フィリピンの収納代行窓口企業との合意覚書(MOA)署名式について

News Release


2016 年 3 月 10 日
報道関係者各位
株式会社電算システム
(東証第一部/名証第一部:3630)




フィリピンの収納代行窓口企業との合意覚書(MOA)署名式について

株式会社電算システム(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長執行役員 COO:田中 靖哲、以下
「電算システム」)は、フィリピン最大の電力会社メラルコ(MERALCO)グループであり、フィ
リピン最大手の収納代行窓口企業であるシーアイエスバヤドセンター社(CBCI:CIS Bayad
Center, Inc.)(本社:フィリピン共和国パッシグ市、President & CEO:Manuel Lorenzo L.
Tuason、以下「バヤドセンター」)と収納代行サービス事業に関する合意覚書(Memorandum of
Agreement 以下、MOA )を締結いたしました。


電算システムとバヤドセンターは、電算システムが日本で提供している収納窓口サービス(当社
商品サービス名:ビズエージェント、以下、Biz@gent)をフィリピン国内の小売業店舗で収納代
行が取扱いできるよう専用のソフトウェアとして開発の上バヤドセンターに提供し、両社共同で同
国内の小売業店舗の開拓をすることに合意いたしました。
更に、両社は取引関係を発展させるための協議及び検討を継続することも合わせて合意しており
ます。


合意に至った背景:
フィリピンにおける収納代行サービスでは、日本で行われているようなバーコード等で統一した
収納方式がないことから、企業、政府機関が発行する請求書を消費者がバヤドセンターの窓口に差
し出し支払い受付する際の取扱業務は、請求書を発行する企業、政府機関ごとで、それぞれ異なっ
ており、煩雑な処理が必要となり受付に時間がかかっております。また、窓口を利用する消費者に
とっても、料金支払いのために長い列に並ぶ必要があり、多くの時間を費やしています。今回の
MOA によって、両社は同国における取扱業務の簡素化を目指すとともに、同社向けにパッケージ
化された高品質な Biz@gent のサービス提供を行うことで、バヤドセンター窓口を急速に拡大させ、
取扱件数の更なる増加を狙います。


MOA の具体的な内容:
電算システムは、提供するソフトウェアならびにサービスの提供の対価として、バヤドセンター
から利用料金を受け取ります。また、電算システムの社員を同社に派遣するとともに日本からのサ
ポート体制を整えてサービス運営の支援を行うことと合わせ、両社で今後のビジネス・パートナー
シップのさらなる構築を推進して参ります。
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電算システムの海外展開の狙い:
当社は、2020 年までの長期経営計画において、日本国内で培ってきた IT 技術と蓄積された収納
代行サービスのノウハウを海外に展開することで決済ビジネスの更なる拡大を目指しております。
このような長期経営計画のもと、高い経済成長率や消費意欲も旺盛な国民性に加えて、国際送金サ
ービス代理店業務から得た知見から、その最初の海外進出先をフィリピンと定め、同国最大手の収
納代行企業であるバヤドセンターを事業パートナー候補先として、両社によるフィジビリティスタ
ディを実施の上、協業の検討を行って参りました。


今後について:
フィリピンにおける収納業務の改善と日本の技術を応用した様々なビジネスを展開することによ
り収納代行サービス事業の収益の拡大を図って参ります。また、バヤドセンターがフィリピン最大
の電力会社メラルコグループの一員であることから、同グループとのシナジーにより ASEAN 各国
への展開も視野に入れることができると考えています。
また、日本国内においては、海外におけるビジネス経験やノウハウの蓄積を図ることにより、新
たなサービスを活用して消費者にとってより高い利便性がある画期的なサービス提供を目指して参
ります。




バヤドセンターについて:


バヤドセンター CIS Bayad Center Inc.(CBCI、非上場)は、1997 年にフィリピンで最初に設立
された収納代行窓口企業で最大手。フィリピン最大の電力会社であるメラルコ(MERALCO、上場)
の完全子会社であり、PLDT をはじめとする MVP グループ企業の一員です。
同社は、自社の支店及びパートナー企業とあわせて、4,400 箇所以上の窓口をショッピングモー
ル、デパート、スーパー、質屋等に有しており、電力、水道、インターネット、ケーブルテレビ、
携帯電話、学費、政府への支払い、オンラインショッピング、クレジットカード、保険、寄付等の
約 200 種類の請求書を受付、その金額は年間 25 億米ドルになっております。
同社は、直近 5 年間で年率 18~19%の成長を遂げ、フィリピンにおける窓口取扱いで 30%以上
のシェアがあります。また、送金サービス、電子マネーのチャージサービス、ビジネスセンターサ
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ービス等も提供しております。


詳細は、バヤドセンターのウェブサイト http://www.bayadcenter.com/をご覧下さい。


■電算システムについて
電算システムは 1967 年(昭和 42 年)に岐阜県で創業し、独立系総合型情報処理サービス企
業として、情報サービス事業と収納代行サービス事業を展開しております。

情報サービス事業はさらに、①ソフト開発とシステム環境の構築までを行うシステムインテ
グレーション②データ処理や各種帳票の発行の運用等を提供するビジネスプロセスアウトソー
シング事業とデータセンター事業を行う情報処理サービス③アプリケーションソフトやシステ
ム機器・サプライ用品の販売を行う商品販売の3つのサービスで構成されております。

収納代行サービス事業は、1997 年(平成9年)に民間企業初のコンビニ収納代行サービスを
開始してより、総合決済サービスプロバイダとして決済サービスと国内外の送金サービスを提
供しております。

現在はデータセンターを中心にしたクラウドサービス事業を 3 つめの主要事業にすべく、積極
的に取り組んでおります。

詳細については電算システムのホームページ(http://www.densan-s.co.jp/)をご覧下さい。




本リリースに関する問い合わせ先
報道関係者様からのお問合せ先>
<報道関係者様からのお問合せ先>
株式会社電算システム
東京本社 総務部業務担当 渡邉
電話:03-3206-1860
岐阜本社 総務部総務課 後藤
電話:058-279-3456
E-mail: kikaku@po.densan-s.co.jp

<製品・サービスに関するお問合せ先>
<製品・サービスに関するお問合せ先>
問合せ先
株式会社電算システム
EC ソリューション事業本部
EC 海外戦略室 田中
電話:03-3206-1798

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