ホテルシステム大手の株式会社富士通九州システムズとホテル事業におけるAIシステムの協業開始のお知らせ

日本を世界一豊かに。
その未来へ心を尽くす一期一会の「いちご」


平成 30 年 3 月 29 日
各 位
会 社 名 い ち ご 株 式 会 社
代 表 者 代表執行役会長 スコット キャロン
(コード番号 2337 東証第一部)
問合せ先 常務執行役管理本部長 吉松 健行
(電話番号 03-3502-4818)
www.ichigo.gr.jp


ホテルシステム大手の株式会社富士通九州システムズと
ホテル事業における AI システムの協業開始のお知らせ

いちごは、中期経営計画「Power Up 2019」において、新規事業の創出として、不動産×IT「不
動テック」を活用したビジネスの創出を掲げております。
この度、ホテルシステムの大手であり、AI(人工知能)技術や不動産と親和性の高い IoT
(Internet of Things)を有する富士通グループの株式会社富士通九州システムズ(以下、
「富士
)と AI システムにおいて(以下、
通九州」という。 「本 AI システム」という。
)協業すること
につき(以下、
「本協業」という。
)本日付で合意いたしましたので、下記のとおりお知らせい
たします。





1.概要
当社は、現時点において、26 ホテルを保有しており、運用するいちごホテルリート投資法人
(コード番号 3463)においても、21 ホテルを保有しております。現在、日本のホテル市場は、
東京五輪開催決定や観光政策の推進等によるインバウンド需要拡大を背景とし、大きな成長市場
となっている一方、新築ホテルの建設増加や民泊の普及により各地における競争は加速しており
ます。
当社は、心を込めて既存不動産に新たな価値を創造する「心築(しんちく)
」を軸とした事業
展開を行っており、本 AI システムではホテルの価値向上を目指し、ホテル顧客の満足度向上と
ホテル収益の最大化を図る IT ソリューションを開発・導入してまいります。
本 AI システムにおきましては、富士通九州の IoT を活用し収集した情報を Big Data(Cloud)
として集約し、集積された Big Data を AI により判断することでホテルの収益の最大化を図るた
め、当社がこれまで培ったレベニューマネジメント(ホテル売上管理)のノウハウをシステム化
いたします。また、ホテルの従業員においては、ホテルで発生した事象を見逃すことなく、効率
的に対応することが可能となり、ホテル顧客への誠実なおもてなしに集中出来る環境を提供する
とともに、ホテル顧客においては、当該 IT ソリューションの導入により、ホテル滞在中もしく
は宿泊施設選定等において、リアルタイムかつ必要な情報を適宜提供してまいります。





■ 本 AI システムのイメージ図




Big Data
IoTを活用した AIを活用した
顧客満足度 情報収集 状況判断 ホテル収益の
向上 クラウド 最大化
サービス
AI
IoT (人工知能)




2. 本協業の内容
(1) いちごのレベニューマネジメントシステムと富士通九州のホテル運営システムのシステム
連携の開発
(2) 富士通九州のホテル運営システムとスマートロックのシステム連携の開発およびいちごが
保有、運用するホテルへのスマートロック導入
(3) 富士通九州のホテル運営システムと自動チェックイン機のシステム連携の開発およびいち
ごが保有、運用するホテルへの自動チェックイン機導入
(4) いちごのレベニューマネジメントシステムを富士通九州のサービスとして販売
(OEM 提供)
(5) 富士通九州のホテル運営システムをいちごのサービスとして販売(OEM 提供)
(6) いちごのレベニューマネジメントシステムで生成するデータを富士通九州といちごの AI
により解析し、計算ロジックのパターンを最適化


3. 本協業相手先の概要
① 名称 株式会社富士通九州システムズ
② 所在地 福岡市博多区東比恵一丁目 5 番 13 号
③ 代表者 代表取締役社長 松井 和男
④ 主な事業内容 システム企画・コンサルティング、システム・インフラ構築サ
ービス、業種業務パッケージ / クラウドサービス開発 販売、

運用保守 / 運用支援サービス 等
⑤ 資本金 3 億円(2018 年 2 月末現在)富士通株式会社 100%出資
⑥ 設立年月日 1981 年 7 月 20 日
⑦ 上場会社と当該会社との関係
資本関係 該当事項はありません。
人的関係 該当事項はありません。
取引関係 該当事項はありません。
関連当事者への該当状況 該当事項はありません。

4. 本協業の合意日
2018 年 3 月 29 日


5. 今後の見通し
本協業に伴う業績への影響は、2018 年 4 月 18 日開示予定の 2019 年 2 月期連結業績予想に織
り込んでまいります。本 AI システムを通じ、ホテル事業における顧客満足度向上と収益最大化
を図るとともに、資本生産性の高いノンアセットビジネスの新たな収益基盤の確立を図ってまい
ります。


6. その他
本件に関連し、富士通九州から「ホテル業界向け新 AI サービスをいちご株式会社と共創」が
本日付で開示されておりますので、ご参照下さい。
www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/resources/news/press-releases/2018/0329.html


以 上





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