産学官のハナビラタケ共同研究中間報告のお知らせ

平成 28 年 8 月 12 日
各 位

上 場 会 社 名 :株式会社インタートレード
代 表 者 名 :代表取締役社長 尾﨑 孝博
(コード番号:3747 東証第二部)
本 社 所 在 地 :東京都中央区新川一丁目 17 番 21 号
問 い 合 わ せ :業務執行役員 丸山 與一
電 話 番 号 :03-4540-3002
U R L :http://www.itrade.co.jp/



産学官のハナビラタケ共同研究中間報告のお知らせ

株式会社インタートレードは、
平成 26 年 10 月より学校法人東京女子医科大学(以下「東京女子医大」

及び国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」)と 3 者で、インタートレード 100%子会
社の株式会社らぼぉぐ(以下「らぼぉぐ」)が生産、培養するハナビラタケ(キノコ種)について、産
学官一体となり共同研究(以下「IT-はなびらたけプロジェクト」
)を進めてまいりました。
ハナビラタケは特殊なβグルカンを主成分とし、その優れた機能性が注目されていますが、弊社では
臨床試験などを通じて、βグルカン以外の成分に優れた機能性が存在している可能性を認識していまし
た。そのβグルカン以外の未知の機能性成分を特定することが、今回の IT-はなびらたけプロジェクト
の目的です。
研究開始より概ね 2 年が経過しましたが、ハナビラタケの未知の機能性成分に関し、着実に研究成果
を上げております。
引き続き研究は行われていますが、現時点で公表できる事実についてご報告いたします。


1. 本研究の概要
IT-はなびらたけプロジェクトでは、ハナビラタケの未知の機能性成分に関して、東京女子医大が前
臨床試験に関するデータ解析を、産総研が細胞及び遺伝子レベルの探索と成分分析を、そしてインター
トレードが効率的な抽出成分の生産方法について研究を続けてまいりました。これまでの主な研究内容
は、以下のとおりです。
・ハナビラタケ抽出物の安全性試験
・ハナビラタケ抽出物の活性試験
・ハナビラタケの分子レベル各種分析
・ハナビラタケの有効成分の探索
・ハナビラタケのゲノム解析


2. 現在までの研究成果
本研究の成果として、ハナビラタケより循環器系疾患で有効と思われる新しい生理活性物質(※1)
の単離(※2)に成功しております。
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これまでもハナビラタケについて多くの研究成果が報告されていますが、今回単離に成功した生理活
性物質は、今まで報告されていないものであり、かつヒトにおける優れた機能性を有していることから
大きな発見であると言えます。


※1:生体に作用し、身体の動きを調整する役割をもった物質のこと。
※2:様々なものが混合している状態から特定の要素のみを取り出すこと。




3. 今後の展開
今後はこの新たな生理活性物質の特定を目指しており、動物での有効性試験等を踏まえ、最終的に学
会・論文発表において本研究の成果を公表し、ハナビラタケの新たな成分の構造・用途に関して 3 者共
有の特許申請を行う予定です。
また、インタートレードは研究成果に基づいてハナビラタケ抽出物に関する新たな製品開発及びリリ
ースを行ってまいります。


4. ハナビラタケ事業の現状
ハナビラタケ事業は開始から 4 年が経過し、その間にヒト臨床試験においてⅡ型糖尿病及びアレルギ
ー性疾患への有効性を確認するとともに、IT-はなびらたけプロジェクトにおいても新たな有効性を見
出すなど、科学的根拠の取得に積極的に取り組んでまいりました。それと同時に、営業及び広報活動を
通じてハナビラタケの認知度向上に努めてまいりました。
最近では大型案件や海外案件等の商談が急増し、ハナビラタケの有効性に対する認知度が着実に向上
しています。
今後、弊社は自社製品の販売のみならず、OEM 製品の販売にも注力し、ハナビラタケ製品の更なる拡
販に努めていく予定です。


5. 問い合わせ先
株式会社インタートレード 経営管理部
TEL:03-4540-3002 E-mail:ir@itrade.co.jp




以 上




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