ドローン開発部設置のお知らせ

平成 29 年 6 月 27 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 N J S
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 村 上 雅 亮
(コード番号:2325 東証第一部)
問 合 せ 先 管理本部 人事総務部長 小笠原 剛
(TEL:03-6324-4355)


ドローン開発部設置のお知らせ

当社は平成 29 年 6 月 27 日開催の取締役会において、無人航空機(通称:ドローン)に関する技
術開発の促進とドローンビジネスの推進を目的として、ドローン開発部を設置することと致し
ましたので、下記のとおりお知らせします。



1.ドローン開発部設置の背景と目的
ドローンは、近年 ICT の進歩により性能が向上し用途が拡大しています。空撮機能を活用し
た測量、災害調査、インフラ点検、施工管理の他、流通や農業分野でも利用され始めています。
今後、AIやIoTの技術進歩とともに、効率的な情報収集や作業手段として普及していくも
のと予想されます。
当社ではドローンの小型飛行機としての特性を生かして、下水道管路等の閉鎖性空間におけ
る調査技術としてドローンの開発を進めてきましたが、この度、閉鎖性空間での安定飛行に成
功し実用化への目途を付けることができました。これは、これまで空撮や簡易な作業手段と考
えられていたドローンに対して、新たな用途と可能性をもたらすものと注目されています。
今後は、実用化に向けた開発を促進し、あわせて本技術を活用したビジネス開発とマーケテ
ィングを推進していく予定です。ドローンビジネスは、成長産業として多くの企業が注目して
いるところであり、迅速な対応が求められています。
以上の背景の下に、ドローン技術の開発とドローンビジネスのスピーディな推進を目的とし
て、ドローン開発部を設置するものです。
ドローン開発部の設置目的は次のとおりです。
(1)ドローン機体及び関連する機器・システムの開発
(2)ドローンを活用したビジネス開発
(3)ドローン機体及び関連システムのマーケティング
なお、ドローンを活用したビジネス開発は、上下水道の分野を超えて閉鎖性空間での調査が
必要となる幅広いインフラ事業への適用を目指します。
2.ドローンによるインフラ調査ビジネスの概要
当社が開発した閉鎖性空間調査ドローン「Air Slider」は、下水道管路のような閉鎖性空間で
も安定した飛行が可能であり、目視あるいは自動での飛行が可能で、精細な画像データをリア
ルタイムで取得することができます。この機能を生かして、これまで点検ができなかった管路
内部や施設内部の点検を行い診断するとともに、さらには関連データを含めてシミュレーショ
ンし、ライフサイクルコスト、老朽化リスク、環境負荷等の面から、最適対策案を選定するシ
ステム構築およびサービスの提供を目指します。
システム概要は図 1 のとおりです。




図 1 ドローンを活用したインフラ調査システム


3.ドローン開発部概要
ドローン開発部の概要は次のとおりです。
・組織名称:開発本部 ドローン開発部
・設置時期:平成 29 年 10 月 1 日
・ドローン開発部長:稲垣裕亮
なお、当社の閉鎖性空間調査ドローン「Air Slider」は、平成 29 年 7 月 19 日~21 日に東京ビ
ッグサイトにて開催される「インフラ検査・維持管理展」の当社ブースにて展示予定です。


以上

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