システム情報、CMMIコンサルティング室長が日本人で8人目となるCMMI最高位レベルの審査員資格を取得

2017 年 1 月 26 日
株式会社システム情報
http://www.sysj.co.jp/



システム情報、CMMI コンサルティング室長が
日本人で8人目となる CMMI 最高位レベルの審査員資格を取得

株式会社システム情報(本社 東京都中央区、
: 代表取締役社長 鈴木隆司、
: JASDAQ:3677)
の CMMI コンサルティング室長の小林浩は、2017 年 1 月 17 日付けで、CMMI 最高位レベ
ルの審査員資格である CMMI 高成熟リードアプレイザー(以下 HMLA と呼ぶ(*1))の資格
を取得致しました。それに伴い、同日付けで新しいサービス「CMMI 高成熟度アプレイザ
ルサービス」を開始致しました。


CMMI とは:システム開発を行う組織がプロセス改善を
行うためのガイドラインです。(*2)
高成熟度とは:CMMI は組織のプロセスの改善度合いを
評価するために 5 段階の成熟度を定義しています。
レベル 4 および 5 では統計手法を活用した高度な管理や
改善評価が要求され、「高成熟度」という名称で、
レベル 3 以下と区別されます。


小林は 2014 年に CMMI の審査員資格である CMMI リードアプレイザーの資格を取得致
しました。以来、日本や中国の企業6社に対し CMMI の成熟度レベル 3 の評価を行ってま
いりましたが、このたび HMLA の資格を取得したことで高成熟度と呼ばれる CMMI レベ
ル 4 および 5 を含めた全ての成熟度を評価できることになりました。
小林は、グローバルな大企業から日本および中国の中小規模の企業まで、また開発から
保守・運用まで、様々な背景を持つ企業のプロセス改善や CMMI 成熟度評価の経験を積ん
でおります。また最近日本でも広まっているアジャイル開発の経験や資格(*3)も有しており
ます。これらの幅広い経験により、お客様の環境に応じたプロセス改善のご支援、あるい
は CMMI 成熟度評価が可能です。


要求される能力
高成熟度の達成を評価する HMLA には、システム開発、プロジェクト管理、プロセス改
善に関する豊富な経験に加えて、統計学・統計技法の知識と経験が要求されます。さらに、
資格取得に必要な教育や試験では英語による実践的なコミュニケーション能力が必要にな
るため、非常に難易度の高い資格です。実際、HMLA の資格所有者数は 2017 年 1 月 20 日
現在、日本で 8 名、世界でも 126 名(*4)であり、希少価値の高い資格と言えます。
高成熟度を達成した組織
CMMI の高成熟度を達成した組織では、統計技法を活用した定量的プロジェクト管理や
改善効果の定量的な把握が可能となります。世界でレベル 4 および 5 を達成している企業
は CMMI の成熟度を評価した中の9%(*5)、日本では 13 社(*6)にすぎません。
システム情報は 2010 年にレベル 4 を、2012 年と 2015 年に最高位であるレベル 5 を達
成しております。
CMMI コンサルティングビジネスのさらなる拡大、
システム情報では今後、 および HMLA
を切り口とした新規エンドユーザの開拓に注力してまいります。




■プロフィール
小林 浩(こばやし ひろし)
1968 年生まれ。早稲田大学理工学部工業経営学科卒業。
1991 年から 2006 年まで(株)日本アイ・ビー・エムにて、ソフトウェアの開発・保守・企画
の分野で、システムエンジニア、プロジェクトマネジメント、プロセス改善に従事。
2006 年から 2011 年まで(株)アクセンチュアにて、システムインテグレーション、AO(アプ
リケーションアウトソーシング)の分野で、PMO メンバー、コンサルタント、AO プロセス
改善グループの日本リーダーを担当。
2011 年から(株)システム情報にて、プロセス改善コンサルタントとして、社内およびお客
様(日本、中国)のソフトウェア開発・保守のプロセス改善支援や、CMMI の成熟度評価
を実施。
(*1) CMMI 高成熟度リードアプレイザー
正式名称は、CMMI Institute 認定 SCAMPI 高成熟度リードアプレイザー。
当資格に関する公式情報は以下を参照。
CMMI Institute - Certified SCAMPI℠ High Maturity Lead Appraiser
http://cmmiinstitute.com/certifications/scampi-high-maturity-lead-appraiser-0


(*2)CMMI(Capability Maturity Model Integration )
米国カーネギーメロン大学(CMU)のソフトウェア工学研究所(SEI)が開発したソフト
ウェア開発プロセスの能力成熟度モデル。組織のプロセス能力(成熟度)を 5 段階で評価し継
続的な改善を促す、体系的なプロセス改善のためのモデルであり、現在ではソフトウェア
開発能力を測る国際標準的な指標となっている。CMMI に関する公式情報は以下を参照。
CMMI Institute ホームページ
http://cmmiinstitute.com/get-started


(*3)アジャイル開発
優先順位が高い機能から動くものを作り始めて短時間で一部を完成させ、実際に動くソフ
トウェアを顧客に見てもらいフィードバックを受けながら成長させる開発方法。
アジャイル開発の中で最も普及した具体手法の一つにスクラムがあるが、小林はスクラム
アライアンス(Scrum Alliance®)が認定するスクラムマスター(Certified ScrumMaster®
(CSM))の資格を有している。当資格に関する公式情報は以下を参照。
Certified ScrumMaster® (CSM)
https://www.scrumalliance.org/certifications/practitioners/certified-scrummaster-csm


(*4)高成熟度リードアプレイザー数
以下のサイトからデータを獲得し、システム情報が集計した。
CMMI Institute -Find a Partner-Sponsored Individual
http://partners.cmmiinstitute.com/find-partner-sponsored-individual/


(*5)高成熟度レベル達成組織数の割合
以下のサイトにある PDF 資料の 14 頁を参照した。
CMMI Institute -Process Maturity Profile (July 2015)
http://cmmiinstitute.com/resources/process-maturity-profile-july-2015


(*6)日本での高成熟度レベル達成会社数の割合
以下のサイトから検索した。
CMMI Institute - Published Appraisal Results
https://sas.cmmiinstitute.com/pars/pars.aspx

<お問合せ先>
株式会社システム情報 経営管理部・IR 室
電話番号:03-5547-5705
E-mail : ir@sysj.co.jp

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