜査員育成で
活用されますが、他の大学、警察組織、県内企業などへの提供も計画されており、サイバーセキュリ
ティ人材と捜査員の育成を通じて日本のセキュリティ対策へ貢献してまいります。


以上


株式会社ラックについて
ラックは、1986年にシステム開発事業で創業、多くの実績を誇る「金融系の基盤システム開発」 「マーケティン
グ・オートメーション支援」 「ビッグデータ・アナリティクス」を始め、社会の基盤システムの開発を行っていま
す。1995年にはいち早く情報セキュリティ事業を開始し、現在ではサイバーセキュリティ分野のリーディングカ
ンパニーとして、官公庁・企業・団体等のお客様に業界屈指のセキュリティ技術を駆使した、先端のITトータル
ソリューションサービスを提供しています。2016年には、米フロスト&サリバンより、 「セキュリティ監視」「脆
弱性診断」 「セキュリティ事故対応」「セキュリティコンサルティング」などが高く評価され、昨年に続き2年連続
で「2016 ジャパン マネージドセキュリティサービス プロバイダーオブザイヤー」を受賞しています。

* ラック、LAC、は、株式会社ラックの国内及びその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。

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この件に関するお問い合わせ
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株式会社ラック
Tel: 03-6757-0113(営業) E-mail: sales@lac.co.jp


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株式会社ラック コーポレート・コミュニケーション室
Tel: 03-6757-0107(広報部門) E-mail: pr@lac.co.jp


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