ユーグレナ社、バイオ燃料用の藻類生産実証研究施設にて再生可能エネルギー100%電力の使用を開始します

2020 年 11 月 4 日


ユーグレナ社、バイオ燃料用の藻類生産実証研究施設にて
再生可能エネルギー100%電力の使用を開始します
電力において CO2 排出量ゼロ、地産地消も実現!
株式会社ユーグレナ

株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、18 歳以下の初代 CFO
(Chief Future Officer:最高未来責任者、以下「CFO」 ※1 の提言を受け、2020 年 11 月 1 日より、バ

イオ燃料用の藻類生産実証研究施設である藻類エネルギー研究所(三重県多気町)において、再生可能
エネルギー100%電力の使用を開始しました。使用する再生可能エネルギー100%の電力は、みんな電力
株式会社(以下「みんな電力」
)を通じ、度会ウィンドファーム(三重県度会町)の風力発電による電
力を購入します。
※1 社会問題の解決を目指し未来を創っていくためには、将来世代による経営への参加が必要と当社は考えており、2019 年より 18 歳
以下の CFO(Chief Future Officer:最高未来責任者)というポジションを設けています https://www.euglena.jp/cfo/




三重県度会ウィンドファーム ユーグレナ社藻類エネルギー研究所
(背景:木質バイオマス発電所)
■再生可能エネルギー導入の背景
当社は、サステナビリティを軸とした事業を展開し、お客様が当社の展開する事業や商品に触れるこ
とで、未来のための持続可能な取り組みに寄与できることを目指しています。
2020 年 6 月、当社は 18 歳以下の初代 CFO の提言を受け、ペットボトル商品を全廃すること、およ
び 2021 年までに商品のプラスチック使用量を 50%削減することを決定※2 し、同年 10 月には会社から
廃棄するゴミの量を削減することを目的としたゴミ削減プロジェクト※3 を始動しました。
CFO からはこれらの取り組みに加えて、当社の生産設備における CO2 排出量のゼロエミッションに
向けた削減に取り組むべき、という提言をも受けております。今回、ゼロエミッションについても当社
内で検討を重ねた結果、まず第一歩として、再生可能エネルギーの導入が可能、かつ、電力の地産地消
が可能であると考え、藻類エネルギー研究所の「電力のゼロエミッション」を実施することにしまし
た。
なお、CO2 排出量の削減は、当社の環境に関するサステナビリティを実現するための 5 つの重要課題
(マテリアリティ)※4 の「気候変動の抑制」
「排出プラスチック量の削減」
「水の保全」
「廃棄物排出量
の削減」「ライフサイクルアセスメントの実施」のうち、
「気候変動の抑制」に貢献する取り組みにあた
ります。
※2 2020 年 6 月 29 日の当社のペットボトル商品全廃に関するリリース https://www.euglena.jp/news/20200629-2/
※3 2020 年 10 月 16 日の当社のゴミ削減プロジェクトに関するリリース https://www.euglena.jp/news/20201016-2/
※4 当社の環境に関するサステナビリティを実現するための重要課題(マテリアリティ)
https://www.euglena.jp/companyinfo/sustainability/environment/
■取り組み概要
当社の藻類エネルギー研究所は 2016 年に開設し、隣接する木質バイオマス発電所(株式会社中部プ
ラントサービス)の排ガスや排熱などを利用した燃料用微細藻類の研究培養を行なっています。今回、
みんな電力によって供給される再生可能エネルギー100%電力を導入することで、藻類エネルギー研究
所で使用する電力において CO2 排出量はゼロとなり、さらに環境負荷の低い研究施設となります。
また、みんな電力のブロックチェーンを活用した P2P 電力トラッキングシステム「ENECTION2.0」
※5
を利用し、藻類エネルギー研究所で使用する電力を、三重県度会町の大型風力発電所である度会ウィ
ンドファームの電力を使用することで、電力の地産地消も実現します。
※5 みんな電力が 2016 年に商用化したシステムで、ブロックチェーン技術を活用した電力トラッキングを通じて、発電所を特定した
電力供給を実施。30 分ごとに発電量と需要量をマッチングし、取引として約定しています



今後も、当社はサステナブルな社会の実現を目指し、取り組みの大小にかかわらず、まず一歩、環境
に配慮した取り組みの検討を進めていきます。



<みんな電力株式会社について>
大手印刷会社で新規事業を担当していた大石英司が、再生可能エネルギー事業会社として 2011 年に
設立。2016 年に発電者と生活者をつなぐ電力小売りサービス「顔の見える電力™️」を始めるなど、「納
得感を持って選択する」という体験の提供にこだわり、2020 年には清潔な空気環境の選択につながる空
気環境改善事業「みんなエアー」を開始。今後もソーシャル・アップデート・カンパニーとして、独自
のブロックチェーン技術を基盤とした「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す。
https://minden.co.jp/


<株式会社ユーグレナについて>
2005 年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)
の食用屋外大量培養技術の確立に成功。石垣島で生産したミドリムシ・ク
ロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売を行うほか、バ
イオ燃料の生産に向けた研究を行っています。2012 年 12 月東証マザーズ
に上場。2014 年 12 月に東証一部市場変更。
「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)
」を
ユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。
https://euglena.jp

6960