北海道上川町と持続可能な地域づくりを目指す包括連携協定を締結

2021-029
2021 年 10 月 29 日

各 位
会 社 名
代 表 者名 代表取締役社長 下地 毅
(東証第一部 コード番号 3608)
問 合 せ先 広報・IR 室長 山田 耕平
T E L 03(6748)0002



北海道上川町と持続可能な地域づくりを目指す包括連携協定を締結

当社は、2021 年 10 月 29 日に、北海道上川町(町長:佐藤芳治、以下「上川町」)と持続可能な地域
づくりの実現に向けた包括連携協定を締結しました。本協定では、当社グループが有する多種多様な
ブランドの開発で培ったノウハウと上川町が持つ豊富な地域資源を融合させ、地域起点の新たなライ
フスタイルやモノづくりの創出など持続的な発展を目指した取り組みを行っていきます。これにより、地
域経済に貢献するとともに、関係人口の増加を図ってまいります。



1.連携協定締結の背景
当社は、「世界で最も幸せなファッションカンパニー」をスローガンに、アパレル事業だけでなく、
人々のライフスタイルを彩るコンテンツの開発、社会課題解決型の新規事業の創出に取り組んでい
ます。
上川町は日本最大の山岳自然公園「大雪山国立公園」や「層雲峡温泉」をはじめとする豊かな自
然環境が広がる人口 3,500 人ほどの小さな町ですが、官民一体となり積極的に観光振興や移住、企
業の誘致活動などさまざまな地域創生プロジェクトに取り組んでいます。特に力を入れているのはア
ウトドア愛好者や自然の中での生活を求める人たちが集う「通年型山岳リゾートタウン」をテーマとし
た町づくりです。直近では、日本酒の地域ブランド創出やキャンプ場の再開発による雇用創出など
地域で生活することの魅力を継続的に発信しています。
本連携を通して、当社がアパレル領域で培ったブランドコンテンツを基に、ライフスタイルを総合的
にデザインし、人々の生活に豊かさをもたらすことにより、上川町の新たな魅力と関係人口づくりを進
めることを目指し、包括連携協定の締結に至りました。



2.連携の概要
新たな関係人口の創出やシビックプライド醸成(インナーブランディング)など上川町の総合的な魅
力度向上を目的に、上川町独自のコトとモノの開発をソフトとハードの側面で4つに分けて事業化に
向けたプロジェクトを推進していきます。

<協業の枠組み>
また、当社は SDGs推進の一環として、上川町の自然遺産や文化の保護に努め、自然をベースと
する観光の促進や新たな雇用を創出するために様々な側面から協力し、自然と共生するサスティナ
ブルな社会の実現を目指してまいります。


3.具体的な取り組みの予定
第一歩として、商品と体験を組み合わせた上川町×TSI のオリジナル商品の開発計画が進行して
います。
活用する資源としては、豊かな自然から生まれる“上川町の木材”を想定。特に体験では、上川町
の資源である森林や木材と TSI の持つブランドノウハウを掛け合わせることで、上川町でしかできない
オリジナルの木工体験などのコンテンツを開発していきます。
これらの商品や体験は様々な地域企業と連携しながらの連続的な実施を目指すために、生産面
では林業の過程で発生する端材の利活用を想定、また販売面では受注販売を基本とすることで、無
駄な生産活動を低減した持続可能な取り組みを目指します。



4. 今後の展開
上川町との本連携により、今後は今までのアパレル等の都市型事業だけでなく、地域社会との新
たな接点を築き、当社グループのブランドがプロデュースする商品や施設の開発による関係人口の
増加を促進し、ファッション企業として培ったブランド開発のノウハウを生かし、連携の具体化により地
域課題の解決や地域における魅力あるライフスタイルづくりにも貢献してまいります。
これらの活動は持続可能な発展に欠かせないものであり、当社へのエンゲージメントを高めること
にも繋がると考え、上川町との新たな価値を生む地域づくりを目指し、企業価値の向上に努めてまい
ります。

以 上

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