ユーグレナ社、ユーグレナ由来原料を100%使用した次世代バイオディーゼル燃料を試製、いすゞ、性能実証試験を実施

2022 年 11 月 2 日


株式会社ユーグレナ
いすゞ自動車株式会社


ユーグレナ社、ユーグレナ由来原料を 100%使用した次世代バイオディーゼル燃料を試製
-いすゞ、性能実証試験を実施-


株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:出雲充、 「ユーグレナ社」
以下 )
は、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ、以下「ユーグレナ」)から抽出した油脂のみ
を原料とした次世代バイオディーゼル燃料(以下「ユーグレナ由来原料 100%燃料」)を
試製し、いすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社⻑:⽚⼭正則、以下
「いすゞ」)が実施する性能実証試験において、ユーグレナ由来原料 100%燃料が石油由来
の軽油と同等の性能を有していることを確認したことをお知らせします。


両社は、2014 年から、ユーグレナを原料とした次世代バイオディーゼル燃料の実用化を
目指すため、共同研究契約を締結し、『DeuSEL®(デューゼル)プロジェクト』として
取り組みを進めてきました。
本プロジェクトにおいて、ユーグレナ社が製造する次世代バイオディーゼル燃料の性能
試験を、いすゞ製エンジンを用いて行い、この度、ユーグレナ由来原料 100%燃料が石油
由来の軽油と同等の性能を有していることを確認しました。


【性能試験結果】
【背景】
現在、国内外におけるバイオディーゼル燃料の製造に際しては、主な原料として使用済み
食用油が使用されていますが、世界規模でのバイオ燃料需要の高まりにより、使用済み食用
油の価格高騰や将来的な供給量不足といった問題が懸念されています。
一方で、ユーグレナは耕作不適地での培養が可能であることや、食用油の原料となる植物
よりも油脂生産の効率が高いといった特徴があるため、ユーグレナ由来原料 100%燃料を
製造することは、将来的なエネルギーの安定供給に向けた解決策の一つとなります。
また、原料となるユーグレナは、成⻑過程で光合成によって CO2 を吸収するため、
ユーグレナ由来原料 100%燃料は環境に配慮した燃料であると言えます。




微細藻類ユーグレナ ユーグレナ由来原料 100%燃料


■『DeuSEL®プロジェクト』について
ユーグレナ社 web サイト
https://www.euglena.jp/businessrd/energy/deusel/
いすゞweb サイト
https://www.isuzu.co.jp/company/sustainability/deusel/


以上

3075