-脱炭素の取り組みを加速-太陽光発電事業の開始および GHG 排出削減目標に Scope3 を追加

2022 年 10 月 25 日
各 位
会 社 名 株式会社オープンハウスグループ
住 所 東京都千代田区丸の内二丁目4番1号
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 荒 井 正 昭
(コード番号:3288 東証プライム)
問合わせ先 専務取締役CFO 若 旅 孝 太 郎
TEL. 03-6213-0776


~脱炭素の取り組みを加速~
太陽光発電事業の開始および GHG 排出削減目標に Scope3 を追加


当社グループは、
「オープンハウスグループ脱炭素プロジェクト」として、再生可能エネルギ
ーの普及に貢献することを目的として、太陽光発電事業を開始いたします。
また、本プロジェクトの推進に伴い、当社グループ GHG(温室効果ガス)排出削減目標の範囲
を、Scope3 を追加し、Scope1,2,3 に拡大しましたので、下記の通りお知らせいたします。
持続可能な社会の実現への貢献に向け、当社グループのみならずバリューチェーン全体にお
いて、脱炭素への取り組みをより一層推進してまいります。





1.脱炭素プロジェクトについて
当社グループは、持続可能な社会の実現に事業活動を通じて貢献するとともに、企業の
持続的成長を目指す「サステナビリティ」を推進しており、重点課題(マテリアリティ)
に掲げる「環境保全」において、気候変動問題に真摯に取り組むことを明記しております。
2021 年 11 月には、
「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)
」提言に基づく情報開
示に伴い、Scope1,2 について中長期的な GHG(温室効果ガス)排出削減目標を設定いたし
ました。また、2022 年 10 月 1 日より、当社グループの戸建住宅を購入いただいたお客
様に向けて、使用される電力の CO2 排出量を、実質ゼロとする電力の CO2 フリーメニュー
を導入いたしました。
この度、これまでの脱炭素プロジェクトを更に進め、当社グループとして再生可能エネ
ルギー由来の電力を創出することを目的として、太陽光発電事業を開始することにいたし
ました。


関連リンク:2022 年 9 月 1 日「~オープンハウスグループ脱炭素プロジェクト~再生可能エネルギー

電力「おうちリンクでんき」提供開始のお知らせ」

https://openhouse-group.co.jp/ir/upload_file/tdnrelease/3288_20220829525210_P01_.pdf





2.太陽光発電事業について
① 概要(予定)

事業形態:太陽光発電所を運営する子会社(SPC)を活用
ポートフォリオ:全国分散型、全て稼働済の太陽光発電所(20 カ所)
パネル容量 :15.4MW
年間予想発電量:約 2,000 万 kWh(一般家庭 4,100 戸の年間電力使用料に相当 *1)
総投資額 :約 60 億円(匿名組合出資+ノンリコースローン)
取得時期 :第1期 2022 年 10 月、第2期 2022 年 12 月-2023 年 3 月(予定)
アレンジャー :みずほ証券株式会社
*1 一般社団法人太陽光発電協会 表示ガイドライン(2022 年度)より算出




② 第1期取得予定発電所一例




群馬県発電所 福島県発電所


③ グリーンファイナンス
なお、本事業の開始に伴い、脱炭素プロジェクトの推進とそれによる持続可能な社
会の実現への貢献に向けた取組みの一環として、ローンとエクイティの両方を対象と
するグリーンファイナンスフレームワーク(以下、本フレームワーク)を策定し、株
式会社格付投資情報センター(以下、「R&I」)より、本フレームワークに対する第三者
評価を取得するとともに、本フレームワークに基づくグリーンローンにつき、
「R&I グ
リーンボンドアセスメント」の最上位評価である「GA1」の予備評価を取得しました。
当社グループが策定したグリーンファイナンスフレームワークの概要は、以下となり
ます。


【グリーンファイナンスフレームワーク概要】
本フレームワークに基づいて調達された資金は、下記の適格プロジェクトの設備投




資資金、設備資金のリファイナンス資金、もしくは改修資金に充当されます。なお、
適格プロジェクトは当社グループの審査基準に照らしリスク検証を行い健全な事業運
営が期待できるプロジェクトと定義しております。


適格プロジェクト 資金使途

再生可能エネルギー 既往もしくは取得予定の太陽光発電プロジェクト(太陽光発電設
備、発電所までの送電線を含む)の取得、リファイナンスならびに
改修資金



なお、当社グループは本フレームワークに基づき取得した太陽光発電所につき、そ
のパネル容量および適格プロジェクトによって削減された CO2 排出量を年 1 回、当社
グループのウェブサイトにおいて公表いたします。
本フレームワークに関するセカンドオピニオン及びグリーン格付の詳細については、
以下リンク先の R&I プレスリリースをご参照ください。
https://www.r-i.co.jp/rating/esg/greenfinance/index.html


3.GHG(温室効果ガス)排出削減目標の追加
現状の脱炭素に向けた取り組みを踏まえ、新たに Scope3 の削減目標を設定いたしまし
た。今後も、脱炭素プロジェクトのさらなる推進により、持続可能な社会の実現に貢献し
てまいります。

<GHG(温室効果ガス)排出削減目標>
2030 年 Scope1,2,3 46%削減(原単位、2018 年度比)
2050 年 Scope1,2,3 ネットゼロ
(注)
対象:株式会社オープンハウス及び株式会社オープンハウス・ディベロップメントが展開する戸建関連事業
Scope1,2,3:
Scope1 対象会社の事業活動における排出(直接排出)
Scope2 他社より供給されたエネルギーの使用に伴う排出(間接排出)
Scope3 その他の事業活動に伴う排出(資材調達、販売後の住宅使用時の排出等の間接排出)


4.取り組みが貢献する SDGs




以 上




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