重力式浄水器向けIoT対応非接触型水量センサーを世界で初めて開発 海外大手メーカーへの供給とフィルター売上のレベニューシェアの契約を締結

平成 27 年 12 月 3 日
各 位
会 社 名 アプリックスIPホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役 兼 取締役社長 郡 山 龍
(コード:3727、東証マザーズ)
問合せ先 取 締 役 長 橋 賢 吾
(TEL. 050-3786-1715)



重力式浄水器向け IoT 対応非接触型水量センサーを世界で初めて開発
海外大手メーカーへの供給とフィルター売上のレベニューシェアの契約を締結


当社は、ユーザーが浄化した水の残量がいつでもわかり、 浄化用の水の補充がタイムリーに行えるだけでなく、
浄化した水量に基づいて浄水器のフィルター交換時期を知らせることにより、 常にきれいな水を飲めることで健
康な生活環境を維持するソリューションを実現する、重力式浄水器向け Internet of Things(以下「IoT」)対
応非接触型水量センサーを世界で初めて開発※1 したことをお知らせいたします。 また、海外大手重力式浄水器メ
ーカーへの供給及び交換用フィルター売上のレベニューシェア契約締結についても、 併せてお知らせいたします。


1. 内容
当社では、既に複数の浄水器メーカーと契約し、ユーザーに浄水器のフィルター交換が必要なことを知らせる
Bluetooth 方式の通信モジュールの提供を開始しております。既に採用が進んでいる当モジュールは、流水量を
積算して浄水器のフィルター交換が必要になったことをユーザーに通知いたします。しかし、セラミックや天然
石を組み合わせて天然水と同じような自然の水の味を提供する重力式浄水器では、 電気などの動力を使わずポン
プなどの機構的なものもなく、浄水の経路に水量センサーを設置することが困難であり、さらに環境ホルモンの
影響を高度に排除するためにプラスチックの代わりにステンレス製の容器を使っている製品では、 内部の水量を
簡単に検知することが非常に困難でした。

今回、当社が世界で初めて開発した重力式浄水器向けの IoT 対応非接触型水量センサーは、浄水器では通常使
われない特殊なセンサーを用いることにより、水に接触することなく容器内の水量を知ることが可能です。 また、
超音波式や静電容量式と違い、金属の容器でも動作することが可能で、コストも従来の水量センサーと大きく変
わらないため、今後電気などの動力を使わない重力式浄水器の市場が急拡大すると予想されているインド等の新
興市場への普及も見込んでおります。

当社では、浄水器の IoT 化技術で圧倒的に先行している優位性を生かし、様々な国や地域で用いられている
あらゆる方式の浄水器に対応していくことにより、今後、年 16%以上成長し3年後には 684.6 億ドル(8.42 兆
円)以上になると見込まれている浄水器の世界市場において、独占的市場シェアの確保を目指します。

また、今後当社では、交換用のフィルターの売上からのレベニューシェアだけでなく、顧客からの要望が多い
IoT により新しい製品を作り出すエンジニアリングサービスと IoT によって得られたビッグデータを活用するソ
リューションを提供することにより、収益基盤をさらに拡充してまいります。

2.今後の見通し
本件に関しましては、当社グループの通期連結業績予想数値に反映済みであり、通期連結業績予想数値の変更
はありません。なお、業績に与える影響が大きくなることが確認された場合には、速やかに開示いたします。

※1 本件につき既に特許出願を完了しております。
※2 典拠:TechSci Research(2015 年) 以上

ご注意:本リリースは、当社の事業内容等に関する情報の提供を目的としたものであり、当社株式の投資勧誘を目的とするものではありません。
本資料の内容には、将来の業績に関する予測等の情報を掲載することがありますが、これらの情報は、資料作成時点の当社の判断に基づいて作成されております。
よって、その実現を約束するものではなく、また今後予告なしに変更されることがあります。

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