LPガス基幹システム再構築とLPWA自動検針化の推進について

2020 年 9 月 10 日
各位
会社名 株式会社TOKAIホールディングス
代表者名 代表取締役社長 鴇田 勝彦
(コード番号 3167 東証第1部)
問合せ先 常務執行役員 IR 室担当 谷口 芳浩
(TEL. 03-5404-2891)



LP ガス基幹システム再構築と LPWA 自動検針化の推進について

当社の 100%子会社でエネルギー事業を展開している株式会社TOKAI(本社:静岡県静岡市、代
表取締役社長:小栗 勝男、以下 TOKAI)は、LP ガス基幹システムを再構築し、10 月より運用開始す
るとともに、LP ガスの自動検針化を推進してまいります。
これらの取組みにより、当事業におけるペーパーレス化とガス配送業務の効率化を実現するとともに、
CO2 排出量の削減に貢献してまいります。


1.LP ガス基幹システム再構築について
当社グループでは、顧客サービスの拡充および新規顧客の獲得を推進するために、TLC(Total Life
Concierge)*1 構想の実現に加え、次世代に繋げる最新 ICT を活用した「ABCIR+S」*2 を軸とする新
たなマーケティング手法の構築を重点テーマとして取り組んでおります。LP ガス事業においても、
顧客管理をメイン機能とする基幹システムを刷新し、AI やビッグデータ、IoT 等を活用した新 LP ガ
ス基幹システムを再構築しました。今後当システムを有効に活用し、業務効率化を図るとともに、顧
客基盤の拡大と収益力強化を目指します。


2.LPWA による自動検針化について
LPWA(Low Power Wide Area)端末を利用した自動検針化を本格的に推進し、従来の検針担当者
による 1 ヶ月に 1 回の手作業検針を、LPWA 端末による自動検針に切り替えていきます。これにより
検針業務のコスト削減を実現するとともに、検針データをお客様毎のマイページ(Web)での提供に
切り替えていき、郵送費圧縮とペーパーレス化を図っていく予定です。
さらに、LPWA 端末による検針は、お客様宅の LP ガス残量の把握精度が格段に向上するため、AI
を使った配送タイミングや配送ルートの最適化が可能になり、配送業務の効率化も期待できます。
そして、取得したデータはビッグデータとして、TOKAI グループ DMP(データ・マネジメント・
プラットフォーム)
「D-sapiens(略称:ディーサ)」とデータ連携することで、これまで把握すること
ができなかったお客様毎の生活パターンや行動パターンを予測し、新たなサービスの創出や事業開拓
につなげていきます。


3.CO2 排出量削減について
TOKAI は石油や石炭などに比べ炭素排出係数が少ないクリーンエネルギーを扱う LP ガス事業者
として、 ガス基幹システム再構築および自動検針化による配送業務効率化等によって CO2 排出量
LP
を削減します。
当社グループは、様々なお客様の暮らしを総合的にかつきめ細かにサポートする「TLC(Total Life
Concierge)」構想の実現を目指しています。暮らしに関わるあらゆる商品・サービスをワンストップ、
ワンコントラクト、ワンコールセンターで提供し、お客様やその先の地域・社会・地球環境とのつなが
りを深めながら、人々の豊かな生活、地域社会の発展、地球環境保全に貢献してまいります。


以 上

*1 TLC 構想 当社グループが提供する様々なサービスにより、お客様の快適な生活を総合的、且つきめ細やかにサポー
トし、お客様の満足度の向上を目指すビジョンのこと。
*2 ABCIR+S(アブサーズ) 当社グループの技術革新へ向けた戦略のこと。AI、Big Data、Cloud、IoT、Robotics、
Smart Phone、それぞれの頭文字を繋げた造語。




【システムと自動検針に関するお問い合わせ】
株式会社TOKAI 事業戦略事業部 プロセスイノベーション部 杉本 哲史
電話:054-273-4900

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