水稲栽培用の自動抑草ロボット「アイガモロボ」を開発する有機米デザイン株式会社へリード投資家として出資

2023年11⽉28⽇
ユナイテッド株式会社
(証券コード︓2497)



⽔稲栽培⽤の⾃動抑草ロボット「アイガモロボ」を開発する
有機⽶デザイン株式会社へリード投資家として出資


ユナイテッド株式会社(本社︓東京都渋⾕区、代表取締役社⻑ 兼 執⾏役員︓早川 与規、証券コード︓
2497、以下「ユナイテッド」
)は、 有機⽶デザイン株式会社(本社︓東京都⼩⾦井市、代表取締役︓⼭
中 ⼤介、以下「有機⽶デザイン」)へ、リード投資家として出資いたしました。




■有機⽶デザインの事業について
有機⽶デザインは、「地⽅都市の課題を希望に変える街づくり会社」であるヤマガタデザイン株式会社の
グループ会社で、国内外における有機⽶市場の拡⼤に向け、⽥んぼの⾃動抑草ロボット「アイガモロボ」
の開発と、有機⽶の⽣産⽀援および流通・販売の事業を展開しています。

「アイガモロボ」は有機⽶栽培時の主要課題である、除草の作業⼯数を⼤幅に削減できるプロダクトで
す。⽥植え後の⽥んぼに「アイガモロボ」を浮かべるだけで⾃律⾛⾏し、スクリューの⽔流による⽔の濁
りを⽣むことで太陽光を遮り光合成を防ぎ、巻き上げられた⼟が雑草種⼦を出芽できない柔らかい⼟の
層へ埋没させることで雑草を抑制するしくみです。また、ソーラーパネルを搭載しており、完全無⼈で⾃
律⾛⾏するため⾯倒な管理も不要です。




画像︓井関農機株式会社 アイガモロボ特設サイト( https://aigamo.iseki.co.jp/ )より引⽤



「アイガモロボ」は、2023 年 1 ⽉から 500 台限定で販売を開始し、全国各地で稼働しています。有機
⽶栽培は流通量が少ないため、 販路の確保は容易ではありません。 そこで有機⽶デザインは「アイガモロ
ボ」の普及により、有機⽶栽培農家を増やしていきながら、 有機⽶の流通⽀援まで⼀貫して⾏うことで、
⽣産者にとって新しいチャレンジをしやすい環境の構築を⽬指しています。


■ユナイテッドによる有機⽶デザインへの出資の背景
⽇本の基幹農業従事者は、 2010 年の 205 万⼈から 2020 年時点で 136 万⼈まで減少*¹し、そのうち 65
歳以上の割合が 70%を超えており、深刻な担い⼿不⾜・⾼齢化の問題を抱えています。また、⽶は⽇本
の農作物の約 18%を占め約 1.6 兆円にのぼる市場*²ですが、 買取価格は下落傾向で栽培に必要な農薬や
化学肥料の価格は⾼騰していることから、 ⽣産者の利益確保が難しい状況に陥っています。 さらに、化学
肥料が環境に与える影響も⼤きく、 国策として 2050 年までに有機農業取扱⾯積を現在の 0.6%から 25%
まで増加させることや、化学肥料の使⽤量を 30%抑える⽅針が打ち出されています*³。
⼀⽅、⽶の有機栽培は通常の慣⾏栽培と⽐較して除草⼯数が 5 倍以上*⁴かかるため、これまで有機栽培
の取り組みや⾯積拡⼤が難しい状況にありました。

有機⽶デザインが提供する「アイガモロボ」は、有機⽶栽培のハードルを⼤幅に下げる⾰命的なプロダク
トです。さらに、有機⽶デザインでは、有機⽶栽培に取り組む農家が、⽣産した有機⽶を全て出荷できる
よう流通の⽀援も⾏っており、農家の⽅が安⼼して有機⽶栽培にチャレンジできる環境づくりを進めて
います。国内の有機⽶栽培や有機⽶流通を加速させていくことで、⽇本の農家をより魅⼒的な産業へと
進化させる取り組みにユナイテッドは強く共感しています。

有機⽶デザインの事業はユナイテッドのパーパスである「意志の⼒を最⼤化し、社会の善進を加速する。

を体現する事業です。特に、⽇本国内での取り組み⾯積が最も広い稲作の領域が衰退しつつある中、有機
栽培への転換により利益率の最⼤化を⽀援し、⽇本の農業を魅⼒的なものにしていく取り組みに、当社
はパーパスとの親和性を感じています。そして、代表の⼭中⽒率いる有機⽶デザインのチームであれば
必ず実現できると信じ、この度出資することを決定いたしました。

■今後の展望
有機⽶デザインは今回調達した資⾦を、さらなる事業加速と組織拡⼤に向けた経営体制強化のため、各
事業・対応領域におけるコアメンバーの採⽤へ活⽤していく予定です。ユナイテッドとしても、有機⽶デ
ザインの事業拡⼤とさらなる成⻑に向け⽀援してまいります。

ユナイテッドは今後も、有望なビジネスモデルを持つベンチャー・スタートアップ企業への投資を積極
的に⾏ってまいります。

*¹︓農林⽔産省 変化する我が国の農業構造
(https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r3/r3_h/trend/part1/chap1/c1_1_01.html )
*²︓農林⽔産省 2020 年農林業センサス報告書
(https://www.maff.go.jp/j/tokei/census/afc/2020/030628.html)
*³︓令和 4 年有機農業をめぐる事情
(https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/meguji-full.pdf)
*⁴︓有機農業をめぐる我が国の現状について
(https://www.maff.go.jp/primaff/koho/seminar/2019/attach/pdf/190726_01.pdf)





■ユナイテッド株式会社 投資事業について
ユナイテッドは「意志の⼒を最⼤化し、社会の善進を加速する。 」をパーパスに掲げ、投資事業、教育事
業、⼈材マッチング事業の 3 つをコア事業としています。
投資事業においては、インターネットビジネスの黎明期から 20 年以上に渡って数々のベンチャー・スタ
ートアップ企業に投資を⾏い、投資先企業の成⻑・EXIT に寄り添ってまいりました。
現在は国内のシード〜アーリーステージのベンチャー・スタートアップ企業を主な投資対象としており
ます。投資はすべて⾃⼰資⾦で⾏っているため、柔軟かつスピーディーな意思決定が可能です。
投資後には、⻑年の事業運営・投資経験により培った事業・組織運営ノウハウの提供、及び資⾦調達・
EXIT ⽀援等を⾏っております。加えて、ハンズオン⽀援部隊である UVS*が事業戦略⽴案から実⾏に⾄
るまで、事業成⻑のための⼀気通貫の⽀援を⾏います。

*UVS(UNITED Venture Success)
︓キャピタリストチーム、バリューアップチームメンバーによって
構成されるハンズオン⽀援部隊

■会社概要
出資先名 ︓有機⽶デザイン株式会社
本社所在地︓〒184-0012 東京都⼩⾦井市中町 2-24-16
設⽴⽇ ︓2019 年 11 ⽉ 22 ⽇
代表者 ︓代表取締役 ⼭中 ⼤介
事業内容 ︓抑草ロボット「アイガモロボ」の開発、有機⽶の流通
URL ︓https://www.ymd1122.com/

ユナイテッド株式会社
本社所在地︓〒150-0002 東京都渋⾕区渋⾕ 1-2-5 MFPR 渋⾕ビル
設⽴⽇ ︓1998 年 2 ⽉ 20 ⽇
代表者 ︓代表取締役社⻑ 兼 執⾏役員 早川 与規
事業内容 ︓投資事業、教育事業、⼈材マッチング事業、アドテク・コンテンツ事業
URL ︓https://united.jp/




<本リリースに関するお問い合わせ先>
ユナイテッド株式会社 経営管理本部
広報担当 Email: press@united.jp





8459