「コンテクストクラスタリング」日本特許査定のお知らせ

2015 年 10 月 15 日
報道資料
株式会社UBIC
(コード番号:2158、東証マザーズ)
(ティッカーシンボル:UBIC、NASDAQ)



「コンテクストクラスタリング」
日本特許査定のお知らせ
~電子メールのグルーピングによりレビュー作業を効率化~


米ナスダックと東証マザーズに上場し、人工知能を駆使したビッグデータ解析事業
を手がける UBIC(本社:東京都港区、代表取締役社長・守本正宏)は、「コンテクス
トクラスタリング」に関連する特許査定謄本を日本国特許庁より受領いたしました。
このたび、登録のための手続きが完了したことをお知らせいたします。この技術は、
互いに類似する電子メールをあらかじめ分類(クラスタリング)することで、レビュ
ー作業の効率化を実現するものです。

出願番号:特願 2012-263086 ※登録番号未付与
特許出願日:平成 24 年(2012 年)11 月 30 日

現在のeディスカバリやデジタルフォレンジックにおいて、調査対象として大きなウ
ェイトを占めるデータは電子メールです。実際のレビュー作業において、この電子メ
ールを脈絡なく調査するのはレビュアーにとって大きな負担となり、作業効率の低下
を招きます。

今回特許を取得した「コンテクストクラスタリング」は、件名、送信者、送信日時と
いったメールのメタデータなどからメールスレッドの類似度を計算し、類似性が高い
と判断されたメール群をデータセット(クラスタ)にまとめます。レビュアーはこの
データセット単位でレビューを行うことで、体系立てた調査が可能となり、作業の効
率化が実現されます。また、Predictive Coding®と組み合わせることで、データセッ
トに含まれる電子メールを重要度によって表示することが可能となり、さらなる作業
の効率化が可能になります。

この機能は、企業が保有するビッグデータ解析のためのプラットフォーム「Lit i
View(リット・アイ・ビュー)の各製品に搭載されています。

当社は、人工知能応用技術の研究開発・知的財産獲得をさらに推進することによ
り、医療・ヘルスケア、デジタルマーケティング、ビジネスインテリジェンスなどの





多様なデータ解析ソリューションへの展開を目指しており、その実現によって、より
よい未来の創造に邁進してまいります。なお、本件における通期業績に与える影響は
軽微です。

※特許査定…特許庁審査官による審査の結果、発明に対して特許権付与が承認されることをい
います。特許査定後、出願人が登録料を納付することにより、特許発明が登録原簿に登録さ
れ、特許権が発生するとともに、登録番号が付与されます。


※Lit i View は当社の登録商標です。


【UBIC について】URL: http://www.ubic.co.jp/
株式会社 UBIC は、独自開発の人工知能「バーチャルデータサイエンティスト(VDS)
」によ
り、ビッグデータなどの情報解析を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子
データの証拠保全と調査・分析を行う e ディスカバリ(電子証拠開示)や、コンピュータフォ
レンジック調査を支援する企業として 2003 年に創業。自社開発のデータ解析プラットフォー
ム「Lit i View®(リット・アイ・ビュー)、アジア言語に対応した「Predictive Coding®(プ

レディクティブ・コーディング)」技術などを駆使し、企業に訴訟対策支援を提供しています。
訴訟対策支援で培った人工知能「VDS」は、専門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の思
考の解析から、未来の行動の予測を実現、最近では医療やビジネスインテリジェンス、マーケ
ティングなどの領域に VDS を活用し、事業の拡大を進めています。2003 年 8 月 8 日設立。2007
年 6 月 26 日東証マザーズ上場。2013 年 5 月 16 日 NASDAQ 上場。資本金 1,688,433 千円(2015
年 3 月 31 日現在)





<本件に関するお問合せ先>
株式会社 UBIC 広報担当 池内・小越
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345





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