ベトナムにおける「感染対策防護服等生産拠点プロジェクト」の開始と、経済産業省「海外サプライチェーン多元化等支援事業」への採択に関するお知らせ

2020 年 7 月 20 日
各 位
会 社 名 株式会社マツオカコーポレーション
代表者名 代表取締役社⻑CEO 松岡 典之
(コード番号:3611 東証市場第一部)
問合せ先 経営企画部 企画・IR課 深 川 道宏
(TEL. 03-5652-8895)




ベトナムにおける「感染対策防護服等生産拠点プロジェクト」の開始と、
経済産業省「海外サプライチェーン多元化等支援事業」への採択に関する
お知らせ



当社グループは、今般の新型コロナウイルスの感染拡大で国内での需給がひっ迫し、また
平時からの備蓄が求められている感染対策防護服等の安定供給に資するため、ベトナム北
部 ゲ ア ン 省 に 昨 年 11 月 に 設 立 し た 連 結 子 会 社 AN NAM MATSUOKA GARMENT
CO.,LTD の工場 (アンナム工場) において、感染対策防護服等の中核生産拠点を整備する
新たなプロジェクトを開始します。
また、本プロジェクトの開始にあたり、経済産業省が海外製造拠点におけるサプライチェ
ーン強靭化に向けた設備導入を支援する「海外サプライチェーン多元化等支援事業」に採択
されましたので、併せてお知らせいたします。





1.本プロジェクトの背景と目的
当社グループは既に、医療介護分野の衣料品事業に進出し、今年、新型コロナウイル
ス感染対策として日本政府からマスク生産を受注し、更に近時、防護服(アイソレーシ
ョンガウン等)の製造を中国の子会社工場で開始していましたが、防護服等生産の基盤
になる縫製製品の生地調達・製品生産体制ともに中国に一極依存しておりました。
そのため、防護服の国内への安定供給を主な目的として、新たにアンナム工場に感染
対策防護服等の中核生産拠点を整備することでサプライチェーンを多元化します。





2.プロジェクトの概要
プロジェクトの実施にあたっては、縫製製品製造業として⻑年にわたり培った縫製
技術や基礎設備を基にしつつ、新たに工場敷地内に最先端のクリーンルームや需給の
動向に応じて急速な生産拡大要請にも対応可能な IoT 生産設備を導入します。防護服
等の受注がない時期については、工場の安定運営を支えるべく、通常の衣料品縫製加工
ラインとして活用できるよう設備設計を工夫する予定です。
なお、本プロジェクトは、海外製造拠点の複線化、特にアジア地域における生産の多
元化等を通じてサプライチェーンを強靭化する企業を支援する経済産業省「海外サプ
ライチェーン多元化等支援事業」に採択されており、新たに必要となる設備導入をご支
援頂きます。


3.今後の見通し
本件による、当社の近時の連結業績に与える影響は未定ですが、将来にわたって当社
グループの業績向上に資するものと考えています。


以 上





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