ニッポンハムグループ「Vision2030」策定に関するお知らせ

2021 年3月 22 日


各 位
会社名 日本ハム株式会社
代表者名 代表取締役社長 畑 佳 秀
(コード番号 2282 東証第一部)

問合せ先 広報IR部 松 田 知 也
(TEL 06-7525-3031)




ニッポンハムグループ「Vision2030」策定に関するお知らせ

当社は、2021 年4月からの新たな中期経営計画のスタートにあたり、企業理念を追求する上でのマイ
ルストーンとして、ニッポンハムグループ「Vision2030」を策定しましたのでお知らせいたします。



1.
「Vision2030」策定の背景
(1) 企業理念
当社グループは、企業理念に「食べる喜び」を基本のテーマとし、時代を画する文化を創造
し、社会に貢献することを掲げています。「食べる喜び」とは食を通してもたらされる「おいし
さの感動」と「健康の喜び」を表しており、これは、人々の幸せな生活の原点だと考えていま
す。更には、「おいしさの感動」と「健康の喜び」を国内のみならず世界の人々と分かち合いた
いと願っています。


(2) お届けしてきた価値
1942 年創業時のハム・ソーセージ製造販売の事業領域は、「たんぱく質」を中心に、食肉、加
工食品をはじめ、様々な分野へと広がっています。肉・魚・乳製品などを通じて『体と心をつ
くる「たんぱく質」の安定供給』を基盤として、食卓に「おいしさ」という価値を提供するこ
とにより「食べる喜び」を創出してきました。また「高次元の品質 No.1 経営」のもとで、独自
の品質保証体制による「食の安全・安心」をベースに、信頼され選ばれる企業グループとなる
ことを目指して現在に至っております。


(3) 当社グループのストロングポイント
当社グループは、食肉においては、国内外における強固な生産・調達網を背景に国内トップ
シェアを有しています。また、ハム・ソーセージや加工食品においてもトップ級のシェアを占
めています。更には、豊富なノウハウや充実した人員体制に基づく高度な品質管理能力、「シャ
ウエッセン」に代表される商品の企画・開発力と、それを支える国内約 70 ヶ所の製造拠点があ
り、食品メーカーとしての高い「モノづくり力」を有していることに加え、国内約 130 ヶ所に
張り巡らせた物流網もあり、調達から需給調整、開発・製造、販売物流まで全て自社グループ
のリソースとして保有しており、これらストロングポイントを背景に様々な価値をお届けして
まいりました。


一方、2030 年に向けた環境変化の大きな流れ(新型コロナウイルス感染症に伴う新しい生活
様式に加え、世界の人口増加による食糧不足、SDGs への意識の高まり、食ニーズの多様化、DX
や AI・IOT を活用したフードテック、グローバル経済の拡大等)に対応して、新たな価値を加
えた「食べる喜び」を創り出していくことが必要となっています。


2.
「Vision2030」策定の目的
当社グループは上記の通り、体の 1/5 を占め、人が生きる上で欠かせない栄養素である「た
んぱく質」に、創業以来向き合ってまいりました。この「たんぱく質」をベースに安全・安心
でおいしい食品を安定的にお届けしていく責任と使命は変わりませんが、これに加え、外部環
境の変化に伴う課題と、ライフスタイルの変化に伴う多様な食シーンにもしっかりと取り組ん
でいくべく、「Vision2030」を策定いたしました。
「Vision2030」は、これまでの提供価値である「安全・安心」
「おいしさ」に加え、常識に
とらわれない「自由」な発想で「たんぱく質」の可能性を広げることで、社会環境や人々のラ
イフスタイルの変化に対応する多様な食シーンを創出し、毎日の幸せな食生活を支え続けたい
という当社グループの想いを「2030 年におけるありたい姿」として表現しています。




たんぱく質を、もっと自由に。
ニッポンハムグループは、もっと自由な発想で、
生きる力となるたんぱく質の可能性を広げていきます。
環境・社会に配慮した安定供給を行い、
人々が食をもっと自由に楽しめる多様な食生活を創出していきます。




3.その他
「Vision2030」の概要や目標数値、また「Vision2030」に基づく次期中期経営計画の概要につい
ては、2021 年5月中旬に公表する予定です。


以上





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