カメラをかざすと書類や在庫がすぐ見つかる。「groma(グローマ)」第2弾、AR在庫管理スキャナー「Quanti(クアンティ)」を公開

Aplix Press Release
各 位 2018 年 10 月3日
株式会社アプリックス
(コード番号:3727 東証マザーズ)

カメラをかざすと書類や在庫がすぐ見つかる

「groma(グローマ)™」第2弾、AR 在庫管理スキャナー「Quanti™(クアンティ)」を公開
~ iOS 用アプリと AR マーカーを無料で利用可能 ~


IoT(Internet of Things)製品向けソリューションの開発を手掛ける株式会社アプリックス(本社:東京都新宿区、
代表取締役 兼 取締役社長:長橋賢吾、以下「アプリックス」)は、AR(Augmented Reality:拡張現実)在庫管理ス
キャナー「Quanti™(クアンティ)」を開発し、2018 年 10 月3日(水)に、日本をはじめ全世界の App Store で公開し
ました。
「Quanti」は、書類や在庫に iPhone のカメラをかざ
すだけで、それらに貼られている複数の AR マーカー
を同時にスキャンし、その中から見つけたいものを素
早く探し出すアプリです。
「Quanti」のダウンロード、利用、AR マーカーの出
力いずれも無料で、ユーザー登録などの必要もありま
せん。法人・個人問わず気軽にお試しいただくことが
できます。
「Quanti」はアプリックスの屋内測位/位置情報シス
テム市場向けソリューション「groma™(グローマ)」の第
2弾です。アプリックスは「Quanti」の提供と同時に、国
内外法人からの「Quanti」を利用したシステムに関す
るご相談にも対応していきます。
製品サイトはこちら: https://groma.jp/AprilTag


<Quanti の使い方>
① iPhone または iPad に「Quanti」をインストールします。
App Store:
https://itunes.apple.com/jp/app/quanti/id1434028363?mt=8
② AR マーカー作成ページで必要な数の AR マーカーを作成し、
シールシートなどに印刷します。
AR マーカー作成ページ:
https://groma.jp/AprilTag/download
③ 作成した AR マーカーを、箱やバインダーの背表紙など、管理
するものに貼ります。
④ インストールした「Quanti」を起動し、管理しているものに向かっ
てカメラをかざします。「Quanti」上でスキャンが開始され、番号
(ID)が一覧表示されます。
⑤ 特定の番号のものを探し出したいときは、検索窓に番号を入力
します。その番号は右図のように赤色で囲まれて表示されるの
で、すぐに発見することができます。 「Quanti」スキャン中の画面


<「Quanti」の特徴>
以下の特徴により、ダンボール箱やバインダーなど見た目がそっくりなもの、置き場所が変わるもの、整列して
いないもの、遠くにあるものなどの管理に特に便利です。


Aplix Press Release
・ 探している番号が付けられた AR マーカーを、カメラをかざすだけで素早く見つけることができます。
・ AR マーカーが上下逆になっていたり、横になっていたり、カメラ上で傾いた状態で写っていたりしても、AR
マーカー全体がカメラに写ってさえいればスキャンできます。
・ 数メートル以上離れたところからもスキャンできます。
カメラの解像度や AR マーカーの大きさによりますが、AR マーカーの大きさが 5~6cm の場合、iPad Pro で
4m 程度の距離から検知することができます。


<カスタマイズと受託開発について>
「Quanti をこのように活用したい」、「Quanti にこのような機能を追加したい」、「在庫をクラウドで管理したい」、
「Quanti を自社システムに組み込みたい」など、「Quanti」のカスタマイズや「Quanti」を利用した在庫管理システム
などの受託開発にも対応します。


<「Quanti」の命名の由来と使用している技術>
「Quanti」の名前は、イタリア語で数を尋ねるときの「いくつ」を意味する「quanti」
と日本語の「感知(カンチ)」に由来しています。
「Quanti」はアプリックスの「groma AprilTag ソリューション」の1つで、AR マーカ
ーには、米国ミシガン大学の AprilTags Visual Fiducial System プロジェクトで開発
された「AprilTag※1」を利用しています。「AprilTag」は AR、ロボット工学、カメラキャ
リブレーションなど広い用途で便利な座標基準マーカーです。普通のプリンタで
印刷した AR マーカーの3次元空間上の位置や姿勢を、画像から正確に計算する
「Quanti」ロゴ ことができます。
また iOS 上の「AprilTag」の解析には、Inria(inventeurs du monde numérique)の
Lagadic チームで開発された「ViSP (Visual Servoing Platform)※2」を利用しています。「ViSP」は、視覚情報処理を
行うためのクロスプラットフォームライブラリ(OS やハードウェアが異なる環境でも、共通して使用可能なプログラム
部品)です。


<「groma」について>
「groma」はアプリックスの屋内測位/位置情報システム市場向けソリューションとして、2018 年6月に発表しまし
た。同時に第1弾として「groma AprilTag ソリューション for SDM」を発表しています※3。
発表当時は「groma」を仮称としましたが、この「Quanti」の発表をもって「groma」を正式名称とします。
「グローマ(ラテン語 Groma)」は、メソポタミアで発明されたとされる古代ローマの測量機器のことであり、直線
および直角、並びに正方形および長方形の測量に用いられたとされるものです。


※1 「AprilTag」については、https://april.eecs.umich.edu/software/apriltag.html を参照。
※2 「ViSP」については、 https://visp.inria.fr/ を参照。
※3 2018/06/11 付アプリックスプレスリリース「屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma(仮称)」発表 ~ 第1弾「groma
AprilTag ソリューション for SDM」を Interop Tokyo 2018 に参考出展 ~」参照。


■株式会社アプリックスについて

アプリックスの使命は「ソフトウェアの力で世の中のあらゆる人々に幸せをもたらすこと」です。携帯電話でのJava利用という新しいフロンティアを切り開

いた「JBlend」に続き、開拓中の分野が、IoTです。当社ではIoTモジュール(ビーコン)、スマホアプリ、クラウドサービス等のIoTソリューションを一貫して

提供することで、家電製品等のIoT化を推し進め、「モノからの通知によって人々の生活を豊かにする」というコンセプトの実現を目指しております。

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