JAK阻害剤(皮膚外用製剤)JTE-052の国内第III相臨床試験(比較試験)の速報結果について

2018 年 1 月 12 日
各 位
会 社 名 日本たばこ産業株式会社
代 表 者 名 代表取締役 小泉 光臣
(コード番号 2914 東証 第一部)
問 合 せ 先 IR 広報部(TEL 03-3582-3111 代表)
( )


会 社 名 鳥居薬品株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 髙木 正一郎
(コード番号 4551 東証 第一部)
問 合 せ 先 経営企画部(TEL 03-3231-6814)


JAK 阻害剤(皮膚外用製剤)JTE-052 の
国内第Ⅲ相臨床試験(比較試験)の速報結果について




日本たばこ産業株式会社(以下「JT」)及び鳥居薬品株式会社(以下「鳥居薬品」
)は、
JAK 阻害剤「JTE-052」の皮膚外用製剤について、2016 年 10 月に日本国内における共同開
発及び販売に関する契約を締結し、現在、アトピー性皮膚炎患者を対象として開発中の段
階にあります。
この度、日本国内で実施中の第Ⅲ相臨床試験のうち、比較試験の速報結果を得ましたの
でお知らせいたします。


本試験は、アトピー性皮膚炎患者を対象に、JTE-052 軟膏を 4 週間投与した際の有効性及
び安全性について、プラセボを対照とした二重盲検、無作為化、並行群間比較法により検
討する試験です。今回得られた速報結果では、有効性の主要評価項目である投与開始日を
基準とした最終評価時の mEASI スコア*の変化率について、プラセボに対する JTE-052 軟膏
の優越性が確認されました。また、JTE-052 軟膏の安全性及び忍容性に関して、特に大きな
問題は認められませんでした。
* 国内外のアトピー性皮膚炎の重症度評価として周知されている EASI(Eczema Area and Severity Index)スコアから、

頭頸部スコアを除いた mEASI(modified EASI)スコア
今後、本試験と並行して実施中の他の臨床試験の成績等をもとに、日本国内における製
造販売承認申請を目指します。


<アトピー性皮膚炎について>
アトピー性皮膚炎は痒みを伴い慢性的に経過する皮膚炎(湿疹)です。その根本には皮
膚の生理学的異常(皮膚の乾燥とバリアー機能異常)があり、そこへ様々な刺激やアレル
ギー反応が加わって発症すると考えられています。


以上

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