CMMIレベル5継続達成に関するお知らせ

2018 年 11 月 9 日
株式会社システム情報
https://www.sysj.co.jp/



CMMI®レベル 5 継続達成に関するお知らせ

当社はこの度、CMMI Institute(本部:米国ピッツバーグ)の CMMI の最高位であるレベル 5 を継続して達成いた
しましたので、お知らせいたします。CMMI は評定の満了までが 3 年間であるため、当社では満了日が来るまでに評定を行
い、3 年ごとにレベル 5 を達成しています。
今回の継続した達成により、さらなる顧客基盤の拡大及び不採算プロジェクト発生リスクの低減が見込まれることから、
今後のビジネスの拡大及び収益の向上に繋がる可能性が高いと考えております。



当社は、全社(管理・営業部門を除く)において、ソフトウェア開発組織の能力成熟度モデルである CMMI
(Capability Maturity Model Integration)(*1)の最高位である成熟度レベル 5 を継続して達成いたしました。
日本では現在、成熟度レベル 5 を達成している会社は 9 社であり、全社での達成は 2 社となります。達成している会社
についての情報は以下の URL で確認できます。
https://sas.cmmiinstitute.com/pars/pars.aspx


【内容】
評 定 日:2018 年 10 月 19 日
モ デ ル:CMMI for Development, Version 1.3(段階表現)
評定手法:SCAMPISM, Version1.3(*2)
評定範囲:全ソフトウェア開発部門および品質管理部門(管理部門、営業部門を除く全部門)




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【これまでの達成状況】
当社は、2003 年より CMMI に基づくプロセス改善・組織能力向上に全社で継続的に取り組んでおります。
評定年月 認定対象
2006 年 9 月 CMMI レベル 3
2010 年 9 月 CMMI レベル 4
2012 年 11 月 CMMI レベル 5
2015 年 11 月 CMMI レベル 5(継続達成)
2018 年 10 月 CMMI レベル 5(継続達成)


【今期間の主な改善内容】
① プログラム・マネジメント(*3)の徹底
前回の CMMI レベル 5 達成から今回の達成までの期間での主な改善内容といたしましては、「プログラム・マネジメ
ントの徹底」が挙げられます。
当社では、相互に関連するプロジェクト群であるプログラムをマネジメントするにあたり、ステークホルダ・エンゲージメン
ト(関係者と良好な関係を構築して、適切な関与をしてもらうこと)が中心的な役割を担うと位置づけて進めてまいり
ました。
② チームビルディングの推進
プロジェクトの現場強化に必要なチームビルディングを推進し、CMMI による改善を進化させ、お客様の課題解決に
寄与できる知恵を生み出す仕組みを確立してまいりました。
③ アジャイル開発プロセスの確立
CMMI を利用して、アジャイル開発(*4)のプロセスを確立し改善してまいりました。

これまでに実施してきた継続的な改善と上記の改善は、売上・利益の拡大に貢献できております。


【今後に向けて】
今後も、より高度な改善を継続しプロセスを最適化することで、サービスの品質を更に高め、お客様によりご満足いただ
けるように努めてまいります。




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(*1)CMMI(Capability Maturity Model Integration)
米国カーネギーメロン大学(CMU)のソフトウェア工学研究所(SEI)が開発したソフトウェア開発プロセスの能力
成熟度モデルです。組織のプロセス能力(成熟度)を 5 段階で評価し継続的な改善を促す、体系的なプロセス改
善のためのモデルです。現在ではソフトウェア開発能力を測る国際標準的な指標となっています。
審査満了日(Appraisal Expiration Date)は評定から 3 年後の日付になります。その日が来るまで、CMMI
Institute のサイトに会社名・評定内容・評定結果などが掲示されています。

(*2)SCAMPISM(Standard CMMI Appraisal Method for Process Improvement)
CMMI に照らして組織のプロセスを評定する際の条件や手順を定義したものです。レベル評価は、CMMI Institute
に認定されたリードアプレイザーにより、SCAMPI に厳格に沿って実施されています。

(*3)プログラム・マネジメント(Program Management)
同時並行的に進められている相互に関連するプロジェクト群を管理するプロセスです。当社では、相互に関連するプ
ロジェクト群がお客様単位であることから、お客様単位でマネジメントすることと定義し、アカウント・マネジメントと呼んで
います。

(*4)アジャイル開発
アジャイル(Agile)とは、直訳すると「素早い」「機敏な」「頭の回転が速い」という意味です。アジャイル開発は、シス
テムやソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法のひとつで、小単位で実装とテストを繰り返して開発を進めてい
きます。従来の開発手法に比べて開発期間が短縮されるため、アジャイル(素早い)と呼ばれています。


以上


< お問合せ先>
株式会社システム情報
品質管理本部
電話番号:03-5547-5701
E-mail: hinkan@sysj.co.jp




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