FRONTEOの医学論文探索AI「Amanogawa」、科研製薬で導入

2022 年 5 月 25 日
報道資料
株式会社 FRONTEO



FRONTEO の医学論文探索 AI「Amanogawa」、
科研製薬で導入

株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)
は、医学論文探索AI「Amanogawa」が科研製薬株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社
長:堀内 裕之、以下 科研製薬)で導入されたことをお知らせいたします。


科研製薬は、現代物理学の父とされる仁科 芳雄氏、ノーベル賞受賞者・湯川 秀樹氏、朝永
振一郎氏など、日本の科学史上、極めて重要な科学者を多数輩出してきた財団法人理化学研究所
をルーツとして、1948年に設立されました。同年のペニシリンの製造販売をはじめ、様々な医
薬品の開発・製造販売を行い、特に皮膚科・整形外科などの治療領域を強みとしています。
Amanogawaは、本社ならびに京都・静岡の新薬創生センターにて使用される予定です。


科研製薬株式会社 新薬創生センター長 原田達広氏のコメント
「FRONTEO社独自のAIエンジンを搭載したAmanogawaによる情報探索を行えるようになっ
たことで、必要な情報を極めて短時間で取得でき、加えて、従来の文献検索では達成できなかっ
た新たな気付きに結びつく情報と出会えるようになると考えます。これらの情報を活かし、創薬
研究を加速することで、当社はこれまで以上に多くの優れた医薬品を提供し、患者さまのクオリ
ティ・オブ・ライフの向上に貢献してまいります。」


Amanogawa(https://lifescience.fronteo.com/aidiscovery/amanogawa/)は、FRONTEO独自
のAIエンジン「Concept Encoder(商標:conceptencoder、読み:コンセプトエンコーダー)」
を搭載した論文探索AIシステムです。調べたい単語や文章、仮説などを入力すると、AIが
PubMed*に掲載されている3000万報以上の論文データの中から、関連する論文を瞬時に検出し
ます。AIの活用により、人による作業では膨大な時間を要していた論文探索・分析が大幅に効率
化されることに加え、従来のキーワード検索では発見できなかった情報や、検索者によるバイア
スの掛からない情報を見つけることが可能となり、医学・創薬研究における客観的・網羅的な分
析を実現します。


FRONTEOは、AIシステムの提供を通じて医療・医学・薬学の発展に貢献できるよう、研究開
発を進めてまいります。

*PubMed:米国国立医学図書館内の国立生物科学情報センターが作成する生物医学領域の論文データベース


■Concept Encoderについて
URL:https://lifescience.fronteo.com/technology/conceptencoder/



「Concept Encoder」は、FRONTEOがライフサイエンス分野に特化して開発した自然言語解析AI
(人工知能)です。自由記述のテキストデータを大量に含むメディカルデータを、エビデンスに基づ
いて有効に解析・活用することを目的に、2018年に開発されました。「Concept Encoder」はテキス
ト以外のデータとの共解析も可能であり、ライフサイエンス領域に蓄積されてきた遺伝子発現情報・
バイタルサインや各種検査値などの数値データとの共解析の研究を進めています。特許登録番号:特
許第6346367号


■FRONTEO について URL: https://www.fronteo.com/
FRONTEO は、自然言語処理に特化した自社開発 AI エンジン「KIBIT(読み:キビット) と
」 「Concept
Encoder」、「Looca Cross」を用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽
出し、企業のビジネスを支援する、データ解析企業です。2003 年 8 月の創業以来、企業の国際訴訟を
支援する「e ディスカバリ(電子証拠開示)」や「デジタルフォレンジック調査」などのリーガルテッ
ク事業をメインに、日本、米国、韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。同事業で培った
AI 技術をもとに、2014 年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野、経済安全保障
へと事業のフィールドを拡大し、AI を用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、
認知症診断支援、金融・人事・営業支援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。2007 年 6 月
26 日東証マザーズ(現:東証グロース)上場。2021 年 1 月第一種医療機器製造販売業許可を取得(許
可番号:13B1X10350)、同 9 月管理医療機器販売業を届出(届出番号:3 港み生機器第 120 号)。資
本金 3,034,846 千円(2022 年 3 月 31 日現在)。


※FRONTEO、KIBIT、conceptencoder、AmanogawaはFRONTEOの日本における登録商標です。




<報道関係者のお問合せ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当
Email:pr_contact@fronteo.com


<ライフサイエンス AI 事業に関するお問合せ先>
株式会社 FRONTEO ライフサイエンス AI 事業本部
https://lifescience.fronteo.com/contact





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