「さくらのクラウド」「ASTERIA WARP」「mijin」の3社製品 サービスによるプライベート ブロックチェーン&IoT実証実験プラットフォームの無償提供開始について

報道発表資料
2016 年 1 月 7 日
インフォテリア株式会社
さくらインターネット株式会社
テックビューロ株式会社

「さくらのクラウド」「ASTERIA WARP」「mijin」の
、 、
3 社製品・サービスによるプライベート・ブロックチェーン&IoT
実証実験プラットフォームの無償提供開始について
< 無償提供期間:2016 年 1 ⽉ 18 ⽇〜6 ⽉ 30 ⽇ >

さくらインターネット株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:田中邦裕、証券コー
ド:3778、以下、さくらインターネット) 、インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表
取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下、インフォテリア) 、テックビューロ株式会社
(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:朝山貴生、以下、テックビューロ)の 3 社は協業し、
プライベート・ブロックチェーン※1実証実験プラットフォームとして、 「さくらのクラウド」※2
および「さくらの IoT」上で ASTERIA WARP(アステリアワープ) と mijin(ミジン)※4の
※3

サービス提供を無償で行うことを決定しました。この実証実験プラットフォームの無償提供は
2016 年 1 月 18 日から同年 6 月 30 日までの期間実施し、幅広い用途におけるプライベート・ブロ
ックチェーン技術の普及・啓発を図ります。

【無償提供されるプライベート・ブロックチェーン実証実験プラットフォームのイメージ】




■ 事業提携の概要
ブロックチェーン技術は、改ざん不可能なセキュリティ環境や実質ゼロダウンタイムを実現す
るシステム構築コストを劇的に削減する技術で、特に金融システム革命(フィンテック※5)の中
核技術としてとして全世界で注目を集めています。米国では、ナスダックにおける未公開株式取
引市場での導入が 2015 年 10 月に発表されるとともに、国内でも複数の都銀がブロックチェーン
技術を活用するためのコンソーシアム※6に参加しています。
さくらインターネット、インフォテリア、テックビューロの 3 社は、日本国内におけるブロッ
クチェーン技術の普及に向けた協業を開始し、金融をはじめ幅広い業界での導入を推進すること
を目的に以下の取り組みを展開します。


<主な 3 社の協業内容(予定)>

内容 実施時期


プライベート・ブロックチェーン実証実験プラットフォームと
して、さくらのクラウド上で ASTERIA WARP と mijin を無償 2016 年 1 月 18 日~

提供する。この実験環境では、プライベート・ブロックチェー 2016 年 6 月 30 日
ンと既存システムとのデータ連携に関する実証実験を行う。


国内金融機関をはじめ様々な用途でブロックチェーン技術の採
2 2016 年 2 月~
用・導入が推進されるように、セミナーを3社共同開催する。

IoT+ブロックチェーンの実証実験プラットフォームとして、さ
2016 年 春(予定)~
3 くらの IoT※7を対象として mijin と ASTERIA WARP をさくら
2016 年 6 月 30 日
のクラウド上で無償提供する。

さくらインターネットとインフォテリアは、インフォテリアが
さくら IoT アダプタ完成
4 紹介する開発会社※8を通じて ASTERIA WARP 用「さくら IoT
2016 年 春(予定)
アダプタ」を開発しこの実験環境下で無償提供する。


テックビューロが開発する ASTERIA WARP 用「mijin アダプ mijin アダプタ完成

タ」は完成次第、この実験環境下で無償提供する。 2016 年 4 月(予定)


■ プライベート・ブロックチェーン実証実験プラットフォーム の申し込み方法(無償)
以下サイトにて、2016 年 1 月 7 日から実証実験申し込みの受付を開始します。


実証実験プラットフォーム 申し込み受け付けサイト URL
https://www.infoteria.com/jp/contact/asteria/trial-sakura/

(ご応募の件数によっては抽選となる場合や、アカウントを提供できない場合がありま
す。確実にご利用されたい場合は「さくらのクラウド」有償プレミアム・フライト・プ
ランをご利用願います。



■ 3 社の今後の展開
テックビューロとは、さくらインターネット、インフォテリアともに 2015 年 12 月に事業提携
を締結していますが、3 社が協業することにより既存システムでブロックチェーンを活用する環境
が提供されるため、大きなシナジー効果を導き出せると考えています。今後はセミナー等のマー
ケティング活動における協業も展開しながら、3 社の製品・サービスの融合により、金融業界にと
どまることなく幅広い業界での活用を積極的に提案していく方針です。

国内事業者では最大級の回線容量を誇りコストパフォーマンスに優れたインターネットインフ
ラサービスを手がけるさくらインターネットと、企業データ連携市場(EAI/ESB)では 9 年連続
シェア No.1※9を継続し導入社数も 5,000 社を突破しているインフォテリアの ASTERIA シリーズ
が協業することで、テックビューロが開発したブロックチェーン製品「mijin」の導入効果や利便
性を最大限に引き出す IT ソリューションの構築に貢献してまいります。




※1: ビットコインによって発明された、P2P 方式によるデータ処理の基盤技術です。複数のコンピュ
ーターが分散型合意形成を行い、暗号署名しながらブロック単位で複数データを処理するのが特
徴です。安価なコンピューターで稼働し、ゼロダウンタイムと、改ざん不可能なセキュリティを
実現します。バックアップや冗長化も必要なく、劇的なコスト削減が可能であり、キャパシティ
を超えても落ちないため、金融機関にも注目されています。

※2: さくらインターネットが運営・販売する IaaS 型クラウドサービスで、サーバとストレージが 1 時
間単位で使えます。CPU とメモリを自在に組み合わせ
て使える自由度と、簡単操作のコントロールパネルで、
自分だけの仮想データセンターを構築できます。
( Web サイト http://cloud.sakura.ad.jp/ )

※3: 異なるコンピューターシステムのデータを、ノンプログラミングで連携できるミドルウェアで
す。メインフレームやクラウド上のサーバから表計算ソフトまで、様々
なシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミ
ングなしで行えることが評価されています。また、企業向けデータ連携
製品(EAI/ESB 製品)の国内市場において 9 年連続市場シェア No.1 を
獲得しています。 Web サイト https://www.infoteria.com/jp/asteria )


※4: クラウド上や自社データセンター内に、企業内や企業間で利用可能なプライベート・ブロックチ
ェーン環境を構築できるプラットフォームです。既存のデータベースや勘定システムを置き換え
て劇的にコストを削減すると同時に、改ざん不可能なセキュリ
ティ環境が構築できる他、実質ゼロダウンタイムを実現しま
す。金融機関から電子マネー、ポイント、オンラインゲーム、
ロジスティクスまで、幅広くご利用頂けます。
( Web サイト http://mijin.io/ )

※5: フィンテック(FinTech)とは金融(Finance)と技術(Technology)を掛け合わせた造語で、金
融と IT を融合させた金融システムの革新的活用を意味します。従来は、このフィンテックが担う
分野は金融機関向けにサービスを提供する大手 IT ベンダーが関与するものでした。しかし、ここ
数年は技術革新とともに比較的小規模のベンチャー・スタートアップ企業の参入が多くなり注目
を集めています。

※6: ブロックチェーンの活用を目指す動きが本格化するなかで、ブロックチェーン技術に強みを持つ
スタートアップ企業、米 R3 が主催するコンソーシアム「Distributed Ledger Group」が有名。同
コンソーシアムには英バークレイズ銀行、米シティグループなど世界的大手金融機関 22 行が参
画。ブロックチェーン活用に向けた技術検証や標準化作業などを進める予定。

※7: さくらの IoT とは、通信環境からデータの保存や処理システムを提供するプラットフォームで
す。専用 SIM モジュールの提供に加え、さくらのクラウドとキャリアのネットワークをレイヤ 2
接続した閉域網を用意し、ストレージ、データベース、ルールエンジンを提供。API で外部のサ
ービスと連携も可能です。現在、さくらの IoT は開発中で 2016 年春からベータテスト開始予定。

※8: ASTERIA WARP の普及が進むにつれて様々なデータベースや新たに提供されるクラウドサービ
スとの連携ニーズが高まってきたことを受けてスタートした ASTERIA WARP のアダプタ開発を
担うパートナー企業を支援するプログラム。多用な連携ニーズに対応する上で、インフォテリア
以外の企業によるアダプタ開発を推進するとともにアダプタの大幅拡充を図るために 2015 年 7 月
にスタート。( Web サイト https://www.infoteria.com/jp/warp/adapter_dev_support )

※9: テクノ・システム・リサーチ社「2015 年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」





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■「さくらインターネット株式会社」について( Web サイト http://www.sakura.ad.jp/ )
さくらインターネット株式会社は、日本のインターネット黎明期からデータセンター事業を展
開しており、通信環境を左右する回線容量は、国内事業者では最大級。 「さくらのレンタルサー
バ」 「さくらの VPS」 「さくらのクラウド」 「さくらの専用サーバ」 「リモートハウジング」など、
コストパフォーマンスに優れたインターネットイ
ンフラサービスを幅広いラインナップで提供して
います。 2011 年には、北海道石狩市に省エネル
ギー型の「石狩データセンター」を開所し、現在
では国内で 5 カ所のデータセンターを運営してい
ます。

■「テックビューロ株式会社」について( Web サイト http://techbureau.jp/ )
テックビューロ株式会社は、暗号通貨技術とブロックチェーン技術に基づいたソフトウェアと
サービスを開発しているクリプト・フィンテック・ラボ(Crypto-Fintech Lab.)です。ビットコ
インを含む暗合通貨の為替取引プラットフォーム
「Zaif」やプライベート・ブロックチェーン基盤
ソフトウェア「mijin」の他、ブロックチェーン技
術導入の受託開発やコンサルティングサービスを
提供しております。

■「インフォテリア株式会社」について( Web サイト https://www.infoteria.com/ )
1998 年に国内初の XML 専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は、
企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・
販売しています。主力製品の「ASTERIA」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログ
ラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に 5,198 社(2015 年 9 月末
現在)の企業に導入されています。また、 「Handbook」は、
営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイ
ルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのス
タンダードとして、現在 900 件(2015 年 9 月末現在)の企
業や公共機関で採用されています。
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【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
さくらインターネット株式会社 広報宣伝室
TEL: 03-5332-7072 / E-mail: press-ml@sakura.ad.jp
インフォテリア株式会社 コミュニケーション部 広報担当:長沼史宏
TEL: 03-5718-1297 / 携帯 :080-7834-0841 / E-mail: press@infoteria.com
テックビューロ株式会社 担当:芳村
TEL: 06-6533-2230 / E-mail: pr@techbureau.jp

【各社 製品・サービスに関するお問い合わせ先】
さくらインターネット株式会社 カスタマーサポート(さくらのクラウド 担当)
E-mail: support@sakura.ad.jp
インフォテリア株式会社 プロダクトマーケティング部 森一弥(ASTERIA WARP 担当)
TEL: 03-5718-1250 / E-mail: pm@infoteria.com
テックビューロ株式会社 担当:芳村(mijin 担当)
TEL: 06-6533-2230 / E-mail: pr@techbureau.jp

本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

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