インドネシア縫製事業の再編に関するお知らせ

平成 28 年 8 月 1 日


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インドネシア縫製事業の再編に関するお知らせ


当社繊維事業部門における縫製事業の再編の一環として、インドネシア国において縫製
子会社の生産拠点の集約を実施いたしますので、下記のとおり、お知らせいたします。



1.生産拠点集約の経緯
当社の繊維事業部門において、1990 年に設立した P.T.ダヤニガーメント・インドネシア
(DGI)は衣料製品の縫製事業の中核生産拠点として運営してまいりましたが、2012 年
以降、インドネシアの経済成長に伴う急激な労働コストの上昇の影響を受け、同社の
位置するジャカルタ近郊での衣料製品の生産は急速に競争力を失うこととなりました。
その一方で、当社はインドネシア国での縫製事業の需要拡大に応えるため、2011 年に
中部ジャワ地区に縫製子会社の P.T.ダイワボウ・ガーメント・インドネシア(DAI)を
設立し、縫製事業の商品アイテムの拡充と生産能力の増強を進めました。
こうした状況のもと、DGIの収益改善策として、DAIへの生産の一部移管による
規模の縮小均衡を進めてまいりましたが、その後も悪化の一途をたどる経営環境のもと
での同社の事業継続は困難との判断に至りました。かねてより同社の労働組合と協議を
重ねてまいりましたが、本年7月末日に基本合意を得ましたので、同社の解散とDAI
への生産拠点の集約の手続きを進めることとしました。
今後、DAIではDGIから移管された米国向けトランクス、パジャマや日本向けの
トランクス、寝装品、パジャマ、医療用コルセットなどの縫製品に、新たな商材として
婦人用ショーツを加え、素材から差別化した独自性のある縫製品生産の機能強化を図ると
ともに、同社を基点に大和紡績香港有限公司で展開する対米向けを中心としたグローバル
オペレーションを推進し、衣料製品ビジネスの拡大に取り組んでまいります。
2.解散子会社の概要
(1)名 称 P.T. DAYANI GARMENT INDONESIA (D.G.I.)
(2)主な事業内容 縫製業
(3)設 立 年 月 日 1990 年 4 月 4 日
(4)所 在 地 インドネシア国 西ジャワ州 ブカシ
(5)代 表 者 取締役社長 吉川 昌克
(6)資 本 の 額 US$ 2,400,000
(7)従 業 員 数 630 名(2016 年 6 月 30 日時点)
(8)主な株主構成 ダイワボウホールディングス株式会社 (出資比率 60.625%)
GKBI(出資比率 20.0%)
その他(出資比率 19.375%)
(9)生 産 数 量 約 400 万枚/年


<解散の日程>
2016 年 11 月 1 日 DGI 臨時株主総会 解散決議
2017 年 12 月 清算結了(見込み)
※既に引当金を前期に計上済みであり、当該子会社の解散による連結業績への影響に
つきましては、軽微であります。


3.生産集約子会社の概要
(1)名 称 P.T. DAIWABO GARMENT INDONESIA(D.A.I.)
(2)主な事業内容 縫製業
(3)設 立 年 月 日 2011 年 3 月 21 日
(4)所 在 地 インドネシア国 中部ジャワ州 プマラン
(5)代 表 者 取締役社長 萩原 勝
(6)資 本 の 額 US$ 2,000,000
(7)従 業 員 数 1,061 名(2016 年 6 月 30 日時点)
(8)主な株主構成 ダイワボウノイ株式会社 (出資比率 100.0%)
(9)生 産 数 量 約 780 万枚/年



以上

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