ラックとF5、暗号化通信全盛時代のセキュリティ監視に関する協業を開始

平成 29 年4月 10 日
各位
会 社 名 株 式 会 社 ラ ッ ク
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 西 本 逸 郎
(JASDAQ・コード番号:3857)
問合せ先 コ ー ポ レ ー ト ・コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 室 長
岩 﨑 勝
電 話 03-6757-0107


ラックとF5、暗号化通信全盛時代のセキュリティ監視に関する協業を開始
~「セキュリティ対策の抜け穴」封じを強力に推進~

株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 西本 逸郎、以下ラック)とF5ネットワ
ークスジャパン合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:古舘 正清、以下F5)は、F5のSSL
復号化ソリューションの販売強化と、暗号化通信のセキュリティ監視普及を目的として、2017年4月
10日より協業を開始します。また、ラックは、本協業に向け、F5製品の販売代理店として同社のパー
トナープログラムに参加します。


現在、安全なインターネット活用を目指し、多くの通信を暗号化する動きが急速に加速しており、
米Google社や米Mozillaが出資するHTTP Archiveの調査の調査によると、2011年4月時点での暗号化通
信はわずか2%だったものが、2016年4月に27%、2017年4月には42%と増加ペースが加速しており、
2018年には半数を超えるものと予想されています。




暗号化通信の割合の遷移




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反面、インターネットを安全にするはずの暗号化通信の拡大は、従来のセキュリティ対策に悪影響
を及ぼします。セキュリティ対策用ソリューションの多くは、暗号化された通信の内容を分析するこ
とができません。そのため、コンピュータウイルス等に暗号化通信を使われてしまうと、その中で不
正な情報の授受があったとしても発見することができず、いわば「セキュリティ対策の抜け穴」 とな
っています。


実際に、2016年にJSOCが受け取ったサイバー攻撃の警告のうち9割までもが、暗号化通信によって
情報を隠蔽することが可能な攻撃形態をとっています。今後、攻撃者による暗号化通信の悪用が懸念
されるなか、何らかの対策が必要となっています。




暗号化によるセキュリティ対策の抜け道




このような状況に対し、ラックとF5の協業では、暗号化通信を安全に復号化する機能を持つF5のSSL
復号化ソリューションを活用し、既存の対策が本来持つ力を発揮できるようにします。


F5のSSL復号化ソリューション(Herculon™
(ハーキュロン) Orchestrator (オーケストレータ)
SSL 、
及びBIG-IP SSL Forward Proxy)は、従来のウイルス対策製品や侵入検知システムなどに暗号を復号
化したデータを転送し、サイバー攻撃を防御したり検知できるようにします。また、復号化の機能は
組織内から組織外に送信される暗号化通信にも適用されるため、いわゆる標的型攻撃による機密情報
の窃取などの活動の発見も可能となります。


ラックとF5は、SSL復号化ソリューションの需要拡大および販売活動を展開すると共に、暗号化全盛
時代のセキュリティ劣化にお困りの組織に対してJSOCの紹介を行うなどの取り組みを行い、年間10社
の導入を目標とし、協業を推進していきます。




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▼参考情報
ラックからの F5 製品紹介について

F5 の BIG-IP ハードウェア製品について

F5 の BIG-IP Local Traffic Manager について

Herculon™ SSL Orchestrator について

ラック販売パートナー紹介ページについて


エンドースメント
株式会社ラック 代表取締役社長 西本 逸郎
JSOCを運営するラックは、暗号化通信の普及により逆にセキュリティ対策の抜け穴ができること
に大きな懸念を持っていましたが、F5ネットワークス様のSSL復号化ソリューションにより、多くの
お客様でのセキュリティ対策が、その力を最大限に発揮させることが期待できます。F5ネットワー
クス様との連携により、お客様のセキュリティ対策に貢献できるよう、取り組んでまいります。


F5ネットワークスジャパン合同会社 代表執行役員社長 古舘 正清
セキュリティ分野のリーディングカンパニーであり、高い技術力とサービスを提供するラック様
との協業を大変喜ばしく思っています。SSL復号化ソリューションの提供により暗号化通信のセキュ
リティ監視が普及することを期待しています。またラック様はセキュリティ領域での大きな影響力
を有しており、今後共同で実施する啓発活動においても、重要な役割を担っていただけると期待し
ています。今回の協業を通じて、よりセキュアで安心感のあるシステムを、より多くのお客様に提
供できるようになると確信しています。


以上


株式会社ラックについて
ラックは、1986年にシステム開発事業で創業、多くの実績を誇る「金融系の基盤システム開発」 「マーケティン
グ・オートメーション支援」 「ビッグデータ・アナリティクス」を始め、社会の基盤システムの開発を行っていま
す。1995年にはいち早く情報セキュリティ事業を開始し、現在ではサイバーセキュリティ分野のリーディングカ
ンパニーとして、官公庁・企業・団体等のお客様に業界屈指のセキュリティ技術を駆使した、先端のITトータル
ソリューションサービスを提供しています。2016年には、米フロスト&サリバンより、 「セキュリティ監視」「脆
弱性診断」 「セキュリティ事故対応」「セキュリティコンサルティング」などが高く評価され、昨年に続き2年連続
で「2016 ジャパン マネージドセキュリティサービス プロバイダーオブザイヤー」を受賞しています。


F5ネットワークスについて
F5は、アプリケーションが、データセンター、クラウドサービス、従来型ネットワーク、SDNなど、あらゆるIT
環境において、いつでも、どこからでも利用可能となる柔軟なソリューションを提供しています。F5のオープン
で拡張性の高いフレームワークは、幅広いパートナーエコシステムとの協業を通じ、ITの適用範囲を広げ、最適
なIT基盤の構築を可能にしています。また、F5のソリューションは、国内外のリーディング企業、サービスプロ
バイダー、公共機関のIT分野で広く採用され、最先端のクラウド、セキュリティ、モビリティ環境の実現に貢献
しています。
【F5 に関する詳細、最新情報】
F5 ネットワークスジャパン ホームページ: https://f5.com/jp/
Twitter :@F5Japan
Facebook:https://www.facebook.com/f5networksjapan

* ラック、LAC、JSOCは、株式会社ラックの国内及びその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。

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●本プレスリリースに関するお問合せ(報道機関向け)
株式会社ラック コーポレート・コミュニケーション室
Tel: 03-6757-0107(広報部門) E-mail: pr@lac.co.jp
Twitter : @lac_security
Facebook: https://www.facebook.com/Little.eArth.Corp

F5 ネットワークスジャパン合同会社 担当 小保方
TEL:03-5114-3640 E-mail:y.obokata@f5.com
(F5ネットワークスジャパン合同会社PR会社)共同ピーアール株式会社 担当 結城、立川、児玉
TEL:03-3571-5326 E-mail:f5_pr@kyodo-pr.co.jp

●製品に関するお問い合わせ(お客様向け)
株式会社ラック
Tel: 03-6757-0113(営業) E-mail: sales@lac.co.jp

F5 ネットワークスジャパン合同会社
TEL:03-5114-3230 https://interact.f5.com/JP-Contact.html

※ラックのプレスリリース配信をご希望の報道機関の方は、メールにてお問い合わせください。
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