テリロジー、産業用制御ネットワーク向けサイバーセキュリティ市場に参入

報道関係者各位
2018 年４月４日
株式会社テリロジー
（JASDAQ スタンダード 証券コード：3356）




テリロジー、産業用制御ネットワーク（ICS）向けサイバーセキュリティ市場に参入
～産業設備の可視化とFA/PAのサイバー脅威と異常なプロセスを素早く検知～



株式会社テリロジー（以下：テリロジー、本社：東京都千代田区、代表取締役会長：津吹憲男）は、
Nozomi Networks Inc.（以下：Nozomi Networks、本社：カリフォルニア州サンフランシスコ市、
CEO：Edgard Capdevielle）と国内販売代理店契約を締結したことで、産業ネットワークをリアルタ
イムで可視化し、高度な監視機能を提供する「SCADAguardianTM」の販売を 2018 年４月上旬より
開始することを発表します。
同社の製品 SCADAguardianTM は、産業用制御システム（Industrial Control Systems：ICS）の
サイバー攻撃の予兆を検知し、FA（Factory Automation）/PA（Process Automation）用産業ネット
ワークのトラフィックすべてを DPI（Deep Packet Inspection）を用いたパッシブモニタリング（受
動モニタリング）により、ネットワークとセキュリティの可視化を提供します。


近年、インダストリー4.0 やスマートファクトリーなど、IoT（Internet of Things：モノのインタ
ーネット）などを製造現場などで活用する動きが広がる中、
「つながる工場」などへの取り組みも加速
しています。
一方では、社会インフラや工場の施設に対し、ランサムウェアや脆弱性を悪用した不正アクセスな
どによるサイバー攻撃被害が多発しており、今後日本国内でもサイバー攻撃が激増することが予想さ
れます。
Nozomi Networks では、世界的に高まるサイバー攻撃の脅威の中、AI 機械学習を駆使した革新的
な技術によるリアルタイムな ICS 監視、ハイブリッド脅威検出、産業ネットワークの可視化、資産管
理、脆弱性評価を実現する製品 SCADAguardianTM を提供しています。
なお、Nozomi Networks の SCADAguardianTM につきましては以下の通りです。


■製品特長
・サイバーセキュリティ脅威/リスクとプロセスアノマリーを迅速に検知
・リアルタイムによる ICS ネットワークセキュリティモニタリング
・ICS 設備情報を DPI 技術により情報収集し、資産の可視化と資産の脆弱性を診断
・トラブルシュートとフォレンジック作業の大幅な削減
・多様なアプライアンスモデルをラインアップ。顧客環境ニーズに合ったソリューションを実現
・IT/OT（Operation Technology）統合による ICS 情報の共有を容易に構築
・PCAP 情報をインポートして ICS 属性情報の可視化も可能




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■Nozomi Networks SCADAguardianTM のアーキテクチャ




■SCADAguardianTM 製品の導入例




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■主な機能
・ネットワーク可視化・モデリング
すべての ICS 資産とネットワーク接続状態を可視化して制御システムとプロセスを把握。
・資産管理
ICS 資産の自動検出により、常に最新の資産管理が維持されます。
資産ビューを使用すると、資産情報の視覚化、検索、ドリルダウンが容易になります。
・脆弱性診断
ICS 資産の脆弱性を自動識別。サイバーセキュリティのレジリアンシーを向上。
・ダッシュボード・レポーティング
カスタムダッシュボード、詳細レポート、およびアドホックなクエリ機能により、
サイバーセキュリティと運用効率の両方を向上させるリアルタイムの可視性を提供します。
・ICS 脅威・異常検知
サイバーセキュリティの脅威、リスク、プロセスの異常変化を迅速に検出。
侵入検出：複雑な攻撃またはゼロデイ攻撃および既知のマルウェアファイルやパケットなどを
スキャンして検知。
・自動による ICS モデリング
ネットワークデバイスの SPAN ポートまたはミラーポートに接続して、受動的（Passive）に
モニタリング。
・ダイナミックラーニング
ラーニングモードから保護モードに自動的に切り替え、異常検出を迅速に開始出来ます。
・ICS 運用の可視性
トポロジを含むリアルタイムのネットワークビジュアライゼーションを提供します。
・IT/OT 環境の容易な統合
SIEMs：HPE ArcSight、IBM QRadar、Splunk など
ファイアウォール：Check Point、Fortinet、Palo Alto Networks など
・SCADAguardianTM 向け SDK サポート
開発者のカスタマイズをサポート。使いやすい Lua プログラミング言語が利用出来ます。


■製品構成
SCADAguardianTM 製品は用途に応じた製品モデル（物理アプライアンス又は仮想版）が用意さ
れています。


■販売開始日
2018 年４月上旬より販売開始


■販売価格
お客様の OT ネットワーク環境や ICS システムの台数に合わせて最適な製品構成をご提案させて
いただきます。価格はその都度お見積りとさせて頂きます。




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 ■今後のビジネス展開について
Nozomi Networks の SCADAguardianTM は既にヨーロッパ、米国を中心に海外で導入されて
います。海外では、電力/ガス、プラント、製造/重工業、製薬といった様々な産業分野で導入実
績を誇っています。国内においても第四次産業革命の波を台頭しつつあり、OT における ICS セ
キュリティの課題も浮上してきています。テリロジーはこうした海外の事例を参考に、Nozomi
Networks の SCADAguardianTM の販売活動を推進するとともに、これまで提供しているネット
ワーク不正侵入防御システムや標的型攻撃対策製品などで培ってきたセキュリティ対策に関する
知見を活かすことで、国内での産業分野での ICS セキュリティビジネスを展開してまいります。


本リリースに記載されている社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。


【Nozomi Networks 社について】
Nozomi Networks は、リアルタイムのサイバーセキュリティと運用の可視性を提供する最
も包括的なプラットフォームを備えた産業用制御システム（ICS）向けのサイバーセキュリテ
ィのリーダーです。また、2013 年以降は、重要なインフラストラクチャ運用を確保するため、
機械学習と人工知能を駆使した革新的な技術を提供しています。
Nozomi Networks のソリューションは、世界中のいくつかの大規模な産業施設に導入され
て、高度なサイバーセキュリティ、運用の信頼性の向上、IT/OT 統合の強化により、顧客の利
益に貢献しています。
Nozomi Networks はカリフォルニア州サンフランシスコ市に本社があります。
（https://www.nozominetworks.com）


【株式会社テリロジーについて】
株式会社テリロジーは、1989 年に会社設立、エンタープライズ LAN/WAN、ブロードバン
ド・アクセス、セキュリティ、ネットワーク管理の４つのソリューションを中核に、市場およ
び顧客ニーズに対応したハードウエアからソフトウエアまでの幅広い製品を取り扱うネットワ
ーク・インテグレータです。
顧客は大企業や通信事業者を中心に 300 社を超え、ネットワーク関連ビジネスでは豊富な経
験と実績を上げています。
（http://www.terilogy.com）


本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
【報道関係者お問い合わせ先】
株式会社テリロジー
株式会社テリロジー
テクノロジーソリューション営業統括部
マーケティング（広報宣伝）担当 齋藤清和
スマートビジネス営業部
TEL：03-5213-5533、FAX：03-5213-5532
TEL：03-3237-3291、FAX：03-3237-3293
e-mail：ksaito@terilogy.com
e-mail：terilogy@terilogy.com




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