プラスチック製の仕上げ付属品を一切使わない「ゼロプラパッケージ」シャツ発売について  

2020 年 6 月 1 日
各位
会 社 名 山 喜 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 白﨑 雅郎
(コード番号 3598 東証第 2 部)
問合わせ先 市場開発部部長 丸山高広
(TEL03-3633-9651)


プラスチック製の仕上げ付属品を一切使わない
「ゼロプラパッケージ」シャツ発売について


この度、当社ではプラスチック材料の仕上げ付属品を一切使わない
「ゼロプラパッケージ」のドレスシャツを 2020 年 6 月より SHIRT HOUSE 全店舗
および山喜㈱EC サイトにて販売開始いたします。


世界全体で日々大量に発生する「海洋プラスチックごみ」は長期にわたり海に残存し、
地球規模での環境汚染が懸念されています。
そのような環境の下、世界が取り組むべき SDGs にも含まれている「環境の持続性」に
対する当社の取り組みとして、シャツの仕上げ形状保形の為に使用するプラスチック製の
付属・資材の全廃に取り組んでまいります。
*山喜㈱の「ゼロプラパッケージ」はプラスチックとの賢い付き合い方を提唱する
環境省の“プラスチック・スマート”キャンペーンにも参加しています。


[ゼロプラパッケージの詳細] ※画像参照
1)シャツの衿を保形する①サポーター②蝶キーパーをプラスチック製から紙製に変更
2)アーキ㈱(東京都台東区)との共同開発による特殊な紙台紙(特許出願中)を
使用することによって、シャツ仕上げ時に通常は必要となるプラスチック製の
クリップ③④⑤⑥を使わず、仕上げ形状を綺麗に保つ事が可能となりました。
3)この仕様により仕上げ状態を解く際に出るプラスチックごみ(シャツ 1 枚につき
500ml 軽量型ペットボトル約 1 本分にあたる 13gのプラスチックごみ)の削減が
可能です。
ゼロプラパッケージ開発コンセプト

山喜株式会社

山喜は 1953 年の創業以来、数多くのワイシャツを世に送り出してきました。


高級品が求められた時代から、誰でも気軽に手に入れられる価格帯へ。
扱いやすさを追求し生まれた形態安定シャツ、画一性から個性を表現するアイテムへ。
どんどん豊かになる日本で、変遷するシャツへのニーズに、時にしなやかに、時に苦悶しながら、
応えてきました。


一方、世界は貧困や格差、環境問題に直面しています。
2015年9月の国連サミットで採択された、「SDGs(持続可能な開発目標)」
に各国の首脳が呼応し、日本も経済や地方創生などでその役割を果たそうとしています。
山喜は日本を代表するシャツメーカーとして、この潮流に何をもって応えるのか。


まずは、いま問題視されている、廃プラスチック問題。そこで「ワイシャツのプラスチック製付
属品を2030年までに廃止する」という目標を掲げプロジェクトチームを発足させました。

そしてこの夏、当社オリジナルブランド「シャツハウス」より、プラスチック材料の仕上げ付属
品を一切使用しないワイシャツがデビューします。
この仕様により、ワイシャツ1枚あたり、ペットボトル約1本分のプラスチックごみが削減でき
ます。

山喜はこの取り組みによって環境省の「プラスチック スマート」
・ 運動にも参画してまいります。

ほんの小さな一歩かもしれませんが、我々のこの運動が、美しい地球を守ること、日本が国際社
会で存在感を示すことに繋がると信じています。
利益の追求のみならず、社会のために何ができるか。
山喜はこれからも、社会に必要とされる企業を目指します。

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