地球温暖化対策として脱炭素化に向けた取り組み

地球温暖化対策として、
脱炭素化に向けた取り組み
(太陽光発電システム+蓄電池+EV充放電器)

株式会社山王(2023年3月)
1.基本理念
株式会社山王は、地球環境の保全に努め、次世代に引き継ぐことが人類の果たすべき共通の使命と自覚し、
当社の活動、製品および サービスは環境への配慮を確実にします。

具体的取組み例


当社グループ主力生産拠点である東北事業部で再生可能エネルギーシステムの運用を開始(2023年3月)



創エネ :太陽光パネル設置

蓄エネ :蓄電池設置

省エネ :EV充放電器設置
2.システムの概要


創エネ:(太陽光パネル) 蓄エネ:(蓄電池)
蓄電池:159kwh
太陽光パネル711KW(出力) 産業向け蓄電システム
・めっき棟479KW(出力) →使用電力の多い時間帯の使
・プレス棟232KW(出力) 用量を削減するピークカット
→再エネ発電によりCO2を削 により、電力使用量を低減し
減します。 ます。また災害発生時等停電
時の非常用電源としてBCP対
策にも活用します。




省エネ:(EV充放電器・エネルギーマネジメントシステム:EMS)
EV充放電器6台・
EV2台 エネルギーマネジメントシステム:EMS
→社用車の電気自動車EV化 →エネルギー使用状況を把握した上で、
を進める事でCO2を削減し 最適な利用を実現するシステム(EMS)
ます。また災害等停電時に の導入で充放電の制御を実現します。
はEVからオフィスへの非常 電力使用量/発電量の可視化・最適化を
用電源としてBCPにも活用 実現します。
します。
3. 導入効果

①「再生可能エネルギーの活用でCO2を削減」
②「創エネ、蓄エネ、省エネ推進で経済性を向上」
③「災害時には非常用電源を確保でき、BCP対策にも寄与」
1 太陽光発電システム
東北事業部敷地内に711kW(出力)の太陽光パネルを設置しました。
これによりCO2削減を進めるとともに、余剰電力を蓄電池に蓄電することでエネルギーの効率的な活用を図ります。

2 蓄電池システム
出力50kW、容量159kWhの産業向け蓄電システムを設置しました。
使用電力の多い時間帯の使用量を削減するピークカットの実現により、電気使用量の低減を図ります。
また災害発生等停電時の非常用電源としてBCP対策にも活用します。

3 EV充放電器システム
出力5kW×6基の充放電器システムを設置しました。
電気自動車(EV)の充電に加え、災害発生等停電時の非常用電源としてBCP対策にも活用します。
4.サスティナビリティ対応

気候変動などの地球環境問題、人権の尊重、従業員の健康・労働環境や公正・適切な
処遇、取引先との公正・適正な取引、自然災害等の危機管理など、
環境や社会への「サステナビリティ(持続性)」に配慮します。

SBT(パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標「4.2%以上/年」)
Science Based Targets

2015年のパリ協定で定められた、産業革命以降の気温上昇を2℃未満(もしくは1.5℃未満)に抑えるという国際的な目標に対し、
温室効果ガスの排出削減を「4.2%/年(5年先目標)」の実現に向けグループ全体で取組みます。
5.最後に


当社は、太陽光発電に蓄電池とEV充放電器を組み合わせることで再生可能エネルギー
の活用を推進し、CO2排出量削減効果は、年間で約355t/年削減を見込んでいます。

このような取組みによって地球環境の保全に努め、次世代を担う社員のモチベーションの
向上や人材の獲得にもつなげたいと考えています。

地球温暖化対策をはじめ、今後もグループ全体で積極的に環境投資を実施することで、
脱炭素化社会への更なる貢献を目指してまいります。



ご留意事項
本資料は、当社の独自の測定による予定、推定、見込み又は予想に基づいた将来の展望についても言及しています。
これらの予定、推定、見込み又は予想に基づいた将来の展望に関する表明については、様々なリスクや不確かさを伴っておりま
すので実際の結果は予定、推定、見込み又は予想に基づいた将来の展望と著しく異なることもありえます。

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