水素エネルギー社会に向けた技術・事業化研究開発の水素透過膜進捗に関するお知らせ

平成 31 年 3 月 4 日

各 位

神奈川県横浜市港北区綱島東五丁目 8 番 8 号
株 式 会 社 山 王
代 表 取 締 役 社 長 鈴 木 啓 治
(コード番号:3441)

問い合せ先 取締役管理本部長 浜 口 和 雄

電 話 番 号 0 4 5 ( 5 4 2 ) 8 2 4 1




水素エネルギー社会に向けた技術・事業化研究開発の水素透過膜進捗に関するお知らせ



当社が開発を進めております水素透過膜開発の進捗に関しまして、本日、国立研究開発法人
産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所より進捗に関する発表が行われましたの
で、お知らせいたします。
本開発につきましては、国立大学法人 東京工業大学 科学技術創成研究院 先導原子力研
究所 教授 工学博士 加藤之貴様のご指導並びに、国立研究開発法人産業技術総合研究所
福島再生可能エネルギー研究所のご支援をいただきながら、試作、適用評価を進めてきており
ます。
当社の創業来のコア技術である電解法により作製することで薄膜化が可能であり、貴金属で
あるパラジウムも必要量で作製できることから、コスト面の負担も軽減され、膜の性質はしな
やかで伸びにも強く、評価の結果水素透過量は文献値を超える状況となっております。
当社はこの水素透過膜を使って事業化を進めており、来る水素社会に向けての水素精製装置
を小型化し、インフラの普及並びに再生可能エネルギーの普及に貢献してまいります。今後も
具体的な事業展開に向けて、ユニット化を含め開発を加速してまいります。
尚、現時点での当該水素透過膜事業の進捗における業績への影響は軽微であり、今後の展開
により水素社会の進展と共に業績へ反映していけるものと考えます。


【技術実用化へ向けての計画】
2019 年 一年後 二年後 三年後
開発中 装置開発 装置開発・単膜販売 装置販売


国立研究開発法人産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所の発表に関しては、
下記をご参照ください。
https://www.aist.go.jp/fukushima/
以上

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